2016年 基本書フレームワーク講座☆行政法 第16・17・18回(知識のバラバラ化を防ぐために | リーダーズ式 合格コーチ 2024

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「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」


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1 フォロー講義


行政法は、知識優位型の典型科目です。


したがって、問題文のキーワードを見た瞬間、そのキーワードに関連する知識を

「アタマ」の中から瞬時に検索できることが求められています。


細かい「点」の知識が無数に散らばっている状態では、本試験の現場で、迅速か

つ正確に知識を検索することは不可能です。


この意味でも、細かい「点」の知識を闇雲に「記憶」するような学習では、やはり限

界があるのではないでしょうか。


記憶力がもの凄い方を除いて・・・


行政法は、 ①総論部分(一般的法理論)、②事前手続、③事後手続というように、

大きく3つのパーツから成り立っています。


行政法を学習する上で大切なことは、この3つのパーツをバラバラに学習するので

はなく、3つのパーツの「つながり」を意識することです。


例えば、行政法総論で学習する行政行為・行政立法・行政指導・行政計画等は、

②事前手続、③事後手続とどのように関連しているのか?


知識と知識の「つながり」


人は、知識と知識の「つながり」が見えてきたとき、学ぶことの面白さを感じ、モノ

ゴトを理解したと感じるそうです。


基本書フレームワーク講座において、大学教授の基本書をテキストとして使用する

意図も、この点にあります。


体系的理解=知識と知識の「つながり」


せっかく法律の学習をするのですから、受講生の皆さんは、知識と知識の「つなが

り」を意識しながら、「学ぶ」ことの面白さを味わってほしいと思います。


そして、何よりも、こういう大学教授の基本書で、きちんと法律を学習していきたい

という皆さんの「つながり」を作っていくのが、基本書フレームワーク講座のコンセプ

トでもあります。


≪基本書フレームワーク講座のコンセプト≫


知識と知識の「つながり」

人と人の「つながり」


2 復習のポイント


① 行政指導


ますは、総整理ノートで、①法律による行政の原理、②司法的救済の「視点」から

行政指導を整理する際のフレームワークを「アタマ」の中に作ってみてください。


知識整理のためのフレームワーク☆


平成21年度の行政計画の出題も、上記①②の出題の「ツボ」通りの出題でしたの

で、行政行為以外の行政作用については、上記①②の「視点」が重要になってき

ます。


行政指導は、


取消訴訟の訴訟要件である「処分性」と関連しますので、「行政法」p141とp273を

リンクさせておいてください。


知識と知識の「つながり」


次に、「行政法」p139以下で、行政手続法の行政指導の条文について、知識を整

理しておいてください。


最後に、パワーポイント「第10章-②③」で、行政指導の中止の求めと行政指導

の求めについて、制度と条文を確認しておいてください。


もっとも、この改正部分については、昨年、多肢選択式で直球で出題されています

が・・・


② 行政計画


まずは、総整理ノートで、行政指導と同様に、①法律の根拠、②司法的救済の視

点から、知識を整理しておいてください。


行政計画は、


取消訴訟の訴訟要件である「処分性」と関連しますので、「行政法」p153とp275をリ

ンクさせておいてください。


知識と知識の「つながり」


次に、小田急高架訴訟の2つの判例について、その住所(テーマ)を、①訴えの提

起→②要件審理→③本案審理→④判決のフローで確認しておいてください。


小田急高架訴訟の本案判決については、次回、行政裁量のところで詳しくみてい

きます。


③ 行政調査


まずは、「行政法」p156以下で、行政調査について、任意調査と強制調査とを区別

して、それぞれどのような点が問題となるのかを把握しておいてください。


次に、総整理ノートp45の図表で、任意調査・強制調査(実力強制調査・間接強制

調査)について、法律の根拠、令状の要否について、具体例と関連させながら知識

を整理しておいてください。


もっとも、行政調査は、平成26年度に出題されていますので、しばらくお休みかもし

れませんが・・・



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