2016年 基本書フレームワーク講座☆行政法 第4・5・6回(汎用性のある使える知識の記憶を!) | リーダーズ式 合格コーチ 2024

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「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」


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1 フォロー講義


前回から基本書フレームワーク講座行政法が始まりましたが、昨年の本試験以降、

行政法と久ぶりに会った方も多いのではないかと思います。


基本書フレームワーク講座行政法


行政法は、知識がアタマの中から抜けていくのが早いですが、逆に、知識がアタマ

の中に入っていくのも早い科目ですから、約7ヶ月ぶりの方でも大丈夫です。


しばらくは、記憶のリハビリが続くかもしれませんが・・・


資格試験の勉強、最後は、いかに精度の高い記憶が出来ているか、つまり、記憶

の勝負となってくることはよく言われていることです。


ただ、すべてを記憶することは出来ないので、①何を、②どのように記憶すれば本

試験で得点することができるのかという視点から、記憶の選択と集中が必要になっ

てきます。


この知識の選択と集中が、出題のツボです。


過去問や肢別本をただ何回も繰り返し解いても合格点が取れないのは、過去問

や肢別本だけでは、知識量が不足しているだけでなく、一つ一つの選択肢は、汎

用性のある知識ではないからです。



過去問や肢別本の問題を少し変えられると、途端に、答えが出なくなってしまう方

が多いのも、このためです。


過去問や肢別本の一つ一つの選択肢は、汎用性のないバラバラの具体的な知

識ですから、それらを、グルーピング→抽象化して、本試験で使える汎用性のあ

る知識に変えていく必要があります。


汎用性のない使えない知識→汎用性のある使える知識へ


汎用性のある使える知識とは、過去問や肢別本の一つ一つの選択肢を、同じグル

ープで集約して、ツリーやフローで体系化したり、マトリックスで図表化した知識の

ことです。


このように、汎用性のある知識を、ツリー、フロー、マトリックスなどの図解に落とし

込んでいけば、使える知識となり、記憶もし易くなってきます。


以上のように、資格試験の勉強は、記憶から逆算してやっていくと、とても効率的

です。


記憶→集約→理解


受講生の皆さんには、何が汎用性のある使える知識なのかは、講義の中で、実際

に過去問のグルーピングをしながらお話しています。



受講生の皆さんは


この汎用性のある使える知識を、記憶用のツールであるリーダーズ式☆総整理ノ

ートを有効に活用しながら、早いうちから、記憶の作業を始めてみてください!


2 復習のポイント


① 行政上の法律関係


まずは、「行政法」p28以下、総整理ノートp5以下で、行政上の法律関係と民法の

適用の可否について、各判例の結論を、ざっくりと整理しておいてください。


① 自作農創設特別措置法に基づく農地買収処分と民法177条(最判昭28.2.18)×

② 租税滞納処分による差押えと民法177条(最判昭31.4.24)○

③ 国の安全配慮義務違反による損害賠償責任の消滅時効(最判昭50.2.25)○

④ 公立病院の診療にかかる債権の消滅時効(最判平17.11.21)○

⑤ 公営住宅の使用関係と民法・借地法(信頼関係の法理)(最判昭59.12.13)○

⑥ 公営住宅の入居者死亡と賃借権の相続(最判平2.10.18)×

⑦ 建築基準法65条と民法234条(最判平元.9.19)×


また、「行政法」p31以下、総整理ノートp2以下で、信頼保護原則に関連する判例

のロジックを、きちんと理解しておいてください。


昨年は、国の安全配慮義務違反による損害賠償責任の消滅時効の判例が、国と

国家公務員との法律関係の問題として出題されていますが、このテーマは、最近

では、頻出テーマとなっていますので、今年も要注意テーマです。


次に、パワーポイント「第4章-②」で、公物について、基本事項を確認した上で、

「行政法」p34以下の判例を整理しておいてください。


なお、行政財産の目的外使用許可の撤回に関する判例については、この後、詳し

くみていきます。


公物概念は、国家賠償法2条の「公の営造物」と同義ですので、「公物」と「公の営

造物」をきちんとリンクさせておいてください。


公物は、出題サイクル的には、そろそろ危ないテーマです。


② 行政組織法


まずは、「行政法」p36・39、総整理ノートp195・196で、行政主体と行政機関の定義

と具体例をしっかりと「記憶」しておいてください。


こういう定義等については、理解ではなく「記憶」ですから、なるべく早いうちに「ア

タマ」の中に入れてみてください。


講学上使用される「行政機関」概念(作用法的行政機関概念)と、国家行政組織法

使用される「行政機関」概念(事務配分的行政機関概念)は異なります。


前者は、人(個々の職)に着目した概念であるのに対して、後者は、組織に着目し

た概念ですので、混乱しないようにしておいてください。


作用法的行政機関概念と事務配分的行政機関概念の相違点については、平成24

年度に多肢選択式で出題されています。


このように、行政法は、いわゆる講学上の概念と実定法の概念が異なる場合が、

多々ありますので、定義は大切にしていってください。


次に、パワーポイント「第5章-④⑤」、総整理ノートp198で、権限の代理と権限の

委任について、権限の移転がある・なしの「視点」から、知識を整理しておいてくだ

さい。


行政法は、他の科目以上に、「フレームワーク」が重要な科目ですから、パワーポ

イントの「ツリー」を中心に、基本的は「フレームワーク」は、早めにアタマの中に入

れていってください。


フレームワーク思考!


なお、国家行政組織法も、試験範囲に入っており、頻出してしますので、過去問で

頻出している条文知識を中心に、条文に目を通しておいてください。


国家行政組織法は、この後の行政立法と関連するところが頻出していますので、

行政立法のところでも、再度、確認していきます。


③ 国家公務員法


まずは、パワーポイント「公務員法②」、総整理ノートp205以下で、公務員の類型

及び人事院の内容について、知識の確認を行ってみてください。


人事院については、準立法作用と準司法作用が特に重要です。


次に、パワーポイント「公務員法③」、総整理ノートp209で、懲戒処分と分限処分

について、p209の図表の知識をきちんと記憶しておいてください。


懲戒処分と分限処分についても、この後、行政行為のところでお話しする、事前

→事後の「フレームワーク」が役立ちます。


フレームワーク思考


公務員法については、講義中に過去問を検討したように、誰でも、何を、どのよう

に記憶しておけば本試験で得点することができるのかがわかると思います。


したがって、懲戒処分と分限処分については、汎用性のある使える知識である、

総整理ノートp209の図表をきちんと記憶しておくことが重要です。



このように、基本書フレームワーク講座では、講義中に過去問を検討しながら、今

年の本試験で出題が予想される大問のテーマごとに、何を、どのように記憶してお

けば本試験で得点することができるのか、つまり、出題のツボを伝授していきます。


受講生の皆さんは


是非、この汎用性のある使える知識である出題のツボを、なるべく早めに、記憶用

ツールである、リーダーズ式☆総整理ノートを使って、記憶していってほしいと思い

ます。


≪合格者の推薦文≫


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『過去問の繰り返しからの脱却で、昨年度136点から一気に216点で合格!』

平成27年度行政書士試験合格者

加藤隆顕


平成26年136点の惨敗・・・。


途方に暮れていた時に出会ったのが山田先生でした。


「過去問だけでは出題範囲を網羅できないから、過去問をいくら完璧にしたって

合格レベルには達しませんよ。出題範囲を網羅したテキストを使いましょう。」


「理解の為に、出題者と同じような問題意識を持つ大学教授の基本書を使って講

義します。」


「仕事でも役に立つ、フレームワーク思考を使って整理します。」


資格試験を取るという単独の理由だけで高いお金を払う意義を感じられなくて、予

備校に通わず勉強しようと決めた受験当初。結果的に迷走。勉強も2年を超えた。


これ以上受験に時間を掛けたくない。


山田先生の講義は、そんな私に完璧なアナウンスでした。


山田先生の授業を受ける前は、過去問を網羅して理解することが、すなわち、出

題範囲を網羅することなのだと無根拠に信じていました。


悲しいかな、一人で勉強していると、自分のやり方を疑う事は物凄く労力がいるの

で、そもそもそれを疑うこと自体拒否してしまいます。


また、疑ったところでその他の手段が分かりません。


疑問を抱えながらも過去問を繰り返し回すというやり方を盲信してしまっていたの

です。


過去問の繰り返しでは試験範囲を網羅できないという先生からの指摘に大きく頷

き、これまでの勉強方法を改めようと決心できました。


大学教授の基本書を使うということも魅力でした。


学生時代はアルバイトに明け暮れてあまりに不学だったので、30代となった今、

基本書を理解しながら体系的に学ぶということに、ある種の憧れを感じていました。


実際、基本書を使っての勉強は理解力の向上にとても役に立ちました。特に行

政法では、読んで覚えたところがそのままテーマとなって出題されます。


読んで理解、繰り返して記憶、問題を解けばサクサク解ける。


快感でした。


そしてやるからには勉強を仕事にも活かしたい。


森から木、木から枝、枝から葉。定義→分類→グルーピング。具体と抽象の往復、

フロー図、ツリー図、相関図、表形式のまとめ。


リーダーズ研究所が提供するそれらは頭の整理に適切です。受験の為に必要な

知識整理に大変役立つことは勿論、アナウンスの通り、思考をそのまま仕事に活

用する事が出来ました。


平成27年本試験では、

行政法満点、択一のみで180点を超え、無事合格できました。


運頼みにしない、本質的な理解が山田先生の元にあったように思います。


すばらしい知的冒険の1年間でした。


ありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。


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