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1 フォロー講義
実践講義マスター民法の講義の中でも、制度と制度の「比較」を問う問題やプログ
レカードが、かなり出てきましたので、ここで少しまとめておこうと思います。
まずは、過去問分析(制度と制度の「比較」問題:制度横断問題も含む)から。
≪平成21年度≫
問題29 抵当権と根抵当権
問題30 各種催告の横断問題
問題32 各種費用償還請求権の横断問題
問題34 各種不法行為の横断問題
問題35 相続欠格と相続人の廃除
≪平成22年度≫
問題27 制限行為能力と意思表示の横断問題
問題28 時効中断の効力の横断問題
問題32 委任と事務管理
問題34 嫡出否認の訴えと親子関係不存在確認の訴え
問題35 相続に関する横断問題
≪平成23年度≫
問題27 無効と取消し
問題31 連帯債務と連帯保証
問題32 各種契約類型と契約解除の横断問題
問題33 委任と事務管理
問題46 表見代理と使用者責任
≪平成24年度≫
問題27 権利能力と制限行為能力および意思能力
問題28 代理と使者
問題29 囲繞地通行権と地役権
問題31 担保責任に関する横断問題
問題32 無償契約の横断問題
問題33 合意解除と債務不履行解除
問題35 相続に関する横断問題
問題45 保証人と物上保証人
≪平成25年度≫
問題29 留置権と同時履行の抗弁権
問題32 賃貸借契約の横断問題
このように、過去問を分析してみると、 民法の問題が急激に難化した平成21年度
から、制度と制度の比較問題や各制度を横断的に問う問題が増加していることが
わかります。
もっとも、昨年度は、制度と制度の比較問題や各制度を横断的に問う問題が少な
かったため、近年で、最も得点率の高い年になっていますが・・・
平成21年度~平成25年度の本試験で出題された比較問題も含めて、他資格試験
において頻出している主な制度比較問題のテーマは次の通りです。
(1)共有と合有と総有(C018)
(2)無権代理と他人物売買(行政書士試験平成15年度・平成19年度)
(3)無効と取消し(C048)
(4)取得時効と即時取得(大村基本民法Ⅰ)
(5)消滅時効の起算点と履行遅滞の起算点(C059)
(6)物権と債権(C066)・地上権と賃借権(C090)・留置権と同時履行の抗弁権
(C163)
(7)不動産物権変動と動産物権変動
(8)特定物債権と種類債権(C110)
(9)債務不履行責任と不法行為責任(C114)
(10)債権者代位権と詐害行為取消権(C127)
(11)(通常)保証と連帯保証(C133)・保証人と物上保証人(C138)
(12)双務契約と片務契約(C159)
(13)有償契約と無償契約(C159)・賃貸借契約と使用貸借契約(C183)
(14)担保責任と債務不履行責任(C179)
(15)売買の担保責任と請負の担保責任(C196) 1
(16) 委任と事務管理(C199)
ほとんどが、プログレカードに「整理」という形式でカードが入っています。
他資格セレクト過去問集に、該当問題が掲載されているテーマについては、アウト
プット→インプットの「視点」から知識を整理しておいてください。
カードの知識を「アタマ」に入れる時も、上から順に単純に記憶していくのではなく、
両者の一番大きな違いから、演繹的に各項目を導けるようにしてみてください。
制度と制度の比較の問題については、
他資格試験においては頻出しているにもかかわらず、行政書士試験では未出題
のテーマが、まだまだ沢山あることがわかります。
受講生の皆さんは、各制度の縦割りの復習が終わったら、是非、横断的に制度と
制度の比較の視点からも復習を行ってみてください。
なお、制度と制度の比較については、
GW特別ゼミ(山田式!知識集約化プロジェクトvol.1~「比較」マトリックスで集約
化する民法~)において、ぎゅっと集約化していきます。
≪GW特別ゼミ≫
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①プログレカード(比較編)
②他資格セレクト過去問
③パワーポイント図解集
京都、福岡、名古屋、東京で実施予定ですが、詳細については、決定次第、当ブ
ログ及び伊藤塾HPでお知らせいたします。
4月28日(月)GWゼミ(京都)
4月29日(祝)GWゼミ(福岡)
5月3日(土)GWゼミ(名古屋)
5月4日(日)GWゼミ(東京)
2 復習のポイント
① 役務型契約
まずは、カード193・196で、請負契約の担保責任について、売買の担保責任との
「比較」の視点で知識を整理しておいてください。
やはり、民法は、知識の集約化を図るためにも、知識と知識のつながり、すなわ
ち、制度と制度の「比較」の視点から学習していくことが大切です。
知識と知識の「つながり」☆
次に、パワーポイント168・169で、所有権の帰属について、二当事者間と三当事
者間に分けて、判例の結論を理解しておいてください。
請負契約は、平成14年度以来、直球では出題されていませんでしたが、平成23
年度、何とも云えない形式の問題が出題されました。
この問題の正答率が、伊藤塾の出口調査を見る限り、それほど高くなかったこと
から、受験生がいかに条文を引いていないかがよくわかります。
なお、本試験を、マーケティングの「視点」(問題作成者との「対話」)から分析す
ると、債権各論では、賃貸借契約と不法行為の「ニーズ」が高いようです。
最後に、委任契約については、カード197で、要件と効果を整理した上で、委任の
終了に関する2つの判例を整理しておいてください。
② 無償契約(贈与契約・使用貸借契約)
まずは、カード167、182で、贈与契約と使用貸借契約の「要件」と「効果」をしっか
りと整理しておいてください。
贈与契約については、講義中に書いたマトリクスで、書面によらない贈与で撤回
できる所を確認しておいてください。
次に、カード183で、使用貸借契約について、賃貸借契約との比較の「視点」から、
知識を整理してみてください。
使用貸借契約と賃貸借契約の「比較」
最後に、パワーポイント172で、無償契約について、拘束力の緩和と責任の緩和
という「視点」から、もう一度条文を引いて知識を総合的に整理しておいてください。
無償契約を学習する際には、有償契約との比較の「視点」が大切ですので、もう
一度、カード159・160で、契約類型を整理しておいてください。
無償契約と有償契約の「比較」
もっとも、無償契約については、平成24年度に直球で出題されてしまいましたの
で、今年はお休みではないかと思います。
③ 一般不法行為(1)
まずは、パワーポイント174で、不法行為について、一般不法行為と特殊不法行
為(人と物)とに区別して、全体の「フレームワーク」を「アタマ」に中に入れておい
てください。
次に、パワーポイント175、カード205で、一般不法行為の「要件」と「効果」を、しっ
かりと記憶しておいてください。
≪「要件」「効果」 ≫
平成25年度の記述式は、カード037の無権代理人の責任の「要件」と「効果」と、
カード085の盗品・遺失物の例外の「要件」と「効果」を問う問題でした。
平成24年度の記述式は、カード131・138の検索の抗弁の「要件」を問う問題で
した。
平成23年度の記述式は、カード101の代価弁済等の「要件」と、カード032・208
の表見代理と使用者責任の「効果」を問う問題でした。
平成22年度の記述式は、カード152の弁済による代位の「効果」を問う問題でし
た。
平成21年度の記述式は、カード072の177条の「第三者」の要件(判例の定義)
を問う問題でした。
平成20年度の記述式は、カード141の債権譲渡の対債務者対抗「要件」と、カー
ド 187の賃貸借の譲渡・転貸の「効果」の原則の例外を問う問題でした。
平成19年度の記述式は、カード205の一般不法行為の「要件」と、カード118の
債務不履行に基づく損害賠償請求の「要件」の例外を問う問題でした。
平成18年度の記述式は、カード096の物上代位行使の「要件」と、カード172の
解約手付の「要件」を問う問題でした。
このように、民法の記述式は、
民法の大きな制度の「要件」又は「効果」を、直接的・間接的に問う問題が数多
く出題されていますので、民法は、択一式・記述式を通じて、「要件」「効果」をし
っかりと記憶しておくことが必要です。
~お知らせ~
次回(午後コマ)より、基本民法Ⅲに入ります。
ライブクラスの方は、忘れずに、ご持参ください!
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