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1 フォロー講義
今回の講義で、基本民法Ⅰの三つの難所はほぼ超えましたが、復習のポイントは
きちんと掴めているでしょうか?
復習をする際には、
出題の「ツボ」を参照にしながら、アウトプット(他資格セレクト過去問集)→インプ
ット(プログレカード)という「視点」から復習を行ってみてください。
アウトプット→インプットの「視点 」
インプットの知識は、問題を解くために必要な前提知識であれば、記憶しておく
必要がありますが、問題を解くために不要な知識であれば、記憶しておく必要は
ありません。
つまり、資格試験の勉強では、記憶という作業は、常に、問題(アウトプット)を解
くために必要な知識か否かという「視点」が重要になってきます。
民法では、問題を解くために必要な前提知識の多くは、プログレカードで云えば
基礎のカード、つまり、要件→効果になります。
例えば、今回学習した
即時取得の要件・効果は?
時効取得の要件・効果は?
こういう重要な制度についての要件→効果については、なるべく早いうち「アタマ」
に入れておくことが、民法を得意にするためにも必要になってきます。
また、民法には、行政書士試験だけでなく他資格試験も含めて頻出している問題
の「パターン」というものがあります。
問題のパターン化
こういうパターン化できるテーマについては、出題可能性が高い訳ですから、なる
べく早いうちにパターンを「アタマ」に入れておく必要があります。
民法を得意にしていくためには、民法の膨大な知識をグルーピングとパターン化
などによって集約化していく必要があります。
実践講義マスターでは、他資格セレクト過去問集を使って、アウトプットの「視点」
から、グルーピングとパターン化を行なっています。
受講生の皆さんも、復習の段階で、是非、グルーピングとパターン化を意識した
復習を行なってみてください。
過去問「分析」→問題パターンの発見
こういう問題のパターン化ができるのは、行政書士試験及び他資格試験の過去
問の緻密な「分析」の成果です。
2 復習のポイント
①不動産物権変動(3)
まずは、パワーポイント207で、物権の取得原因について、原始取得と承継取得、
法定取得と約定取得の「視点」から知識を整理しておいてください。
平成23年度も、即時取得の効果について問う問題が出題されましたが、即時取
得→原始取得であることは、常識にしておいてください。
次に、カード056で、取得時効の要件・効果について、各条文を参照しながら、知
識を整理してみてください。
最後に、パワーポイント209・カード057で、時効取得と登記について、判例の5つ
のテーゼを図解しながら、きちんと「理解」してみてください。
時効取得と登記については、時間軸に沿ってⅩYの関係を図解化できるかが勝
負となってきますので、問題27を使って、図解の練習を行ってみてください。
本試験では、時効は、平成19年度・21年度・22年度・23年度に出題されている頻
出テーマですので要注意です(いづれも難易度は高いです)。
②不動産物権変動(4)
まずは、講義中に六法で引いた、相続に関連する重要条文を、もう一度、判例六
法で確認してみてください。
882条→887条→889条→890条→900条→896条→898条→906条→
909条→915条→939条
特に、909条と939条は、相続と登記のテーマと関連してきます。
次に、パワーポイント212以下・カード078で、相続と登記について、4つのケース
に「類型化」して、判例のロジックと結論を、しっかりと整理しておいてください。
特に、遺産分割後と登記の問題と、相続放棄と登記の問題は、結論が大きく異
なりますので、その理由について、カード074・075の判例を読んでおいてください。
最後に、パワーポイント216で、第三者が保護されるための要件(主観と登記)を
再度確認して、なるべく早く「アタマ」の中に入れてみてください。
不動産物権変動と登記に関する問題は、
どの資格試験においても、ほぼ同じパターンの問題が出題されますので、是非
とも出題パターンをマスターしておいてください。
なお、解除と登記については、基本民法Ⅱの「解除」の所で詳しくみていきます。
③動産物権変動(1)
まずは、パワーポイント217・218で、動産の対抗要件である「引渡し」の4類型に
ついて、条文も参照しながら、知識を整理しておいてください。
次に、カード082で、即時取得の「要件」を整理するとともに、問題40・38を使って、
もう一度、「要件」のあてはめの練習を行ってみてください。
民法は、要件のあてはめ問題が数多く出題されますので、重要なテーマに関す
る「要件」は、早めに「アタマ」に入れるようにしてみてください。
即時取得のあてはめの問題は、平成23年度に直球で出題されていますので、
さすがに今年は、お休みかとは思いますが…
要件・効果は、法的三段論法で言うところの大前提(いわば、公式)です。
大前提(ルール:要件・効果)←記憶
↓
小前提(あてはめ)←現場思考力
↓
結論
民法は、この大前提をきちんと記憶していることを前提に、そのあてはめを、本
試験の現場で行わせる問題が数多く出題されます。
民法=現場思考型
大人になると、この記憶の作業を軽視しがちですが、本試験の現場に参考書な
どの持ち込みができない以上、資格試験では、知識(記憶)の精度が合否を分
けています。
合格に必要な3つの力
①読解力
②集約力
③定着力(記憶)
今まで、数多くの合格者の勉強法を見てきていますが、やはり合格者ほど、出
題のツボを掴んだ、知識の集約化と定着化(記憶)が出来ています。
したがって、受講生の皆さんは、日頃の学習においても、常に、知識の集約化
と定着化(記憶)を意識した学習を行なってほしいと思います。
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