インプレ(走行性能-2) | のぉーぶるのクルマとグルメとホームシアター

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クルマ全般(自分はAMG C36とタントカスタムの2台持ち)、ホームシアター、スイーツ系中心のグルメなど、文字数多めのブログです。しっかり読んで感想お待ちしてます♪

うちのC36のインプレです。
何回かに分けて書いてます。

今回は「走行性能」のうちのエンジンから。駆動系の話です。
このエンジンはメルセデスの2.8リッター直6をベースに、
・ボア/ストロークアップ
・コンロッド
・クランクシャフト
・ピストン
・その他
これらのパーツ達をAMGが独自に製作し、レーシングエンジンのように1つ1つバランス取って組み上げました。
ここまでいじったら、コレって要はエンジンブロックを素材として使っただけで、ほぼ別物ですよね?
しかもオリジナルのそれを「削って」作ってるんですから、
補機類とかの増加があるとしても重量増加は抑えられるというわけです。
実際、比較材料としてベースエンジンの2.8リッター直6を積むCクラス「C280」から70kgしか増えてません。
さらに一時期だけ販売された、エアロパーツのみC36と同じでエンジンは2.8リッター据置(見た目チューンの廉価版)「AMG C280」との比較では40kgしか違わない。
つまりエンジン自体は800ccの増加、80馬力と11kg・mのエクストラパワーを得ながらも、
40kgの重量増に抑えられているということです。

実際、同じエンジンの280Eは4年ほど保有してましたし、
ノーマルC280も代車として一週間くらい乗ってみたので、
チョイ乗りだけでも受け売りでもなく実感として言えるのですが、「別物」。
ベースエンジンは滑らかさや力強さの点で第一級のものを持っていますが、それは実用面として。
気持ちを高揚させるような艶やかさはなく、あくまで踏んだら踏んだだけ仕事をきちんとするタイプ。
だから淡々と長距離を移動するにはむしろこちらのほうが向いていると言ったわけです。

C36のエンジンの何が気に入ってるかって、そのフィーリング。
とにかくいい感じに「重い」んです。
え?と思うでしょ。普通は「軽くスムーズに吹け上がる」のがいい、と言いますもんね。
でもそれって要は小排気量的ってことでしょ?ピストンの重量が感じられないっていう感じで、カーン、と上まで回りきる。
私はバイクはタンデム経験くらいしかないのでそれを語る資格はありませんが、想像するに「バイク的」なんじゃないかと思うんです。

いくらAMGがピストンの肉厚をギリギリまで削ろうと、1気筒あたり600cc以上もあっては「軽さ」の演出は難しい。
だから結果的にこの「重さ」加減がいい感じのところなんです。
これ以上重たいと「かったるい」、軽いと「味がない」、その中間の「いいとこ」だというのがいいんですね。
実際にはアクセルレスポンスは凄くいいんです。足の裏にペダルが吸い付いてくる感じで、ふわっと足を浮かすとシュン、と回転計の針が落ちます。なのに、重さを感じ続けられる。

正直なところ、ビーエムの直6はスムーズなのはもちろん素晴らしいとは思うのですが、
力感というかトルク感に乏しいと思うんですよ。あくまで軽さにこだわった、というか。
それを否定するつもりは全然なくて、単に「好みと違う」ということです。

ただ、、、このスムーズさというのは効率重視の進化の方向と合ってるので、
今後もどんどんスムーズになっていくと思うんですよ。究極はモーター駆動ですから。
とすれば、この旧いAMGエンジンは今後も同じようなものが出てこないだろうと言う点でも貴重ですよね。


ところでこのエンジン、あまり知られていませんが実は4000rpmあたりでカムが切り替わり、
それまでどちらかと言えば実用エンジン(低回転域でもノーマルとは別物ですが)のふりをしていたのが、
一気にスポーツエンジンに豹変します。昔のドッカンターボとも違う、NAなのに。
しいて言えばホンダの(昔の)VTECで同じような話を聞きますよね。

この二面性がまた魅力的♪
ジキルとハイドではなく淑女と娼婦。これでは離れられないわけだ(笑)