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古本屋・大洋堂

  読んだ本の感想です。主に推理小説や時代小説を読んでます。

陽子さんみたいに,素直に言えたらいいでしょうね。

というか,出すつもりのないメールに書かれただけなんですけど。(^^;;

人は多くの障害を乗り越えて,大人になっていくと思います。

ただ単に年を重ねただけではダメです。
汗かいて,涙ながして,バクチに負けて(笑),等々。

どんな理由であれ,泣いたり笑ったりした量が多いと,いい大人になれそうな気がします。
と,この年になって,まだいい大人になりきれてない自分がいうのもなんですが‥。
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作者:藤原伊織

この場合「銀の塩」とは,天漢のことです。

そういえば最近,夜空を見上げても,星が見えないなぁ。
星とか風とか光とかが見えないと,人としての細胞がダメになっていくような気がします。

あと,自分はバングラディシュの人と一年以上も一緒に仕事をしていたのに,話の中に書かれている言葉が,ちっとも分からなかったです。

いったい自分は,サウジアラビアで何をしていたんでしょう。(^^;;
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作者:藤原伊織

三人の証人が密室であることを証言します。

その中で,レーン医師が銃で撃たれて死に,そばにルイス・マーローが銃を持って立っています。

この密室事件に,酔いどれ弁護士のビル・グレイが挑みます。


話は進み,公判の途中でビルが,「事実の調査は被告を逮捕する前に行うもの」と言っていますが,まさしくそのとおりです。

この言葉が示すとおり,ビルはこの公判に勝利します。

そして,さらにもう一歩踏み込むことで,話の深みというか面白さの余韻があるのでしょう。


でも,本気で捜査せいよ。


被害者の位置とか,弾丸の入射角度,方向など調べるのはいろいろあるでしょう。

でも,このような状況なら,私が捜査官でも,ルイスを引っ張っていくでしょうね。

なんで逃げないんだろうって思いながらも。

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作者:レナード・トンプソン

予知夢(文春文庫) の中の一編です。

う~ん,何というのか,どうにでも処理できる“予知夢”を扱っているせいか,湯川さんに「爆ぜる」の時のようなキレを感じません。

ただ,この事件そのものが,計画されているものだとは気がつきませんでした。

この話は,物理学者の湯川さんの面白さでなく,探偵の湯川さんの面白さがでている作品だと思います。
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作者:東野圭吾
面白い話しでした。でも,次の三点は気になりました。

1.プレゼントをもらえる人が限定していること
話しの流れの中では無理のないことかもしれませんが,ちょっと気に入りません。

2.エピローグの説明があること
話しの後半でエピローグの説明がありますが,ネタをばらすトリックや自分のボケを説明しているみたいで,ちょっとねえ。

3.カルマ先生が塾に子供たちをあずけてといったこと
深い意味を知らなければ,単なる営業活動ですよね。
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作者:八木健威

7階のベランダから人が落ちます。直前まで人と争っていたらしい。

部屋は密室です。争っていた相手はどこに消えたのでしょうか?


なるほど,この7階の密室は作られたものでなく,できてしまった密室ですね。

部屋からの出口が一ヶ所ありますが(出口があるのに密室というのもおかしいですが),私はこの出口を使いたくないです(笑)。

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作者:有栖川有栖

1959年4月26日大阪生まれ 上宮高等学校 同志社大学法学部法律学科卒業
本名,上原正英 高校一年生の時にSRの会入会。
学生時代は推理小説研究会に所属。

1989年,「鮎川哲也と13の謎」の一冊,「月光ゲーム Yの悲劇'88」で衝撃のデビュー。
2003年に「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞 を受賞。
現在は,本格ミステリ作家クラブ会長。
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作品
八角形の罠
ルーンの導き
動物園の暗号
屋根裏の散歩者
ロシア紅茶の謎
赤い稲妻

Sir Arthur Conan Doyle 本名 Arthur Ignatius Conan Doyle

1859年5月22日 ~ 1930年7月7日

イギリス,エディンバラ生まれ


シャーロック・ホームズの生みの親。

私は小さいころ,シャーロック・ホームズになりたかったものです。


エドガー・アラン・ポーとともに現代の推理小説の生みの親とされている。

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作品
株式仲買店員
白銀号事件
黄いろい顔