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①-プロローグ
②-めっちゃ痛いやん
③-卵巣捻転?で救急搬送

④-卵巣やない、腎臓や
⑤-尿管ステント留置と膀胱炎もどき- ←ココ
⑥-転院告知と退院未定-
⑦-退院後-
⑧-ステント交換-
⑨-出産からの産後2日でステント抜去-
⑩-エピローグ-


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強烈な痛み止めのおかげでスマホが触れるようになってきます。

ひたすらネットで調べまくりました。

ステントって何?入れっぱなしなの?出産はどうなるの?

と不安で不安で仕方なかったんですね。

 

プロローグで書いた通り、欲しい情報は何も手に入らず

ただただ不安を煽るだけでしたね。

 

痛み止めの副作用で頭がぼーっとするのが収まってから、

泌尿器科の先生から私の状態と手術の説明がありました。

 

水腎症とは、何らかの要因で腎臓に水が溜まるものだそうです。

かなりざっくりいうと。

私の場合は尿管結石の所見がなく妊娠しているということから、

子宮が大きくなったことで尿管が圧迫されて水が膀胱まで流れず、

腎臓に溜まってしまったようです。

 

手術内容は、部分的にレントゲンを撮りつつ尿道口からカメラを入れて

内部の確認もしながら、ステントという管を腎臓から膀胱にかけて入れる、

というものでした。

ステントは、両端がくるりと曲がっているストローのようなものです。

これが強制的に尿管に隙間をつくって、腎臓に溜まらないようにするんですね。

 

で、これは病院にもよるそうですが、私がお世話になった病院では

ゼリー麻酔を使うそうです。尿道口を麻痺させるだけ。

 

それ、めっちゃ痛くない??

先生の説明の後、手術まで時間があったのでまた調べましたよね。

下半身麻酔だとか、全身麻酔だとかでてくるんですよ。

待って待って、ほんまに痛いのでは??

 

さらにこのステント、最低でも3カ月ごとに交換するそうです。

出産までに少なくとも1回はもう一回手術することが確定。

あと、少なくとも出産まで入れっぱなしも確定。

 

でもこの尋常じゃない痛みが収まるなら...と覚悟を決めていざ出陣(車いす)

30分ほどで終わります、って言われてたんですけど、

2時間かかりました。

 

まず、ゼリー麻酔。効いててあの痛みなのか、効いてないから痛いのか、

というレベルで普通にめっちゃ痛い。

尿道口が、どうやら人より小さいらしくなかなか手術が進まない

さらに、痛み止めが切れてきて腰が痛い。圧迫された尿管をこじ開けていく感じも痛い。

加えて、母体に関係なく最高潮に元気な胎動。元気で何よりだけれども!

もうわちゃわちゃで、進まな過ぎて段々と先生が増えてました。

 

私の体力がもたずに、何度も休憩を入れてやっと終わりました。

あぁ、これでやっと解放される。

と、思ってたんですね。

 

尿道口から異物を入れるため傷ついてたそうで、

膀胱炎みたいな激痛がお手洗いに行くたびにする

また、これはステントの副産物というべきか、膀胱側の端が刺激になって

かなりの頻尿になってました。退院するころにはどちらも治まっていましたが。

(どちらも事前に説明されていました。なので想定の範囲内ですけど結構きつかった)

 

ひとまずこれで、腎臓に溜まった水は徐々に流れていきます

内部も傷がついているので血尿が続きましたが、これも時間が解決します。

 

さて、この標準より小さい尿道口。

のちに書くステント交換の時も大いに力を発揮してくれます。

そもそも私が小さいんですよね。

なにせ、手術中つけていた血圧測定のベルト、圧をかけるときに外れました。

どんだけ~