昨夜、ひとりのスタッフからあるお客様に対する介助方法について相談を受けました。
意欲の低下から全身の筋力が低下し、ご自身で歩行されることが困難なお客様なのですが、色々と介助の方法を模索しながら、摑まりながらでも少しずつ立位をとることができるようになってこられました。
今度は少しでも歩いて頂けるようにと、お休みになられているベッドから車椅子に移乗して頂く際に、数歩分のスペースをあけた所に車椅子を配置し、介助をしたいとの相談でした。
その介助方法について相談をしてきた彼女は、若いころからこの仕事に従事し、もう知識も経験も十分に備わっているスタッフで、とても信頼できるひとりです。
介助方法について一生懸命説明をしてくれ、その目的は素晴らしかったのですが、お客様の精神的ご負担を考えると、良いとは言えないものでした。
ある程度経験を重ねると、どうしても考え方のベクトルが自己満足に向いてしまうことがあります。あくまでも介助を受ける側の立場に立って、色々な介助の方法を考えなければならないのですが、積み重ねた経験が、行動をパターン化させてしまうのです。
昨夜のような相談を受けた時、スタッフの思いを受け止めながら、より良い方向へ見方を修正していくことが、管理する側にとって重要なことのなのだと教えてもらったような気がします。
もちろん、ちゃんと相談をしてきてくれるような関係を全スタッフと構築することが大前提なのですが…。
