血管性認知症の母

11月まで家事全般をやって、わがまま放題言わせてくれていた父が胆管がんの為に他界しました。
そこから、一人っ子の私は、自宅から五、六分の自宅から実家を往復する別居介護がスタートしました。
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認知症の母への日常と対応策を参考になればとアップしてみたいと思います。

記憶が曖昧なので、取り繕いしてるうちに記憶変換と被害妄想が加わりかなり出来事がガラリと変わる日々

例えば、自分で大切だと思う物を片付けてしまって片付け場所を忘れてしまったのを誰が片付けた、もしくは、盗んだと言ったりする。

これを流してると本当に泥棒と脳裏に焼き付いてしまうので、違う事を毎回時間を掛けて本人納得するように実証しなくてはいけないんです。

よく認知症介護のマニュアル本とかにはまず否定してはいけないと言うけど、否定しなくては物事始まらないのが現実

だって、泥棒の娘の言い訳、聞くと思いますか?本当に!

私は、10ヶ月介護生活で、あ、これまた無くなるなあと分かるようになりました。

そんな時、母に↓このノートに片付け場所を図解で一緒に描かせてます。

ボケても大丈夫ノート

で、それと共にスマホで私は片付けている母の動画を撮影します。

で、後日、物が無くなってしまって
母『アンタ片付けてくれたよなぁ。』一応、まだ遠慮がちに人のせいにして質問するので、

動画を見せる

それでも、母は信じ無いので、ノートを確認する。

で、自分がどこかへ片付けたと認識する

これで素直に納得したら母の探し物に付き合ってあげます。
でも、私は絶対に探さず母に探させます。なぜなら、私が探している光景=勝手に実家の物を触ってるの記憶にすり替わる可能性があるので、口出しだけで触りません。これは徹底しています。

これは社会福祉を学んだ時に、介護実習の時に自分で動ける利用者さんへの対応でそう言う話を聞きました。

話は戻りますが、まあ、でも、探して出て来た事はありません。

次のステップは落ち込みます。鬱入り、感情失禁スタートします。

で、まあ、買ってどうにかならない事は、どうにかなるから良いよと終わらせて、一人死にたい!死にます!死んだ方が嬉しいやろーを一通り聞いて、、、

帰る時間ならそのまま帰りますし、
お出掛けするならそのまま連れ出します。

でも、不思議なのですが、うちの母は次のアクションがスタートすると、感情失禁大爆発を忘れるんです。物忘れもこんな時は有り難いと思います。

物が無くなる!勝手に片付けられた、盗まれた妄想は、日常茶飯事でノートにも動画も無い物も多々なくなりますが、
母『アンタ知らん?』と聞いて、
私『知らないよ。困ったなあ。』と言う会話になり、母も自分が片付けたのかな?になったり、

絶不調の時は、逆ギレスタートしますが、ノートを確認したりして、片付けた記録が無いのを確認して、そこに書いて無いから困ったなあとなると不機嫌ながらも被害妄想広がりません。

やっぱり介護してて何が困るって、不信感だと思います。だから、不信感への対応しんどいけどテキトーにせず対応するようにしていますが、証拠が無いと母の妄想が勝つのでしんどいです。

いっぱい悔しくて泣く事もあります。
上手く行く事もあります。
コロナが終息したら家族会とかで色んな方々の経験が聞けたら良いなあと思っています。

ブログを通して、頑張っている介護をされている方々との繋がりや、もう介護を卒業した方々からの励まし、すごく頑張れます。

社会福祉学科で学んだ私ですが、教科書のマニュアル通りの綺麗事では家族介護って難しいなあと思う日々です。

介護のゴール見えないけど頑張ります。