䟽(ソ・おろそか) | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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母はもう坐っていることも難しく、

 

食事の時にベッドを起こして食べてもらうのですが、

 

それでも次第につぶれるようになってしまう有様。

 

食慾はあって、口元まで運べば大きな口を開いて食べてくれます。

 

毎日ヘルパーさんがお手入れしてくれるおかげで、顔色は良く艶々しているんですよ。

 

だけど気になっていたのが髪。

 

考えてみると、昨年夏ぐらいに、

 

まだ椅子に腰掛けていられたから私がざっくり切ったそれっきり。

 

そこで、今日は洗髪の日だったから、

 

ヘルパーさんが来る前に、主人と二人で母の髪を切ろうと計画。

 

その後、洗髪してもらえば、すっきりさっぱりするでしょう?

 

ヘルパーさんに洗髪用具のプールみたいな道具をお借りして、

 

主人がザクザク切って、私は母の頭をあっち向けたりこっち向けたり。

 

 

 

 

母は未だ毛量が多く(あはは、主人は羨ましがります(笑))ぼさぼさしていましたが、

 

長さを切って揃えた後は梳き鋏で梳き、スッキリしました~!

 

 

「䟽」。

 

「疏」の異体字。

 

「疋」はあしのことで、左と右と離れて別々に相対する足のことで、間をあける意を含みます。

 

右部は、すらすらと流すこと。

 

とおる・とおす・あらい・大雑把・まばら等の意。

 

また、「疎」「踈」と同義で、

 

うとい・まばら・うとんずる・とおす・くしけずる等の意。

 

 

 

素人の手ゆえ、

 

段があったり、突然長い髪が飛び出したりしてるけど、ご愛敬よね。

 

三日もすれば馴染んでくるわ・・・なんてね(笑)

 

 

さあご苦労様、

 

母もあっち向いたりこっちむいたり疲れたようです。

 

みんなで一緒にお茶しましょ。

 

 

 

 

ごくごく普通の瓦煎餅ですが、パリッと美味しい!

 

母も小さく割って口の中に入れてあげれば、次第に柔らかくなって食べられました。

 

包装紙の柄も何となく神々しいわね、

 

母の寿命も延びるかな・・・

 

 

夕方、クレソンを頂きました。

 

 

 

 

自生のクレソンです。

 

奇麗な水辺の自生クレソンは、

 

日の当たったところは少し茶色味を帯びていますが、香りが強くて爽やかです。

 

こんなにたくさんあれば脂も気にならずに食べられそう。

 

・・・明日はお肉料理ね!