翁 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

 

 

 

ある日突然、職場にお電話を頂戴した。

 

同窓会の大先輩から。

 

伺っていると偶然にもヒゲの先生の同級であられるとか。

 

干支を既に7巡なさってその後2年たっていらっしゃる。

 

 

「翁」。

 

「羽」+「公」の形声文字。

 

もと羽の名をいいました。

 

「おきな(長老)」の意は、「公:長老」と同系の言葉に当てたもの。

 

鳥のふわふわとした咽喉の毛・・・これが原義。

 

また、父親・義父・男の老人に対する尊称等の意。

 

国字として、おきな・能楽で用いる老人を表した能面・またそれをかぶって舞う曲等の意。

 

 

 

ご自宅の書架を整理していて見つけた母校在学時(昭和20年代)の冊子2冊、

 

それを同窓会に寄贈したいのだがとのお問い合わせだった。

 

時々この類のお申し出を頂くのだが、

 

冊子・作品の種類に関わらず卒業生の作品とあらば有難くお受けさせていただく。

 

今回も、何もお礼はできませんが・・・との返答にもご承諾いただき、送っていただくこととなった。

 

果たして・・・

 

 

 

 

 

セピアと化した紙面には無数のシミ、これもまた何とも言われぬ歴史を感じる。

 

同窓会館所蔵目録の中には記載のない冊子で、これは貴重と有難く拝見した。

 

よく見ると、本文は手書き文字!!

 

小さな几帳面に並んだ文字は、一文字一文字書かれたガリ版刷りのもの!

 

拝読すると、当時の部活動の集大成というわけだから、それも然りと唸ってしまう。

 

当時高校生であった投稿者の中には、

 

今も経済界でご活躍の方の名前や、

 

卒業後母校に教員としてまた戻られ、私も聞いたことのある名前までもあった。

 

これを送ってくださった方の名前はなかったが、

 

友人たちの想い出詰まったこの冊子を、

 

東大に進学、その後関東にお住まいだったにも関わらず、

 

ずっと大切にしてこられた気持ちが詰まっていると、

 

電話でお聞きした賢明そうなお話しぶりからも察せられた。

 

因みに併記しておくと、

 

この翁も、同学年であったヒゲの先生のことは覚えておいでで、

 

ヒゲの先生にお聞きすると、この翁は学生時代から頭の出来が自分たちとは違っていたと。

 

両の翁とも、

 

学生時代からそれぞれの分野で目立つ存在であったことは推察するに容易い。

 

 

・・・さて私は今から、藤沢にお住いの翁に、お礼状を書かせていただく。

 

緊張するわ~💦

 

 

でもその前に、ちょっと休憩。

 

先日沢山の栗をお持ちくださったこの方も同窓生が、今度は蜜柑を。

 

 

 

 

栗の時に「毬付きでお願いします」と私がお願いしたものだから、

 

「今回も葉付き枝付きで持ってきたよ」と。

 

こうやって画像で見ると普通の温州蜜柑なのだけど、実は凄い。

 

大きさが半端ない。

 

一つ一つが大きくて私の拳と同じくらい、夏みかん位の大きさなのだ。

 

昨年放っておいたら小粒の蜜柑が鈴なりになったから、

 

今年は思い切って剪定なさったその結果なのだそうだ。

 

冬至も近いから柚子もおまけと2個。

 

柚子の葉っぱと蜜柑の葉っぱ、大きさに違いがあってそれを比べるのもまた楽し。

 

・・・この方、現役時代は生物の先生でいろいろ柑橘の特徴を説明してくだったけれど、

 

私には馬耳東風、早くおやつを食べたいよ~

 

 

 

 

お持たせのマドレーヌ、こちらで一緒にコーヒーを。

 

柑橘好きの私は迷わずオレンジ風味を選びました、ご馳走様!