穏 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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家族が賑やかに集まることは大変に嬉しいことですが、

 

やっぱり時には静かな自分だけの時もほしいものです。

 

私にとって自転車を漕ぐ時間はもしかしたらそれを叶える時間、

 

気の向くままに知らない脇道に入ってみたり、

 

たとえわずかであっても自分の好きに使える時間です。

 

 

そんな私の自転車カゴにはこんなバッグ。

 

 

 

 

ちょっと和風の大きくて丈夫な布バッグです。

 

こちら、「一切袋」って言うんですって。

 

 

 

 

 

一切、つまり全てを入れる袋なのだそうです。

 

そして、この袋のサブネームには「穏」と。

 

角が取れて穏やかになるというところからの銘だそうです。

 

 

「穏」。

 

旧体は「穩」で、その右上部は「爪:手」+「工」印+「ヨ:手」の会文字で

 

工型のものを両手で隠すさまを示し、「隱=隠:かくす」の原字。

 

「穩」は、そこに「心」を加えた字を音符とし「禾:作物」を加えた字で、

 

作物を隠して外に出さないこと。

 

中に納めて外に表さない意を含みます。

 

おだやか・やすらか・感情の起伏が外に出ない・落ち着いている等の意。

 

本日タイトル書は、先日うさぎさんが匂い袋を包んでくださっていた半紙に。

 

微かな移り香が漂い、細かな皺さえ愛しく感じられます。

 

 

 

本日、久しぶりにうさママさんとお喋りしました、

 

買ってきたお弁当を食べながら。

 

お互いの色んなことを分かった上でのお喋りは

 

愚痴であれ何であれ、お互い言わんとすることがよくわかり、

 

それが解決策につながるかといえばそんなわけでもないのだけれど、

 

それでもやはり格別です。

 

 

 

 

 

 

食後には彼女が今は亡きお母さんの好物だったと作られたプリンもご馳走になって。

 

色々とお喋りし、

 

美味しくお弁当をたべて、甘くて柔らかいプリンを食べ終わった頃には、

 

ただただ焦って頑張ってきっと角張っていた私に、

 

穏やか〜な気持ちがいつの間にか訪れていたのでした。

 

私の横に置いてあった一切袋の中に、

 

私の何かしらイラだっているような気持ちが吸い込まれていったみたいです。

 

やはり、顔を合わせてお喋りすることは何より・・・

 

 

うさママさんは勿論、思わず歓声を上げてしまうようなお菓子も作ってきてくれました。

 

すでに私以上に家族が楽しみにしています。

 

これは今夜みんなで。

 

それでは、うさママケーキファンの皆様、明日をお楽しみに・・・