炊 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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節分大豆を利用した、こんなおやつを毎年いただく。

 

 

 

 

よく炒った大豆に黒砂糖をまぶしたものだが、

 

素朴で、優しく甘くて、黒砂糖の風味が懐かしくて、

 

毎年いただくのを楽しみに待つようになってもう何年か経つ嬉しいおやつ。

 

パリパリポリポリ、止まらない止められない・・・

 

 

その上今年は法事のお引きと、こんなリッチなものまでもいただいている。

 

 

 

 

各袋が3合のご飯用。

 

度々お嫁ちゃんたちとお昼ご飯を一緒する我が家だから、その時に炊こうと思うのだけど、

 

こんなリッチな炊き込みご飯はそうそう出会えるわけではないから、

 

息子たちにもたとえ一口でも食べさせてやりたいと思うのが親心、

 

それなら3合じゃとても足りない、少なくとも5合は必要と、一気に2種を。

 

 

 

 

超豪華、蟹と帆立の炊き込みご飯だ!

 

 

 

 

「炊」。

 

「欠」は あくび という名の部首で、人が背をかがめ口を開けてしゃがんださまを表します。

 

「炊」は「火」+「欠」で、しゃがんで火をおこすさま。

 

後広く、火をおこして煮炊きすることをいい、かしぐ・飯を炊く・食事の支度をする等の意。

 

 

この豪華なご飯のお伴は、

 

昨夜の残りのおでんとお漬物というところが我が家そのものだが、

 

それでも、みんなで食べるご飯は何よりだ。

 

残りのご飯は分け合ってお持ち帰り、

 

ほんの一口だけど息子たちにも食べさせてあげて頂戴ね。

 

 

みんな帰った後、静かになった部屋で母は早速お昼寝、寝息が聞こえる。

 

「みんなで食べるご飯は美味しいわー」

 

「何言うとるの、こんなご馳走、美味しいに決まっとるやんか(笑)」

 

食も細くなった母だけど、

 

私たちとほぼ同じものが食べられることは幸せなこと、

 

今日はお嫁ちゃんがお替わりをよそってあげてたみたいだし、お腹も膨れて満足気。

 

この日本中が、いえいえ世界中まで不穏な時節も、

 

母にはいつもと変わりない日々・・・