黒 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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今年最後となる黒ニンニクが届いた。

 

大きな立派なものを3個づつ袋に入れてもらって5袋。

 

普通に買えば結構なお値段だと思うが、

 

有難いことに生ニンニクのみのお値段、有難い限りのタダの隣だ。

 

以前は主人の義姉が作ってくださっていたが、

 

義兄の急逝以来、残念ながらそれも途絶えてしまった。

 

この美味しさと効き目を忘れられずにいたところ、

 

渡りに舟、去年ぐらいから何でも手作りなさる知人に作ってもらっている。

 

この方の黒ニンニク手作りの端緒は

 

我が家からの義姉手作り黒ニンニクのお裾分けというから、

 

これも不思議なご縁である。

 

さ、これ食べて年の瀬の慌ただしさを乗り切りましょ!!

 

 

そして、貰い物だけどと、黒砂糖のお裾分け。

 

 

 

 

あらぁ、黒繋がりね!

 

うーん、何に使おうかしらね・・・

 

そうだ、片付け物してたら老酒が出てきたから、豚の角煮を作ることにしましょうか。

 

滞米中に娘宅で工夫と苦労して作った角煮が懐かしい・・・     

 

だけどこれは歳が変わってからかなぁ。

 

 

「黒」。

 

もとは「黑」。

 

下部「灬」は火、上部は煙突に点々とススのついたさまを表す会意文字。

 

くろ・くろい・くらい等の意。

 

 

黒はそれ自体は無彩色で、だからこそ最も有彩色を引き立てる色と言われます。

 

また、明度を持たず、すべての色を吸収・遮断する色。

 

五行では水、季節は冬だ。

 

そして千字文冒頭の「天地玄黄」の「玄」、つまり黒でもある。

 

この「玄」の表す色は深く深く色を重ねた色で、しかし純黒とは異なるという。

 

これこそが力漲る所以。

 

完遂せずにある姿こそが深さと奥行きを感じさせてくれるのだ。

 

墨の黒と繋がって、私を惹きつけ続けている。

 

 

さて、ちょうど昨年の丹波黒豆の残りが出てきたから、ちょっと試しに煮始めたところ。

 

こちらも黒い食品の代表格。

 

 

 

 

新ではないので時間がかかるかと思っていたが、思っていたほどでもなく大丈夫。

 

ストーブ料理のおかげだわ。

 

真っ黒に艶々と煮えてきた。

 

このまま放置、後は晦日にもう一度火を入れよう。

 

息子たちはお嫁ちゃんの実家に行くし、お正月は私たちは静かに過ごせる模様。

 

おせちは作らないと思っていても、

 

母もいるし、やっぱりちょっとした煮物は欲しいものね。

 

あとは手抜きのお正月(笑)