諍(ソウ・いさかい) | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

 

 

昨夜から少し諍いをして、今朝主人を送り出した。

 

主人は出かける時間に合わせて朝食を食べるだけ、

 

私はその前後に食事の準備と後片付け、自分の出かける身繕いもしなくてはならない。

 

果たして6時30分、主人はゴルフバッグを持って友人の車に乗り込み、

 

同じ時刻に私は主人の代わりにゴミ当番でゴミ集積場へと、

 

反対方向に向かった。

 

 

「諍」。

 

「爭=争」は、一つの物を両方に引っ張り合うことを示す会意文字。

 

「諍」は「言:言葉」+「爭」で、言葉で両方から取り合いをすること。

 

あらそう・いさかいをする・いいあらそう等の意。

 

また、いさめる・うったえる等の意も併せ持ちますが、それは初義からの派生義。

 

 

仕事で主人の代わりに町内役員の代理をするのは仕方ない。

 

だけど、友人との約束をその日に入れるとは!

 

8時30分まで、途中母の朝食のために10分ぐらい抜け出させていただいたが、

 

朝の2時間、主婦にとってその時間がどれだけ貴重か、主人は未だにわからない。

 

ゴルフ場で途中大雨になればよいのに!!・・・大人気なくそんなことまで思いながら、

 

でも集積場でご一緒した方々とはいつものように明るくおしゃべりをしながら当番を全うした。

 

 

帰宅して母の片付けなどをしていたら、ちょうど車の音がした。

 

 

 

 

嬉しい、大好きな色の紫陽花!

 

おまけに、こんな立派な枇杷までも。

 

 

 

 

これはわが友うさママさんからのお土産。

 

丁度いいところに来てくださった、ついつい愚痴やら何やらこぼしまくった・・・

 

 

本日、申し訳ない導入だったけど、

 

見たら、いっぺんで笑顔が戻ってきてしまう彼女のケーキ。

 

 

 

 

「抹茶?」

 

「違う、ピスタチオ・・・」

 

本日のケーキは、アナナス・ココ。

 

アナナスとはパイナップルのこと、ココはココナッツミルクのことで、

 

ちょっとトロピカルな雰囲気のムースで包み込まれたのはピスタチオペーストのビスキュイ、

 

聞いただけで手間のかかったケーキだとわかる作。

 

 

 

 

緑色のビスキュイ(スポンジケーキ)はピスタチオナッツの風味満点、

 

白いふわっふわのムースはパイナップルとココナッツミルクの風味が溢れ出るほど。

 

まずはちょうど実家に行くところだった長男お嫁ちゃんに、

 

少しだけど向こうでお母さんと食べるようにと1/4だけ切り分けて。

 

その後、いつもなら主人が帰るのを待つところを、本日は即私一人でいただくことに。

 

 

 

 

大きな立派なうさママさんご自慢の枇杷も添えて。

 

 

あー、間違いなく美味しい!!!

 

パイナップルの香り、

 

そしてまろやかなココナッツミルクの風味、

 

そこに加わるピスタチオの味。

 

相当な手間暇かけて、我が家のために作ってくださったケーキです。

 

 

そして枇杷も、ホントだ、味が濃い!

 

「枇杷、ぜーんぶ私一人で食べようかしらん」

 

「そうしな・・・でも3っつぐらいは残しといたって(笑)」

 

カリカリしていた私に、

 

うさママさんのそんな一言とケーキの美味しさがじんわりと染みてきて、

 

又いつもと同じ時間を過ごすことができている私です。