瓢(ヒョウ:ひさご) | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

 

 

 

 

 

気に入っていて、これが最近一番よく使う器。

 

15センチ角で、深さがあるため鉢代わりにもなり、便利な一品。

 

 

 

 

裏底には不規則な罫線が刻まれ、滑らず便利なのに加えて銘の花の印も可愛いし。

 

そういえば、昨日も筍の煮物を入れてたわ・・・

 

 

閑話休題、

 

名古屋のおやつには定番、両口屋是清の せんなり をいただいた。

 

 

 

 

要はどら焼き、

 

そこに千成り瓢箪の絵が焼き付けてある、私が子供のころから変わらないお馴染みの味だ。

 

瓢箪はご存じ豊臣秀吉の馬印、

 

破竹(※こちらは破竹、昨日の淡竹とは異なります)の勢いの秀吉が、

 

戦に勝つたびに瓢箪の数を増やしていき、ついには千成りとなったという謂れからなのだろう、

 

尾張の足軽から天下人となった立身出世の象徴の柄だ。

 

 

さて、ふと思い出し、

 

捨てようかどうしようか迷いながら捨てられずにしまい込んでいた桐箱を思い出し、

 

押し入れの奥から引っ張り出してみた。

 

 

 

 

瓢箪をくりぬいたこの箱、そう、実はこの箱に先の器が入っていたのだ。

 

 

 

 

あら、1枚足りないのがばれちゃった・・・はい、割ってしまいました~(笑)

 

沢山食器を収納したい私は、

 

器はここから出して食器棚にしまい、

 

3段の棚に分かれたこの箱には其々にハガキやら栞やらを分けて入れるのに活用している。

 

・・・瓢箪の柄は、まるっきり忘れ去ってしまってる。

 

 

 

 

 

あらあら、ちょっと勿体ない。

 

縁起が良いとされる瓢箪の柄が見えるように、置き場所ちょっと考え直そうっと!

 

 

「瓢」。

 

「票」は「要:細い腰」の略体+「火」の会意文字で、火が細く軽く舞い上がること。

 

「瓢」は「票」+「瓜:うり」で、腰が細くくびれて軽い ひょうたんうり のこと。

 

ひさご・軽くて水に浮く大きなひょうたん。