息子たちからの東京土産は青木屋の くろどら、しかも令和新元号仕様の袋入り。
コクのある味を愉しんだ。
「愉」。
「兪」は、左に「月=舟」を右に「刂:くりぬく刃物」を添え、抜き取る意を含みます。
「愉」はそこに「忄=心」を加え、心中のしこりを抜き取ること。
よって、たのしい・心中にわだかまりがない・たのしむ意となります。
本日タイトル書は「忄」を「心」の形そのままにして下部に配置、「愈」の字形にしました。
「愈」と「愉」は解字は同じですが、少し字義は異なります。
「愈」は、いよいよ・まさる等の読みをもち、相手を越えてその先に出る意が原義で、
先へ先へと越えて程度の進む意を表します。
そこから、治癒の「癒」のように用いる、いえる意が生まれました。
そしてこの時期ならでは、団子だけではなく愉しみは花にも。
何て豪華な、何て艶やかな牡丹たち。
丹精の美しさに見惚れた後もう少しドライブ、
今度は畑の麦の力強さに圧倒された。
実りのときまであとひと月。
実を肥やし、ふっくらと大きくさらに力強くと、麦畑の前で車を停めて、
シロツメグサと一緒に深呼吸。