4月、新しい年度のスタートだ。
近所の桜はまだ3分咲き。
今日は新元号が発表になる、
そんな期待も膨らむ朝は花冷えで、いつもどおり明けた。
「元」。
人の首の部分を大きな形で示し、
その下に横から見た人の形である「儿」を加えた象形文字。
人の首を強調した形で 首 の意となります。
首は人の体の中でも最も重要な部分であるから「元首:頭8かしら)」といい、
体の最上部であるから「本元:もと・はじめ」の意となり、
「元日:一月一日」のように時の初めをいい、
「根本」のように物の基本をいいます。
「玄」「原」と音・意味において通じるところがあります。
お昼前発表、「令和」と。
万葉集からの、しかも梅花の歌の序文を踏まえてとは何とも雅な命名と、
日本の伝統を重んじることを嬉しく感じた。
この新元号に関する特集が組まれ解説も様々なされているようだけど、
明るくたおやかな感じは好ましい限り。
でもさて、「令」の字は書くに難しい。
3画目を「﹅」で書くか「-」か。
最終画も「﹅」か縦画として書き最後はねるか止めるか。
これから書く機会も増えるだろうから、自然と馴染んでいくだろうか・・・
本日あちこちで美しく整った「令和」を拝見したので、
私はちょっと遊んで、ねじれてきた筆で残り墨で。


