歳   ”餡(あん)” | 心から

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その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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昨夕はお客様が重なったのだが、面白いことに鮎も重なった。

 

 

 

 

岐阜長良川と三重熊野川からの鮎だった。

 

 

 

 

清流を泳ぐ鮎の姿の美しさは格別、その姿を象ったお菓子は多い。

 

夏の名残の鮎の食べ納めに。

 

 

そして一番遠くからの思いがけないお客様はドイツはケルンから。

 

以前こも何度か来てくれたことのある好青年は、4年たって22歳になっていた。

 

 

「歳」。

 

「戉:刃物・鉞(まさかり)」+「歩:都市のあゆみ」の会意文字で、

 

手鎌の刃で作物の穂を刈り取るまでの時間の流れを表します。

 

後に とし・一年の意となりました。

 

因みに、年を数えるのに、夏代には「歳」、殷代には「祀」、周代には「年」を使いましたが、

 

一年一回行われた祭祀を以て一年を数えたからであろうと思われます。

 

また「亗」とも。

 


 

 

18の時に長男赴任校に留学していた男子で、私はこの時初めて外国人の男の子を接待した。

 

息子もこの年初めて留学生を担当し、

 

これが端緒となって、以来オーストラリア、フランス、ドイツ、フィンランド等、

 

各国の男子学生を何人我が家にも連れてきたことか。

 

今年の夏の鯨船祭りにもオーストラリアとドイツの学生が参加しに来た。

 

中でも初めて接したこのフロリアンは1年間の留学中にも何度か遊びに来たし、

 

日本の大学に進学したいと述べていた。

 

が、金銭面で断念、

 

彼の地元ケルンの大学に進学し今年卒業、

 

今回は、10月からドイツの別の大学で勉強するまでの合間の日本旅行なのだそうだ。

 

在日中に上手になっていた日本語も、

 

ドイツに帰国してからは使う機会がめっきり減って下手になったという本人談だけれど、

 

それでも私たちとも上手く会話できてたよ。

 

食べ物の話になって、

 

そうだ、あの時も私は鱸のソテーで、彼は魚が苦手と後で聞いて悪いことをしたと思ったんだったと、

 

苦い思い出話も飛び出した(^_^;)

 

その後、昨年娘がフランクフルトから送ってきた写真を見たりとおしゃべりが弾んだ。

 

 

 

 

 

ザワークラウトは普通白いキャベツで、写真の赤いキャベツで作ったのは○○○○、

 

真似をして発音しても私がどうしても上手く言えないものだから、

 

彼は笑っていたけどね。

 

 

次から次へと人が来て、

 

はい、私もとっても慌ただしくも楽しい時を過ごさせてもらいました!