放 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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昨夜遅く、節分祭以降 修学旅行・東京出張と立て続けに家を空けていた長男が帰宅、

 

お土産を届けてくれたのだが、

 

ともにどっさりの洗濯物を気まずそうに頼むと言って差し出した。

 

もう・・・とぶちぶちと愚痴をこぼしながら受け取った。

 

何のかんのと言いながらも、ここが母親の悪しき慣習、結局息子を甘やかしてしまう・・・

 

 

今朝、たっぷりの洗濯物を干しにベランダへ。

 

考えてみたら、洗濯物はここのところ夫婦ふたりとあとはおばあちゃんのものが少しだけ、

 

大した量ではないわけで、軒下にぶら下げるだけで十分乾き、

 

ベランダに出てもいなかったのだと気づいた。

 

その上ここ何日かは私は外に出て空を見上げることさえしていなかったのかもしれない。

 

 

 

 

 

上天気!

 

冷たかった朝の空気も緩み、暖かな陽が降り注ぐ。

 

ああ、この感覚だ。

 

この感覚こそが、きっと私の源だ。

 

思いっきり上を向き、

 

周りの空気が薄くなるぐらいにできる限りの空気を吸い込み、チャージ完了!

 

 

きっと伝わらないものに いつまでしがみついていても仕方ない。

 

くよくよぶつぶつ考えてばかりいてもどうにもならない。

 

それならそうと腹をくくって、できることを見つめよう。

 

一番大切なものを見失うことなく、真っ直ぐに正直に。

 

放て!

 

どこまで続いているのか見届ける術もない果てしない空が、いつも天上には広がっている!!

 

 

「放」。

 

「方」は両側に柄の伸びた鋤(スキ)を描いた象形文字。

 

「放」はで「方」+「攵=攴:動詞の記号」で、両側に伸ばすこと。

 

緊張や束縛を解いて上下左右に自由に伸ばすことで、はなす・はなつ・四方に広げる等の意。

 

 

 

独り言。

 

今回、私の体調不良の間に母まで調子が悪くなり、いろいろと困った事態に。

 

ただし このせいでよく見えたこともあったのは事実。

 

こういう時こそ、その人の本心が現れるということなのだろう。

 

塞翁が馬とは全くこういうことなのかもしれない。

 

そしてたまたま息子が大量の洗濯物を持ち込んだことが端緒となって今朝空を見て、

 

私の気持ちに変化が現れたのはホントのことなんだけど、

 

このことは口が裂けても息子には言わないからね。

 

息子たちが調子に乗って これ以上私にいろんな頼みごとをしてきたら困るもん!!

 

だけどやっぱり私は動き回っているのが一番性に合ってるわ・・・

 

よし、吹っ切れた!!