帰 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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すっかり今朝は秋の空となった。

 

父親が夢に出てきたからと、昨夕、主人が突然墓参りに行くと言い出した。

 

そうね、今年は何だかんだと忙しくて、

 

実家へはお正月に帰ったきり行っていない。

 

話そうと思えばすぐに電話で顔を見て話せるし、贈答も翌日には宅配で着くものだから、

 

義母が他界してからは、ついつい足を運ぶ機会も減った。

 

お天気も良さそうだし、気分転換になるかも・・・そうね、行きましょうか!

 

 

ところが先方ご夫婦は生憎の留守。

 

昨夜のうちに連絡を取ったからわかっていたが、

 

やはり今日を逃すとまたしばらく墓参りも難しくなるからと、三男坊の強行日帰り帰省。

 

でもさすがの跡取りご夫婦は、

 

実家の車庫に、私たちにとこんなお土産を用意しておいてくださった。

 

 

 

 

黒にんにく、これは何より、かたじけなくも有難いこと!

 

仏壇には家の外から手を合わせ、墓参りだけの里帰り・・・

 

 

「帰」。

 

旧体は「歸」。

 

「𠂤」は土盛りの堆積したさまで、「歸」はもとは「帚:ほうき」+「𠂤」」の形声文字。

 

女性が嫁いで箒を持ち家事に従事するのは、あるべきポストに落ち着いたことなので「キ」といい、

 

後、「止:あし」を加えて歩いて戻ることを示しました。

 

あちこち回った末、定位置に戻って落ち着くことをひろく「キ=歸」といいます。

 

 

帰り道、東名高速の下でちょっと休憩。

 

 

こんなところ、初めて止まった。

 

昔、主人の遊び場でもあったとのことだ。

 

 

義兄夫婦と顔を合わせられなかったのは残念だったが、

 

今まで行ったこともない場所に行けたのは、これもまた幸いなこと。

 

日陰で気持ちの良い空気を吸ってきた。

 

そして、いつもの卵の自動販売機で卵を購入。

 

 

 

烏骨鶏はなかったけれど、名古屋コーチン・目玉焼き用双子卵・初卵など、

 

いろんな卵を買ってみた。

 

 

お天気ならではのドライブでした。

 

・・・主人は、ちょっとふさいでいた私を連れ出そうとしてくれたのかな?