過 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

 

 

のろのろ台風5号が日本列島を通過中。

 

鹿児島で猛威をふるった憎きヤツは、そろそろ近畿に近づいてきた。

 

わが地方でも、

 

午前中はその割と静かだった空も、お昼過ぎからは風がうねり、唸り声をあげる。

 

やむなく出かけた先では、風に煽られ道路わきの雑草が舞っていた。

 

 

 

このころはまだ雨の勢いは然程でもなかったが、

 

帰宅途中怖いくらいの雨がひとしきり降り、私はしばし車を道路脇に寄せて待機した。

 

皆、徐行運転だ。

 

少しで雨は一旦収まったが、何度も強い降りを繰り返す。

 

まだ休止の時があるからよいけど、

 

この強烈な雨が止むことなく続けば、それは大変なことだと思う。

 

お向かいの樋からも、雨は止まるところなく流れ落ちる。

 

 

 

台風は紀伊半島へとの報。

 

雨風は次第に強くなってきた。

 

雨戸を閉めて、台風が通り過ぎるのをただ息を呑んで待つ。

 

 

「過」。

 

「咼」は、上に丸い穴の開いた骨があり下にその穴にはまり込む骨のある形で、

 

自由に動く関節を示す象形文字。

 

「過」は「咼」+「辶:動作を示す」で、両側にゆとりがあって するすると障りなく通過すること。

 

勢いあまって行き過ぎる意を生じました。

 

すぎる・すごす・あやまつ等の意。

 

 

すでに台風が通り過ぎた地にお住いの皆様、大丈夫でしたか?

 

これから迎えうたんとする皆様、どうかお気をつけて。

 

無事に台風が通り過ぎますように・・・