杉 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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包みを開けるとかぐわしい杉の香が部屋中に広がった・・・

 

 

「杉」。

 

「彡」は「三」の字の変形したもので、細かいものがたくさんあるさま。

 

「杉」は「木」+「彡」で、細かい信用がたくさん並んだ すぎ の木。

 

 

まさに贅沢、この香りが広がるだけで豊かな気持ちになった。

 

蓋を開けて出てきたのは・・・

 

 

真っ白な炊き立ての新米ご飯に添えたい佃煮だった。

 

穴子山椒、ちりめん山椒、昆布、牛蒡。

 

 

噛みしめていただいた。

 

蜆の味噌汁、塩鮭、おしんこ、そして白いご飯に載せた佃煮。

 

杉の香りの漂う中の、なんとも贅沢な日本の食卓。

 

 

この贅沢な佃煮は、先日長男がいただいたもの。

 

普段はなかなか白いご飯の朝食など食べる余裕のない婿くんに喜んでもらえるようにと提供してくれた。

 

彼は喜んでくれた・・・と思う。

 

そして本日、お嫁ちゃんたちとのお昼ご飯でも ご相伴。

 

ご飯の進む美味しさだった。

 

 

台風に見舞われた本日。

 

わが町四日市は午後から気配が濃くなり、夕刻には怖いくらいの雨と風。

 

今はもう鎮まっています。

 

また台風が大きな爪痕を残していきました。

 

まだまだ大荒れの地もあることかと存じますが、

 

どうか大きな被害なく、そして一刻も早く過ぎ去っていきますように・・・