この時期とは思えないほどの爽やかな晴れた朝だった。
が、午後からお天気は下り坂との報。
そのまま梅雨空が続くというから、このお日様を利用しない手はない、
最後まで残っていた大物の洗濯物を一気にやっつけて、ベランダいっぱいに広げた。
さあ、乾くまでに所用を済ましてしまおう、
段取りを考えながら桜堤を木陰を選って駆ける。
午前の日差しは強く、ジリジリと差してきた。
でも何て気持ち良いのだろう、緑陰を独り占めしての自転車行。
ペダルを漕ぎながら、自然自然と目がいく方には白い花。
これは山法師?
そしてこれは多分クチナシ、八重に咲いて香りを放つ。
「白」。
どんぐり状の実を描いた象形文字。
下部は実の台座、上部はその実で、柏科の木の実の白い中身を表します。
また別説では、白骨化した頭蓋骨の形の象形とし、そこから白い色が連想されるとときます。
「白」には白い色を表す他に、申す・内容を明らかにして話す意もありますが、
この意に結びつけるには、髑髏(どくろ)を呪術に用いたことを鑑みて後者の説のほうが自然と感じます。
家に戻ると汗がどっと吹き出した。
肌を刺すように日差しは強く、その分洗濯物はよく乾いている。
さあ、太陽の匂いの残っているうちに取り込んでしまおう。
その後ちょっと一服、冷たいお茶をゴクゴクと。
家の中にも白い花。
潔く、そして清らかに咲いている。
いつもいつも ありがとう。





