集 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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本日 入梅なった東海。

やはり梅雨空にはこの花が一番似合う。

しとしとと毛雨の降る中を、ご近所の 一番好きな色の花を見に。



本日の空は鈍色だけど、

瑠璃の空を切り取ったようなこの紫陽花から

気持ちが晴れわたっていくような爽やかな空気を受け取った。


さて、家の中には花菖蒲。



この花も雨が似合う。

偶然にも昨夕二軒のお宅からいただいた花菖蒲は、それぞれに色が異なり花房の大きさも異なって面白い。

みんな一緒に花瓶に挿して、ついでに色紙も後ろに控えさせた。

集って、集まって、それぞれの持ち味を出し合い解け合えたら、こんな素敵なことはない。


「集」。

「隹:鳥」+「木」の会意文字。

本日のタイトル書は金文から倣ったものですが、会意そのままの形。

古くは「隹」×3+「木」に作り、多くの鳥が木に集まることを表しましたが、

現在は「隹」をふたつ省略した略体です。

義はあつまる・あつめる・ひとつになる等。


何を隠そう、花菖蒲は三重の花。

サミット会場に決定し盛り上がりも感じる入梅の週明けだ。