
シャガが綺麗に咲いている。
今日も雨だけれど、この花は雨にも似合いそう。
優しい色で、繊細で、その作りは複雑で、でもとっても逞しい花なのだそう。
あの方と初めてお会いした時からもうすぐ2年。
その時、この花のことを話した。
あの方はその時のことを覚えてみえるだろうか。
私はシャガを見るたびに その時を思い出し、私にとても素晴らしい刺激を与えて下さったことに感謝する。
深い深い思慮を携えた その方の笑顔が、又湧き上がる。
このシャガだけでなく、雨の合間を縫って友が花を届けてくれる。
どうしても重くなりがちな雨の日も、花は気持ちを軽やかにしてくれるから嬉しい。
咲き始めの八重の山吹は温かな黄色。
家の中がパッと明るくなった。
来てくれるたびに 一杯の花を抱えて、ほんのちょっとの話をするだけなのだけれど、
たったそれだけが妙に嬉しい。
そういうものなのかな、友って・・・
「葩」。
「艸」+「皅:パッと平らに開く」で、パッと咲いた花。
『説文解字』に「華なり」とありますが、先秦時代の書には まだこの字は見えません。
『楚辞』にはまみえ、花を手に持つ形に束ねたものをさすと思われるそうです。
「葩」より「白」を取り去った「芭」も同義で用いられます。
お返しに、私は友へパセリの苗を。
お願いしたらこんなにたくさん届いたけれど、我が家だけではさすがに多すぎる。
あちこちお裾分けして、丁度友にも2株ずつ。
ほんの一葉だけ欲しいときがあるから、結構重宝するのよね。
私も早速一鉢植えた。
花に癒され、体には緑を。
こんな雨の日も悪くない。




