血 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。




昨夜、白く欠け始めた姿は幸いにも見ることができたが、

所用もあって 願いも叶わず見ることのできなかったブラッドムーン。

が、本日はあちこちで美しい画像を見せていただき、ちょいと1枚 私も拝借、堪能させてもらっている。



                    ネットより


何と美しいことか。

何と不思議なことか。

自然の織り成す不可思議に 畏敬の念を抱きつつも魂を奪われたように錯覚する。

ブラッドムーン、

血のような・・・そんな形容が心を余計にざわめかせ、

月は、如何な姿も如何な色も 私の心を鷲掴みにする。


「血」。

深い皿の中に祭礼に捧げる生贄の血のある形を描いたもので、

ぬるぬるとして、なめらかに全身を流れる血・ちぬる の意。


ブラッドムーンを想っていて、先日見かけたザクロを思い出した。





桜堤の入口に たわわに実るザクロの実。

その中に、割れて 宝石と輝く小さな粒をさらけ出しているものが。





去年もここのザクロの実は、鳥がついばむままにされ、そのまましぼんで朽ちていった。

あの血のような、ガーネットのような赤い輝きが、

今年もこのまま朽ちていくのだろうか・・・

赤い宝石の あの甘酸っぱい感覚が蘇り、

私の体を駆け巡る 赤き血潮は、一層熱くたぎり出す。


           
  


           
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