惜 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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急遽 我が家に思いがけぬお客様をお泊めすることになり、慌ててお掃除中。

普段手抜きをし放題だから、こんな時に慌てなくてはならない。

ただ今お風呂のお掃除完了、

あとは・・・まだまだいっぱい片付けなきゃならないところが・・・

でも、その前にちょっと一休み。






夏の限定ボトルのスパークリングワインも、せっかく頂いたのに そのままになっていた。

美味しかった おかきの掛け紙も残してあったけど、夏仕様では もう処分の時期か。





気に入って買った涼しげな金魚の柄の便箋も 使わず終いで残っている。

夏はそろそろ行ってしまう。

片付けものをしながら味わう 夏の名残り・・・


「惜」。

『説文解字』に「痛むなり」とあり、ひどく悲しみ痛むことをいい、おしい・おしむ の意に用います。

「惜しむ」は「愛(おし)む:愛おしく思う」の意で、

漢字に 国語と同じような感情の関係があることが知られます。

一度きりでは忘れられず、心中に残り重なって思いが募る意です。

また、思い切れず残念がる・大切にする の意にも用います。


さあ、そろそろ休憩終了。

今度は今夜の献立考えなくっちゃ。

お客はドイツからの留学生ということで、食事もごくごく普通のもので良いという。

ちょうど主人の友人が 夏を惜しんでイサキを沢山釣ってきたから、今日はソテーに決まりだ。

付け合せは何にしようか、野菜の煮物も普通でいいわね。

果物は・・・




これも今年の食べ納め。

久々に晴れた今日は ちょっと暑くて、冷たく冷やしたものが良いだろう。

いくつ食べたかわからないほど食べたスイカも、最後は黒皮で締めくくろう。


夏と秋の混在する今、

行く夏を惜しみ、来る秋を迎え、そのそれぞれを愉しまんとする。