眸(ボウ・ひとみ) | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。





海と空が遥か彼方で交われば 青き色さえ溶けてひとつに


本日は海の日。

青い色のぴったりなお天気になりました。

私は机の引き出しから缶を一つ。

紅茶の入っていた缶で、中身はとっくに頂いてしまったのだけど、

この空き缶はとても気に入って、今でも こんなものを入れて引き出しにしまっています。





素晴らしいお天気。

見上げた空は真っ青で、遠く想い描く海も真っ青に輝いています。

夏がやって来ました。

眩しい空も海も、目を細めずにカッと目を見開いて見つめたいと思います。


「眸」。

「目」+「牟:求める・むさぼる」からなり、瞳のこと。

目を見開いてよく見る意で、強い意思を感じる字です。

『孟子』に「其の言を聴き、其の眸子を観ば、人 焉(いずく)んぞ 庚(かく:かくす・さばす)さんや」といい、

「目は口ほどにものを言い」と言う民間の諺通りです。

そして、本日のタイトル書は「目」を上部に上げた構成。

上部と下部とが書体が異なり破格だとは承知していますが、

強い眼光を表現したくて敢えてチャレンジしてみました。