雨 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。


予報にたがわず、昨夜の雨は酷かった。

が、今朝方まで降っていた雨も通勤通学時にはもう止んで、

その時には まだ真っ暗で再び降り出しそうに重い空だったけど、

次第に晴れるという予報に期待を抱いて、まだ昏き空を見上げていた。

最近の天気予報はよく当たる。

朝の家事が終わる頃には、雨の心配はなくなっていた。

でも、プランターの草花には まだ雨の名残り。

葉っぱの上の水玉が、転がり落ちそうに光っていた。




「雨」。

天から雨の降る象形で、あめ・あめがふる・うるおう 意に用いられます。

雲・雪・霰(あられ)・雹(ひょう)・霜(しも)・霧(きり)・靄(もや)・露(つゆ)・雫(しずく)・霖(ながあめ)等、

雨や水に関する天体現象を意味する字には 多く雨冠をつけます。





恵みの雨を吸い込んで、草花が生き生きと輝く。

ひんやりとした朝方とは異なり、

次第に明るくなってきた空の下で うるうるとした暖かな空気が葉の上の水玉を転がす。

雨上がりの潤んだ感触が、

私の目元の小じわさえ ふっくら引き伸ばしてくれそうな卯月晦日の午後のひととき。

もう、4月も終わろうとしている・・・