光 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。








京都 北野天満宮は、少し歩けば汗ばむような陽気。

ドキドキしながら、私はうさママさんと一緒に喫茶店のドアを開けた。


そこは写真展会場。

春から夏に向かう美しい季節を、光で綴った写真展である。


「光」。

「火」 と 「儿:人を横から見た形」を組み合わせた会意文字で、古い字形では跪いている形。

頭上に大きな火の光を書き、火を強調している字。

「儿」の上に大きな目を書いている「見」や、同じく「止:足跡の形」の「先」と同様の作り。

古代には日は神聖で 灯を守って神に仕える人がおり、そのような聖職者を示したのが「光」。

のち、火の光そのものを「光」といい、美しく見えることから輝くの意が生まれました。





その写真展用チラシのタイトル文字を書かせていただいた。

さらに、写真作品の題字も。




何度も何度も連絡をいただき、

できる限り作品のイメージに近づくことができるようにと書き直し、作り上げた。

少しだけでも、お手伝いをできたことが嬉しい。


微かな輝きから、やがて柔らかに、そして力強くなっていく光。

その光を見つめる眼は、慈しみで満ちている。