日 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。




本日も蒸し暑い。

そんな中、大した手入れもしてやらず、只水遣りをするだけなのに、

毎日毎日、次から次へ、

プランターの日々草は、花開く。

蕾をつけ、花を咲かせ、やがて萎み、でも次が咲き・・・



「日」。

太陽の形の象形文字。

ひ・太陽・ひかりの意に用います。

太陽は丸い形ですが、中が空っぽの丸い輪ではなく、

中身があることを示すために 中に小さな点を加えました。

太陽は月のような満ち欠けがないため 丸い形で表します。

「ジツ」という音があるのは、「実:充実する・満たす」の意を示すからとも言われます。


毎日毎日同じことの繰り返し。

起きて食べて、泣いて笑って、怒って、少し学んで、また寝る。

それはそれで意義があり、

又そんな毎日は充実しているとも思うのだけれど、

時々、広い広い砂漠の真ん中に一人ぽつんと突っ立っているような心地が襲う。

日々草よ、戸惑うことはないのか。

迷うことはないのか。

蕾の君は、何の疑いもなく隣の開花の後を追って、その順を全うすることに疑問を抱かないのか。

DNAの螺旋への従順さは、君の持ち味だ。

次から次へ、毎日毎日・・・


時として、本の気紛れか、そんなことに疑問を抱いてしまう。

だからどうというのでなく、何かを変えようというわけでもなく、

次第に近づいてくる雷の音に刺激され、そんな気持ちが湧き上がる。


雷の連れてくる雨は、空気をひんやりと鎮めてくれるだろうか。