
風薫る五月。
その形容その物の本日。
お迎えに来て下さった友人の車にゴルフバッグを積み込み、主人は出かけて行った。
今年もまた、「ごゆっくり~」と手を振って見送る。
さあ~、今日は一日、自分のしたいように過ごすぞー
お天気も上々、やりたいことは山ほどあるから、どれから手を付けようかと頭をひねる。
あー、至福のひと時・・・
一番に手をつけたのは、少し前からやりたくて仕方なかったこと。
部屋を散らかし放題にして誰にも邪魔されずに紙を組み合わせ、色を合わせ、
あーでもない こーでもないと、不器用な手でカッター使ったり、糊をのばしたり、
飾って見たり、やり直してみたり、・・・
で、でき上がったのがこの額。
この額を飾るのは、やっぱり五月五日の 今でしょ!
これを飾って自己満足して、やっとそれから 朝食の後片付けをした次第。
実はこの菖蒲、先日食べた朔日餅の包装紙。

朔日餅は、毎月のお餅はもちろんだけど包装紙も楽しみでもある。
その中で5月のこれは、大胆かつ繊細で
色合いも又好みに合って 捨てるのは惜しい。
柏餅はとっくにお腹の中に消えたけど、これは残しておいた。
包装を解く時に細心の注意を払って糊をはがし、
それでもどうしても破れてしまい、おまけに文字の印刷を外すと これが最大限の大きさとなる。
(柏餅の置いてある箇所には「本日中にお召し上がりください」の文字入り)
やっと出来上がった菖蒲の色紙額。
これで本日はずっと機嫌よくいられるわけだから、私って結構安上がりだと思う。
その機嫌の良い中で 本日選んだ文字は「薆」。
『字統』中にも見つからない文字だが、『漢字源』の中はに載ってるから、由緒は正しい。
「艸」+「愛:胸がつかえる・いっぱいになる」で、
草木が行く手につかえるほどいっぱいに茂ることや つんと鼻につかえて芳しい匂いをさせることを表します。
あー、良い字を見つけたー!!
ということで気分を良くして、最近見た匂うような花々。
ボタン園で見た大手鞠、近所の公園の白躑躅、我が家のアマドコロ。
白い花が最近はお気に入り・・・



