旬 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

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昨日、手軽な浅漬けに味の深みと粘りを与えてくれた「めひび」。

これは「芽かぶ」を細く切って乾燥させたもの。

忘れていた!

今はまだ芽かぶの旬の時期。

今ならまだ間に合う!!
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「旬」。

「勻」の原形は、手を丸く一巡りさせた様を描いた象形文字。

「旬」は「日」+「勻」の略体で、甲乙丙・・・の十干(じっかん)を

一回りする十日の日数のこと。

本日の「旬」は金文からで、解字そのままのものです。

甲骨文字は尾を巻いた竜の形で、それだけで十日を表しました。

一旬(十日間)が元 竜の形で表されたのは、

一旬の吉凶を左右するものが竜神と考えられていたためとされます。

国字になって、野菜や魚などの最も旨い季節をさす意が生まれました。


この芽かぶ、美味しいのはもちろんだけど、
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面白いのが この瞬間。

鍋に入れて上から熱湯をかけると・・・

ほら、この通り。

熱の加わったところから色がこんなに鮮やかに早変わり。

綺麗な緑色になりました~
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若い芽の色が目に飛び込んできます。

このまま冷まして、茎とひらひらした葉の部分を切り分けます。

茎は固くてコリコリした感じ。

葉はネバネバ粘りが出て、扱いづらいから気を付けて。

それぞれを細く切って、我が家は別々に器に。
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セルフ方式で、自分の好みを取り分けて頂きます。

お塩とごま油をかけて、というのが我が家の最近の流行り。

ドレッシングもいけるし、ポン酢もいいかも。

長芋短冊と粘り和えなんてのもいいな。


あー良かった、間に合った。

大好きな季節の味を食べ逃すのは悔しいから。

時期のものを時期にいただく。

しかもできる限り素材そのままを味わう。

最も贅沢なのかも・・・。