暁 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

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所属していた会派を抜けさせていただいてからは使っていないのですが、

私、号に「暁」の字を入れて頂いておりました。

確か、高校時代にその号を頂戴したように覚えています。


当時から、朝型でした。

毎日聞いていたラジオ講座は朝5時スタートでしたから。

その習慣は大学時代は崩れてしまっていましたが、

結婚して子供が小さかった時期にも、

自分だけの時間を作れるのは朝方だけだと 早朝を活用していました。

本を読んだり、書の練習をしたり・・・

今はその時間が午後のひと時に移動していますが、

それでも朝の空気が自分には合っていると感じます。


明け行くを 見るぞ愉しき ひんがしの 空の紅 わが胸の中へ


時々寝坊をしてしまい、昏さの中に少しずつ紅い色が加わっていくのを見逃してしまうのですが、

また、家族の朝食の世話に追われて実際には見れなかったりもするのですが、

窓から見える空気の色からでさえ、

その刻々と赤味をさしていく空の色が感じられ、

やはりこの時が私の一番好きな時間なのだと感じます。

本日少し片付けものをしていて この印を押した作品を目にし、そんなことを思っていました。


「暁」。

元の字は「曉」。

「堯」は、土器を焼く時に窯(かま)の棚の上に土器を積み重ねる形で、

高いという意味に用います。

「暁」は、日が高く昇りはじめるあかつき、つまり夜明け・明け方をいいます。

次第に周辺が明るくなり、物の姿も明らかとなるので、悟るの意味も生まれます。



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