
昨日、うさぎさんからの プレゼント企画の当選の品が届きました。
その包みにさえ心遣いが溢れていて、

封緘のノリで貼られた小さなうさぎを針先を使って丁寧にはずし、
包装紙を破らないようにと細心の注意を払いながら ほどきます。
漂う香りは上品で、
周りの雰囲気までもが急に雅な世界に引き込まれるよう。
そして中から出てきたのは・・・
お座りうさぎ!
四角い桐箱の中に ちょこんと座った まん丸顔のうさぎさんを見つけた瞬間に、
自然に、本当に自然に、吐息と共に笑顔が漏れます。
こんな繊細な愛らしいウサギを作り出す うさぎさんの手って、一体どんななんでしょう。
お座りうさぎさんと見つめ合っていた時間、
いつもはガサツな私も、いと細やかな心の持ち主に生まれ変わっていたような気がします。
本当に本当に有難うございます。
お座りうさぎさんはもちろん、彼女の連れてきてくれた空気がとっても芳しい・・・
清少納言が『枕草子』で述べた心を、私も共有できた気分です。
ところで、うさぎさんの作品の数々、ちょっと振り返ってみました。
まず、昨年暮れの 豆招きうさぎ熊手。
3月、高校生になる女の子に贈った さくら小箱。
4月、いただいて娘にプレゼントした 桜の小箱。
6月、うさママさんから誕生日のプレゼントにいただいた 紫陽花小箱。
7月、古き七夕の風習を教えて下さった 梶の葉と筆。
そして今回いただいたお座りうさぎ。
いつの間にか、我が家にはこんなにたくさん・・・
ちひさきものを愛でながら、優しい気持ちに包まれます。
昨日、この白くて丸いお座りうさぎさんの顔の残像が消えやらぬ宵の頃、
外に出てみると、雲の隙間から真ん丸な月が!
時々雲に隠れながらも現わすその姿は 大きく白く、お餅を搗いているうさぎの姿がくっきりと。
大きな月と、小さなお座りうさぎさんの顔がりンクして、
共に何やら語りかけてくれてるような気がして、
ま~るいま~るいまんまるい・・・
気持ちまでもがまん丸くなったような時を味わった宵でした。
「丸」。
曲がった線 + 人が身体を丸めてしゃがむさま。
よって丸いこと。
実際には今夜が今月2度目の満月、ブルームーン。
でも、昨夜私の見た月は真ん丸に見えて・・・
そうか、もう少し もう少しって、満ちようとしている最中だったのか。
それならなおのこと、そのパワーを私にも授けてくれたに違いない。
まん丸顔と凛と背筋を伸ばした長い耳。
野原を翔ける時を想いながらも、かわいくおすまししたその顔で、
今日も私にいろんなことを語りかけてくれています。
