酣(たけなわ) | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

$心から

連日のオリンピックの報道に一喜一憂の朝。

序盤戦はなかなかメダル獲得が想うように運ばず 日本中がヤキモキしていた。

が、ここへきてメダルラッシュ。

否が応(いやがおう)にも盛り上がる。


「酣」。

「酉:酒つぼ」+「甘:ふくみ味わう・うまい」。

「甘」は、中に封じ込める意も含み、

「酣」で、酒に封じ込められて旨さに酔った状態をいいます。

そこから、物事が最高潮に達し、最も盛んなさまを表します。


本日は、午前中に拝見した 墨仁★BLACKBIRD さんの記事中にあった「酣」字を。

最初、この字を見たときには、何と読むのかわからなかったのですが、ヒントから。

キーボードに「takenawa」と打ち込んで変換し「酣」と出たとき、思わず「やったー!」

上手いこと仰るなぁと感心し、拝借することをお願いしました。

凛々しいイメージ漂うBLACKBIRDさんの着眼に脱帽です。


リアルタイムでの応援は 翌日のことを考えるとなかなかできないけれど、

目覚めてすぐにつけるテレビで、結果をチェック。

今朝は特に、我が三重出身の吉田沙保里選手の3連覇の話題で、朝から家中ハイテンション。

期待に応える難しさ、重圧を跳ね除ける大変さを、

オリンピックが始まって我がことのように痛いほど感じてきたから、なおさら 凄い! としか言いようがない。

本人も以前から、今回は、一回目二回目より 金メダルを取るのは更に難しくなると話していた。

様々な難関を越え、様々な困難を克服しての勝利は、実際の金色以上の輝きを放っている。

数々の偉業は、これまでの努力の賜物。

努力しても、どれだけ頑張っても、結果につながらないことばかりの凡人にとって、

彼女の 身を挺して示す誇りは、

やっぱり私はまだ努力が足りないのかもしれないと、心を入れ替えさせてくれる。

それだけでなく、鬱々とした日常に 勇気と希望と感動を与えてくれる。

オリンピックは今まさに酣。

残る競技の応援に、さらに熱くなりそうな予感。

まだまだお開きとなる気配は感じるわけにはいかない。


つい今しがた届いた朝日新聞夕刊に、こんないい笑顔があったので追載します。

$心から