提 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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$心から


昨日は部屋の中に入れていたアジサイを、今日は陽の光に当てようと外に出したら、

早速ご近所から、「母の日のプレゼント?」

そちらはカーネーションだったとか。

昨日はきっとあちらこちらでいろんなドラマがあったに違いない。

嬉しい出来事もあっただろうけれど、そればかりとは限らない。

私の兄も、母のところへプレゼントを持ってきたけど、どう見ても機械的。

母としては息子と少し話でもしたいのだろうけれど、なかなかままならない。

何に対しても心細くなってきている年老いた母親の気持ちは、一向に伝わっていない。

立派なものを貰うより、

例え電話でもいいからゆっくりおしゃべりをしたいという母の気持ちはわかってもらえず、

母はぼそりと「育てた私の責任だから・・・」。

社会的な地位も大切かも知れないが、

老いた母親の気持ちも少しは汲んであげてほしいと、出来の悪い妹の独り言・・・。


私が子どもたちから昨日貰ったものは、アジサイとブラシ。

ブラシは尾鷲から届いたもので、

次男の字で送り状が書かれていたが、中から来年お嫁さんになる彼女の手紙も出てきた。

男坊主は照れ屋でもあるから、そうそう母の日のプレゼントなど送ってくるはずがない。

やっぱり・・・、と思いながらも、

簡単なものではあったけれど、さりげないその手紙には心から嬉しいものを感じた。

私はお礼の電話とともに、息子を頼みますと。

一方、アジサイは、実は娘から。

長男は、一向に無頓着。

娘はプレゼントしたりされたりが大好きだから、分不相応ともいえるプレゼントを送ってくる。

もちろん、何を送ろうかと考えるワクワクする気持ちは十分理解できるから、

それも悪いこととは思わない。

だからまず、アジサイの代金は、長男と半分ずつ折半にするようにと伝えた。

2人からのプレゼントとして受け取ると。


更に子どもたちへの提言。

①、来年も、その先も、母の日や父の日、よろしくお願いね。

②、だけど、もし遠くに住むようになったとしても、物をポンと送ってくるだけでは嫌だ。

③、そしてできれば、3人もしくは将来3軒になっても、合同で一つのものを考えてほしい。

イベントごとにワクワクする気持ちは、これからも持ち続けてほしい。

やっぱり、昨日プレゼントしてもらった私は嬉しかったから。

でも、高価なものは、わが家には分不相応。

3人で1000円ずつでもいいから出し合えば、それで十分。

その時に、相手が何を喜ぶかを考えながら選んでほしい。

尋ねてくれてもOK、遠慮なくお願いするから。

そうやって、この先それぞれが結婚して3軒になった時も、競争ではなく兄弟妹で話し合ってほしい。

父と母はそれが一番嬉しいから。

行事ごとは、とかく形だけのものになりがちだから、

そうではなく、相手を想うきっかけとして利用してほしい。


「提」。

「是」は、「旦:まっすぐな匙」+「止:足」の会意文字で、まっすぐ進むことを表します。

「提」は「扌:手」+「是」で、真っ直ぐに↑型に引っ張る又は差し出すこと。

つまり、真っ直ぐに差し出して示すこと。


私の気持ち、通じたかなぁ。

というわけで、来月の父の日には、子どもたちが合同でプレゼントすることに。

主人が欲しがっている物は私が知っているから一応教えたが、その都合で別のものにしても良いし。

まずは娘を中心に、次男の彼女と一緒に段取りを進める。