
3月末のこの時期、
年度の締めくくりとして、また来年度への準備として、人にお会いする機会が多い。
普段は電話やメールで済ます要件も、
実際に顔を合わせてお話しすることで思いもしないご縁が結ばれることがある。
そうやって生まれたご縁も、
時に上手くかみ合わないこともあるが、
又ある時には、
どうして今まで知り合う機会に恵まれなかったのだろうと悔やまれるほどのこともある。
新たに結ばれたご縁を大切に、
そしてその結び目がきれいであるようにと期待する。
「結」。
「吉」は、入れ物の口にしっかりと蓋をした様を描いた象形文字。
そこに「糸」を加えた「結」は、糸やひもで入口をしっかりと縊(くび)ること。
中身が出ないように締めくくる意を含みます。
育った街も住んでいる環境も異なり、
お互い方向も長さも全く違うベクトルに乗っかっていると思っていたのに、
どんな偶然からなのか そこに思わぬ交点が生まれる。
面積を持たなかった点が次第に大きくひろがって やがて面積を持ち始めたら、
その二つのベクトルまで飲み込んでしまうだろう。
そしてそこに一つの世界が生まれる。
そうやって縁が結び結ばれ、
その口をしっかりとゆわえ、簡単にはほどけることのないようにと願う。
新たな世界を創らんとする若人に願う。