素 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。


心から


たくさんの人にお会いした本日。


顔見知りの方にも、初めてお会いした方とも挨拶する。


失礼のないように。


伝えなければならないことを忘れないように。


相手の方の話し方に合わせて。


・・・疲れた。


家に戻り、ご飯を食べて、やっと素に戻る。


お化粧落として、ぼーっと座って、いつもの自分に戻る。



「素」。


元の形は「垂」の略体+「糸」からなり、


絹糸が白く光って垂れさがる様子を表します。


そこから白い意が生まれ、


白は色を付ける元の原糸であることから、


もと、自然のまま、いつもの、それだけの、などの意に使われるようになりました。



何の気兼ねもなく思ったことを言えたら、どんなに気持ちよいだろう。


そんな風に思いながらも、頭の中に様々な顔が浮かぶ。


その顔が言いたいことを飲み込ませ、


だからお腹の中はスッキリしなくて、


そんなもやもやが日ごとに膨らむ。


そんな気持ちを笑顔に変えて、周りの人と会話する。


疲れた顔を見せないように。


疲れたしぐさは持ち帰り、小さくたたんでしまいこむ。


そうしてやっと素に戻り、


グータラな自分に戻り、ため息をつく。


素に戻った自分。


明日は寝坊と決め込んで、さあ、今から一杯やろう!