虹 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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心から


今日も洗濯をたくさんしたのに、曇ってきました。


危ない危ない。


さっさと中に入れて、これで安心、一休み。


そういえば、昨日は天気予報ではバッチリ晴れマーク。


なのに突然パラパラきたり、


洗濯物を取り入れたと思った途端にまた晴れてきたり。


挙句の果てに嵐並みの雨風。


何と、近くで雹(ひょう)まで降ったとか。


お天気に翻弄された1日だった。


なのに、夕方には、空にきれいな虹がかかっていました。


運転中に見かけた虹は、東の空に大きくかかり、


思わず、「きれい・・・」。


大きな大きな鮮やかな虹でした。



「虹」。


「虫」+「工:つらぬく」。


天空を貫く大蛇に見立てた呼び名。



『字統』によると、


虹は、古くは天界に住む竜形の獣と考えられていました。


その雄を「虹」、雌を「蜺(げい)」といったそうです。


また、内側が紫で色鮮やかなものを「虹」、


外側が紫で色が淡いものを「蜺」とも。


虹に種類があるなんて知らなかった!


昨日の虹はどちらだったのかしら。


きっと、私の待っているところに舞い降りた雄の虹だったに違いない。


そんな風に考えながら、


乙女のように心弾ませ墨を磨る・・・



慌ただしく過ごす毎日の中で、思いがけず巡り遭えた虹。


自然の不思議に一喜一憂しながらも、


色美しく空を飾った虹を見て、華やぐ心を大切にしたい。