支 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。


心から


「支」。


「十:木の小枝」+「又:手」。


竹の枝を割くことから、分ける意が。


また、手に1本の枝を持つさまから、支える意も表します。



何かがあった時、それを皆で分かち合えば一人分は小さくなります。


哀しいこと、辛いこと、泣きたいこと。


そんなものを隣にいる誰かと分かち合えば、ちょっと気持ちが楽になるのでは?


楽しいことや嬉しいことも分かち合えばいい。


きっとそれが「支え合う」ということなんだと。



「支援」という言葉が苦手でした。


何だか、どちらか一方が助けてあげるみたいなニュアンスがあるような気がして。


でも、今回の様子を見ていて、それだけではないと感じるようになりました。


実際に被災された方々に支援の物資を届けたりして、


感謝され、逆に励ましてもらったりするという話を聞きました。


きれいごとだけでは済まされないことも多々あるでしょうが、


支える側と支えられる側が一つになって、


矢印の向きも→と←が両方重なって、


助けられ教えられ、


広がりをもたらすように感じます。


「支える」とは、どちらか一方の負担になるわけではなく、


共に「支え合う」ことなのだと思います。