一度温かくなった後の寒さは、余計堪(こた)えます。
寒くて、頬にあたる風の冷たさが半端ないと思っていました。
予報通り、午後から雪がちらつき始め、夕方からは大きなボタン雪が。
屋根も白くなってしまいました。
ホワイトバレンタイン。
恋人たちが肩を寄せ合うにはいいかもしれないけれど、
所帯持ちには不都合な雪となりました。
ああ、また明日朝は雪かきだわ・・・・
「凄」。
「ン:氷」+「妻:夫と肩をそろえる相手」。
氷雨の足がそろって、肌を切るほどに寒いこと。
「斉:そろう」、「切:粉にするようにして切る」と縁の近い字。
すさまじい、冷たさや寒さが肌身に堪えるなどの意。
強いて言うならホワイトチョコレート。
バレンタインデーの夜の雪は、せめてそう表現したい。
だけど、雪から霙(みぞれ)、そして雨に変わったそのあとは、
ぬかるんでベチャベチャ。
ムードないなぁ。
本日の夕食はグラタン。
せっかくのバレンタインデーだからと、
ニンジンをハート型にぬいてチーズの上に載せたのだけど、
グリルで焼いたら、焦げて真っ黒に。
その上シワシワになったから、もう、ハートの跡形もない。
たまにかわいく飾りつけしても、結果はこんなもの・・・
ムードのムの字もない。
焦げたハートを食べてはくれたけど、思わず苦笑い。
これがホントの苦笑い、なんてね。
身を切るような寒さも、もう少しでしょう。
寒さと温かさが交互にやってきて、少しずつ春に向かう候。
三寒四温の言葉通りに、
こんな雪の便りの後には、そろそろ鶯の声が聞こえてきそう。
雨水はもうすぐ。
