
「泉」。
『説文』には、
「水源なり。水の流出して川をなす形に象(かたど)る。」とあります。
つまり、岩のすき間から水が湧き出るさまを描いた象形文字となります。
この説明を読んでからこの字を見ると、
当に納得の字形ですね。
地表から湧き出す水のうち、
25度以上のものを温泉、それ以下のものを冷泉というのだそうですが、
その温度に関わりなく、
溢れ出るその様子を思い描くと、限りないものを感じます。
降った雨が地面に吸い込まれ、
湧き出して川となり、
流れて集まり、海となり、
気化して水蒸気になり、雲になり、
また雨となって地球に戻る。
自然の摂理の大きさを感じます。
あちこち見せていただく皆さんの記事から、エネルギーや、情熱を感じます。
その一つ一つに、様々な想いが詰まっていて、
泉のように、今にも溢れ出しそうになっているのが、わかります。
それを貰って、
また私の中で発酵させ、
そして、それを表現できたらいいな、と思って。
まだまだ私の中には、溢れ出させるほどのものは無いのですが、
今は、じっくり吸い込ませていただく時期と、
自分が「泉」になる日を夢見て、
勉強させていただいてます。