菜 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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毎日食べ物の話ばかりですが・・・

昨日、我が家に新顔の白菜がやって来ました。

スラッと背が高くて、なかなかカッコイイ。

新しい品種なのでしょうか?

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真ん中は、少し使いかけてあるのですが、ごく普通のもの。

比べると歴然、背の高さが全く違います。

早速昨夜はキムチ鍋。

1個丸々使っても、下の軸の方の厚みが薄いので、ちょっと物足りない感じ。

中の繊維質もちょっと強めかな?

やっぱり鍋には、ぽってりと肉厚の、

まるでウチの家族のような白菜の方がお似合いかも。

それならと、今夜は早速、浅漬けにしていただくつもり。

料理といえるかどうかわかりませんが、浅漬けは、私の得意の1品。

キャベツ、白菜、小松菜、水菜・・・

手当たり次第の葉菜に、いろどりのための人参を加え、

しょうがの千切り、あれば茗荷を薄切りにして足し、

キュウリもあれば尚いいし、昆布の細キ切りを加えれば最高!

それをごちゃ混ぜにして塩で揉み、最後にお酢を一振り。

私はいつも、コレを蒸し鍋に溢れるほど作り、

上から鍋の‘さな’を乗せ、重石は大きな砥石。

たったコレだけで、サラダ感覚の、美味しい浅漬けが出来上がります。

もちろん、塩や酢の分量は、テキトー!!

甘かったらお醤油かけて、辛かったら水分を良く絞って食べればOK。

旬の野菜が、賑やかに混ぜ合わさって、自然に美味しさを作り出してくれますから。


「菜」は、『説文』に、「艸(くさ)の食らうべきものなり」とあるそうで、

つまり、野菜の類全般を「菜」ということです。

また、「采」が「栽:植える」の意味を持ち、

植える草から、野菜や菜っ葉を表す字として使われています。


また、「菜(な)」は、もと、おかずのことで、

酒のおかずを「酒菜(さかな)」といい、

この中でいちばんおいしい「魚(うお)」を「魚(さかな)」というようになりました。


今日は、新顔の白菜君に敬意を表し、

君のように、すらりと姿勢正しく書きましたよ!