2025秋アニメ 開始状況その2 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

9月25日深夜に2025年秋アニメの放映が始まってから約3週間経って、今期において当初視聴対象作品としていた39作品の全てが既に放送開始しており、そのうち9作品は既に1話切りしましたので現時点で視聴対象作品として残しているのは30作品となっています。今期の視聴継続してランキング対象とする視聴対象作品はこの30作品となると思います。今回はその30作品を以下に現状の順位付けとランク分けをして紹介していくことにします。また10月8日深夜放送分以降に1話切りした2作品についても最後に講評しておきます。なお各作品の10月15日深夜放送分以降のエピソードは評価対象には含めていません。

 

 

 

◆Sランク(大満足した作品)

 

1位 グノーシア

第1話まで視聴済み。

人気のSF人狼アドベンチャーゲームのアニメ化作品らしい。宇宙船内部に潜んだグノーシアというゾンビ感染者みたいな敵を見つけ出すために船内の人間同士で投票をして1人ずつコールドスリープしていくという物語の仕組みが上手に説明された第1話であったが、SF世界観の作り込みやキャラ魅力や独特の不気味な演出など、あらゆる面で圧巻のハイレベルな作品であった。ただ、まだよく分からないことばかりであり、それが現状は全て魅力に転換しているが、これから先のことはまだ未知数といえる作品。

 

 

2位 ウマ娘 シンデレラグレイ 第2クール

第14話と第15話が評価対象。

ウマ娘シリーズのオグリキャップを主人公としたスピンオフ漫画のアニメ化作品の第2クール。第1クールの秋の天皇賞の後の展開を描き、主にジャパンカップや有馬記念を描くことになりそうだが、冒頭の2話は14話は前半はフジマサマーチの話、後半は導入的な話、15話は菊花賞におけるスーパークリーク覚醒話など、サブキャラ関連の話が多めで主役のオグリは出番少なめだったが、それでも各話の完成度が常に高いので他作品も導入部分も多い現状ではやはり高い順位に評価するということになります。

 

 

3位 終末ツーリング

第2話まで視聴済み。

近未来の日本と思われる誰も人間の存在しない謎めいた終末世界を2人の少女がオフロードバイクでツーリングする物語。とりあえず廃墟と化した箱根や横浜や横須賀などの世界観に惹きつけられ、ヨーコとアイリの破天荒なキャラも魅力だが、やはり会話の端々や細やかな描写の中に張り巡らされたヒントをもとにこの物語内の終末世界の謎が徐々に明かされていく過程が非常にワクワクする。2話ではゲストキャラのロボ父さんこと鈴木一朗の悲しい物語も描かれ、今後更に深みのある話が期待できそうです。

 

 

4位 青のオーケストラ(第2期)

第2話まで視聴済み。

高校のオーケストラ部を舞台とした青春群像劇の第2期だが、主人公の青野の1年生の夏休みの終わりから秋のコンクールに向けてオケ部が再始動する姿が描かれるが、冒頭2話は3年生の引退後の新体制のオケ部における2年生の間の揉め事が主に描かれた。あまりスッキリしない鬱な展開ではあるが、純粋に本格的なドラマのクオリティでは現状では今期一番と言っていいほど脚本の深みが別格。ただこの作品の音楽作品としての本来の良さが出るキメ回にはまだ至っていないので最高評価するほどではない。

 

 

5位 不滅のあなたへ Season3

第2話まで視聴済み。

唯一無二の不思議な世界観の大河ファンタジーの第3期はこれまでの話から何百年も経った現代社会の日本のような場所が舞台となっており、おそらく連続2クール放送と思われる。その冒頭の2話はフシが現代に復活してノッカーの消えた平和な世界を謳歌したり仲間たちを生き返らせて一緒に住み始めたりする様子と並行してカハクの子孫と思われるミズハの周囲の不穏なムードが描かれた。正直まだ導入であり本来の面白さは完全には出ていないが、それでも世界観と徐々に盛り上がる不穏さで高評価できる。

 

 

6位 SPY×FAMILY  Season3

第38話と第39話が評価対象。

まず38話は前半はキャラ紹介的なアクション回で内容は薄かったが見栄えは良かったと思うしシーズンの始まりとしては良い出来だったと思う。後半はフォージャー家不在のサブキャラ回だったがスパイ作品として駆け引きの妙とはみ出し者の矜持が見れてアツい話だった。39話は前半はアーニャの学校でのコメディ回だったが話の作り方がとても上手で楽しめた。後半はロイドの少年時代の戦争絡みの話の導入で話の途中で終わったが惹きこまれた。総じてレベルの高い2話分であり、次回は更に盛り上がりそう。

 

 

現状のSランクは上記の6作品であり、このうち「SPY×FAMILY3期」は序盤2話の出来がたまたま良かったのでSランク評価しているがエピソードごとの出来のバラつきは大きい作品なので今後はA+ランクに落ちる可能性は十分あると思う。それ以外の5作品のうち、既にSランクの実績のある「ウマ娘 シンデレラグレイ」「青のオーケストラ2期」「不滅のあなたへ3期」の3作品はSランクに留まる可能性が高く、また「グノーシア」と「終末ツーリング」の新作の2作品も序盤の掴みの良さを見る限り、このままSランク評価を維持する可能性が高いと思う。

一方で現状のA+ランクからSランクに上がってくる可能性が高い「準Sランク」といえるような作品は見当たらないので、Sランク作品は現状の5~6作品で終わる可能性も十分ある。そうなると代わりにA+ランク作品は多くなるとは思うので総合的に見ればそれなりに充実はするとは思うのだが、それでもやはりSランクの作品が少ないとなると「豊作クール」とは言いにくくなる。豊作クールに到達するためにはA+ランクからSランクにあと2~3作品ぐらいは上がってきてほしいところ。その候補となるのが現状A+ランク作品の中では「転生悪女の黒歴史」「ワンダンス」「永久のユウグレ」あたりでしょう。

なお今期は現状ではSSランクに昇格しそうな作品は見当たらない。「グノーシア」と「終末ツーリング」は未知数なので何とも言えないし、「ウマ娘 シンデレラグレイ」は第1クールもSSランクではなかったので今期もSSランクまでは行かないと思う。「青のオーケストラ2期」「不滅のあなたへ3期」はポテンシャルはあるとは思うが、連続2クール作品の前半クール分なのでSSランクまでは届かないと思う。

そうした中、現状でSランクの最上位に評価しているのが「グノーシア」なのだが、これは第1話の完成度が抜群だったからです。他のSランク作品が序盤は導入編みたいな感じであった中でこの作品だけが1話だけで作品の本質を描くような完璧な完成度のエピソードを繰り出してきた。だから現時点でこの作品が最上位なのであって、必ずしも今後も同じであるとは限らない。おそらく今後もSランク級には面白いとは思うが、他のSランク作品が本来の実力を発揮してきた時にそれに打ち勝てるほどなのかはまだまだ未知数といえます。

「ウマ娘 シンデレラグレイ」の第2クールは序盤2話はサブキャラ関連のエピソードが多めで、しかもそれが完成度が高かったのでSランク2位にも評価しているのですが、それでもこれはまだ主役のオグリキャップがほとんど何もしていない状態での評価なのであり、第2クールの本編の第一弾といえるジャパンカップ編が次回から始まるので、そこから更に評価を上げていくことになるでしょう。

同様に「青のオーケストラ2期」も「不滅のあなたへ3期」も序盤は導入編みたいな内容であったので、ここからいよいよ本領発揮ということになり、物語の完成度の高さという点ではむしろこの2作品の方が「ウマ娘 シンデレラグレイ」よりも上なのではないかとは思う。ただスタートダッシュという点では明らかに「ウマ娘 シンデレラグレイ」の方が勝っており、どんどん加速していく「ウマ娘 シンデレラグレイ」にスロースタートから高いポテンシャルで追走する「青のオーケストラ2期」と「不滅のあなたへ3期」がどの時点で追いつくのかがポイントになるでしょう。そしてかなり重要な点は、「青のオーケストラ2期」と「不滅のあなたへ3期」が連続2クール作品なので今期の終盤はもしかしたら中途半端なところで終わるかもしれない一方で、「ウマ娘 シンデレラグレイ」は今期の終盤に最大の盛り上がりの場面が来るということです。

こうした続編作品の三強のデッドヒートの中で「グノーシア」と共に動向が注目されるのが「終末ツーリング」ということになる。この作品はあまりに内容が謎めいていて評価が難しいが、その謎を推理して考察していくという点において非常に優れた作品であり、現状のSランク3位という高い順位は期待値も込みであり、続編作品の三強が本領発揮してくれば一旦順位は落ちるかもしれない。ただ、こういうタイプの作品はクール後半になると大化けする可能性が高く、そうなれば「グノーシア」と共に今期のSランク内の台風の目となる可能性が十分あります。

あとは「SPY×FAMILY3期」だが、この作品の場合は今期の序盤のエピソードの出来が良かったのでSランク評価しているだけであり、この作品の場合は結構ハズレのエピソードも多いので、そういうのがクール中盤で繰り返されていくようならば2期と同じようにA+ランクに落ち着くことになるでしょう。ただ現在やっているロイド過去編は盛り上がると思われるので次回もSランクは維持して順位も上がるかもしれない。そのまま良いエピソードが続くようならずっとSランクを維持する可能性もある。

 

 

 

◆A+ランク(満足できた作品)

 

7位 転生悪女の黒歴史

第1話まで視聴済み。

OLが10年前の中学時代に自己満足で書いてほぼ忘れていたような黒歴史のような自作小説の物語世界の悪役令嬢に転生してしまいバッドエンドの運命を回避するために奮闘するという話。一見ありがちなタイプの話だが世界観や設定やキャラや演出が異常に面白い。今期の怪作と見なしていいが、まだ出オチの可能性もあるので様子見してる。今の勢いが続くならSランクもあるかも。

 

 

8位 太陽よりも眩しい星

第2話まで視聴済み。

小学校から幼馴染の大柄女子の朔英と昔は小柄だったが今は長身イケメンの光輝が同じ高校に進学して距離を縮めていく青春ラブストーリー。明るいタッチで描かれていくが、かなり甘酸っぱい系の典型的な少女漫画風のラブコメ展開で、そんなに好みの作風というわけではないが、ストーリー展開がとても上手で自然に話に惹きこまれていく。ただ話が進むと飽きてくるかもしれない。

 

 

9位 ワンダンス

第1話まで視聴済み。

高校に入学した吃音症の花木がダンスをやっている同学年女子の湾田と出会い、自分を恥じることなく自己表現をすることで自由を得られるという気付きに至るまでの経緯が描かれた1話は純粋に脚本の出来が良かった。作画や演出など全体的にレベルの高い作品だがまだ導入だけなので様子見でA+ランク上位あたりで妥当か。ダンスシーンのCGは良くないが今は気にしないようにする。

 

 

10位 機械じかけのマリー

第2話まで視聴済み。

人間嫌いの大富豪の跡取りの青年アーサーの護衛をするために元格闘家の人間の少女マリーが無表情ゆえにロボットメイドになりすまして傍に仕えるというドタバタラブコメ。正体がバレたら終わりという状況でのコメディも面白く、いつの間にか互いに惹かれ合いつつ正体を疑ったり隠したりという2人の奇妙なラブコメも面白い。また意外に深い人間ドラマもアクションも楽しめる。

 

 

11位 笑顔のたえない職場です。

第2話まで視聴済み。

駆け出しの少女漫画家とアシスタントや編集担当さん達の漫画制作に関わる日常を描いたお仕事コメディ。漫画制作現場の描写の解像度が高く、それが割と人間ドラマの面白さに繋がっている。キャラもなかなか個性的で面白く、話は割と真面目だが真面目ゆえの可笑しさがあり、ドタバタ展開を描きながらいつの間にかしっかり感動させる話にちゃんと落としてくれるところも良い。

 

 

12位 私を喰べたい、ひとでなし

第2話まで視聴済み。

妖怪が食べたがる血肉を持った比名子と、比名子を最も良い食べ頃で食べるために比名子を守ろうとする人魚の汐莉の不可思議な交流を描いた百合ホラー。何ともいえない鬱な心情描写と不気味な世界観が非常に完成度が高く魅力的で惹きつけられる。ただ既に完成され尽くしてる感があって、ここからこれ以上面白くなるのか少し疑問。また百合的な描写は個人的に嗜好ではないかも。

 

 

13位 永久のユウグレ

第2話まで視聴済み。

21世紀に生きていた研究者のアキラが200年後の世界で目覚めて元恋人とそっくりの謎のアンドロイドと一緒に元恋人のアンドロイド研究者のトワサを探す旅に出るという話が前日譚の0話と本編1話2話の3話分が描かれた。世界観はかなり興味深いのだが現状ストーリー展開はスローテンポであり、どうも秘密にされている部分も多くて今のところどういう話になるか分からない。

 

 

14位 デブとラブと過ちと!

第2話まで視聴済み。

何らかの事件に巻き込まれて記憶喪失になったデブで不細工なOLがポジティブ人間になって周囲に影響を与えて変えていくお仕事コメディみたいです。そうしたお仕事コメディとしての解像度そのものは現状はあまり高くは感じないが、主人公の夢子が記憶喪失になった原因に関するミステリー要素やイケメン副社長とのラブストーリーも絡んで興味深い展開となっているところが良い。

 

 

15位 不器用な先輩。

第2話まで視聴済み。

人付き合いが苦手で不器用だが人情味あふれるクールビューティーな先輩社員が爽やか好青年の新入社員の教育係になって不慣れながら奮闘するというお仕事日常コメディ。凄くギャグが冴えてるというほどでもなく一見すると同じようなことばかりしてるようにも見えるが、意外に心情描写が深くて人情コメディとして出来が良くて、毎回しっかりイイ話にまとめて満足させてくれる。

 

 

現状のA+ランクは上記の9作品があり、現状Sランクの6作品と合わせればA+ランク以上は15作品となり、現状は普通レベルのクールという印象。すぐにSランクに上がりそうな作品も無く、このままA+ランクが9作品でSランクが6作品という形でいくならば、Sランク作品の数が特に多めというわけでもないので、やっぱり質的にも「豊作」ではなく「普通」なクールという印象になるでしょうね。

まだ序盤も序盤ですから未知数の部分が大きいしスロースタートな作品もありますから、現状のA+ランク内の順位は作品の持つポテンシャルをそのまま反映しているとは限らない。だからあまりハッキリしたことは言えませんが、現状のA+ランクからSランクに上がる可能性を感じる作品は「転生悪女の黒歴史」「ワンダンス」「永久のユウグレ」あたり。逆に現状のA+ランクからA-ランクに落ちる可能性を感じる作品は「デブとラブと過ちと!」「不器用な先輩」あたりでしょう。一方で現状のSランクからA+ランクに落ちてくる可能性を感じるのは「SPY×FAMILY3期」であり、逆に現状のA-ランクからA+ランクに上がってくる可能性を感じる作品は「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」「アルマちゃんは家族になりたい」あたりでしょう。だから、まだまだ今期が「豊作クール」となる余地はあると思います。

そういうわけで現状のA+ランク作品の中では絶対的に強い作品というのは無くて、かなり流動的といえます。そんな中で最もスタートダッシュが印象的だったのが「転生悪女の黒歴史」であり、この作品はもともと原作漫画が3話だけの短期集中連載で好評だったので連載が改めて始まったというタイプの作品なので、おそらくアニメ1話がこの短期集中連載分の話であったのだと思われ、非常に完成度が高かったのだが、それは当たり前といえば当たり前。問題はここからの話がそれより面白くなるのかだが、連載が無事に続いたところを見ると大丈夫なのかとも思う。もし1話レベルの話が続くようならSランクは見えてくる。

一方で「太陽よりも眩しい星」は純粋に物語の作り方が上手だと感心させられる。理想的な少女漫画といえる。そういう地力の強さで現状は高評価しているが、もともと好みの作風というわけではないし、長編作品なので安定してそのまま物語途中で1クールが終わるのだろうと予想出来るので、途中でよほどの感動展開でもなければA+ランク止まりなのではないかと思う。

「ワンダンス」はかなり期待している。まだ1話だけなので描き切れていない部分も多くSランク評価していないが、物語面での期待度はかなり高い。そう期待させてくれるだけの1話の出来でもあった。ただ問題はダンスシーンのCGの出来の悪さ。私は作画は重視しない方なのでA+ランク評価ならばアレは度外視できる。しかしSランク評価するとなると、ダンスアニメのダンスシーンでアレはちょっとネックになるかもしれない。

「機械じかけのマリー」はかなり面白いがA+ランク上位までの作品だと思う。ただ現状の面白さを維持して最後に感動的に締めればSランクに最後に手が届くかもしれない。「笑顔のたえない職場です」は予想していた以上に良い作品だがさすがにSランクまでは届かないでしょう。「私を喰べたい、ひとでなし」は現状はイイ感じに仕上がってるが、何だか既に魅力を出し切ってる感がある。ここからの展開は想定の範囲内であり、あまり伸びしろが無さそう。それでもA+ランクは堅いとは思うが「永久のユウグレ」はSランクに届くポテンンシャルはあると思うのだがスロースタートなので現状は低めの順位になっている。ここから巻き返していくとは思うがスロースタートが過ぎると総合評価でSランクには届かないかもしれない。「デブとラブと過ちと!」と「不器用な先輩」は共にオフィスコメディであり、面白いのだが不安定な面も垣間見えて、今後の展開次第ではA-ランク落ちもあり得るとは思う。

 

 

 

◆A-ランク(普通に観れた作品)

 

16位 顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君

第2話まで視聴済み。

中学生たちの日常ラブコメであり、他愛ないショートギャグが多くて、大した話じゃないんだけどキャラがみんな可愛らしくて魅力的で、特にヒロインの柏田の独特の魅力はかなりのものでありラブコメとしてはかなりキュンキュンさせられるところはある。

 

 

17位 矢野くんの普通の日々

第2話まで視聴済み。

ショートコメディが描かれていく感じの作品で、ものすごく面白いギャグがあるわけではないのだが、矢野くんと清子たちのシュールな遣り取りや空気感に不思議な面白味がある。変な話なんだけど何だかイイ話になっていて、心がホンワカするのが良い。

 

 

18位 最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

第2話まで視聴済み。

主役のスカーレットの撲殺令嬢の設定がひたすら斬新で突き抜けていて惹きつけられている。ただストーリーは割とオーソドックスな異世界ファンタジーであり、特に見新しさや魅力を感じるほどではないので、次第に出オチ感を覚えてくるかもしれません。

 

 

19位 アルマちゃんは家族になりたい

第2話まで視聴済み。

ショートギャグがオムニバスで描かれていく形式だが、話の内容は他愛ないものばかりだが、ロボット少女設定のギャグがなかなか上手く機能していて、メインキャラがみんな可愛い印象で、ラブコメもイイ感じで楽しめている。キャラも増えてきそうです。

 

 

20位 野生のラスボスが現れた!

第2話まで視聴済み。

ゲーム世界に転生するという話はありがちだが設定が巧みでなかなか面白い。キャラにも面白味がありアクションも本格的で見応えがある。ストーリー展開は現状はオーソドックスな感じでそれほど魅力は感じず無難という程度だがまだ隠し設定がありそう。

 

 

現状のA-ランクは上記の5作品があり、現状の段階では作品数が絞れているぶん安定しており、A+ランクに上がる可能性の高い作品も無い一方でBランクに落ちそうな作品も無い。ライトな日常コメディが3作品と、少し設定を工夫した異世界コメディが2作品という内訳になっており、5作品ともに同じぐらいの出来であり、かなり混戦状態といえます。

「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」は全体的に他愛ない話が多くてあまり大きな展開は期待は出来ないが日常コメディとして一定以上の水準を保っている。更にそれに加えてラブコメ展開がかなり良いのでA-ランク作品内では現状やはり最高評価となっており、今後もラブコメ展開次第ではA+ランクに上がる可能性もある。一方で「矢野くんの普通の日々」も日常コメディであるが、こちらはかなりシュールな笑いであり、キャラも変則的なタイプなのでラブコメ展開もあまり盛り上がらないのではないかと思う。確かに面白いのだが変な作品として終わりそうな気がするのでA+ランクはそう簡単ではないと思う。

「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」は変則的な異世界モノであり、主人公スカーレットの強烈なキャラの魅力でスタートダッシュには成功しているが、スカーレットのキャラが強烈なぶんストーリー展開は想定の範囲内なのであろうと思われ、A+ランクに届くほどの伸びはあまり期待できないのではないかと思う。「アルマちゃんは家族になりたい」は日常コメディであり、ギャグもラブコメもなかなか良いセンスの作品だとは思うのだが、まだ本領を発揮していないという印象。今期で完結の可能性もあるので、纏め方次第では最終的にA+ランクに届くかもしれない。「野生のラスボスが現れた!」は変則的な異世界コメディで作画も良いし面白いのだが、スタートダッシュ後は結構スローテンポでオーソドックスな展開になってきたような気がする。

 

 

 

◆Bランク(退屈だった作品)

 

21位 無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが

第2話まで視聴済み。

スキルの無い主人公が努力で才能を持つ連中を超えていく話はそれなりにアツくて良いのだが、全体的に話の展開は単調でありきたりでテンプレ通りという印象。ここから物語は動きそうだが主人公がローテンションなので飽きてくるのも早いかもしれない。

 

 

22位 暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが

第1話まで視聴済み。

クラス全員が異世界に召喚されて主人公がチートになるというよくある感じのお話で、まだ1話なので退屈かどうかも分からない。ただ面白さも特に出てきていない。それでも作画は良いのでそのぶんは評価して他のありきたりな感じの作品よりはマシ。

 

 

23位 味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す

第2話まで視聴済み。

よくある追放系主人公のお話で、現状特に目新しいところは無くて退屈。ただ特に目立って悪いところも無いので何となく視聴してるという感じ。ストーリーや主人公のキャラなどは好感は持てるので不快感無なく見れているけれど遠からず飽きてきそう。

 

 

24位 信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト「無限ガチャ」でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&「ざまぁ!」します!

第2話まで視聴済み。

基本的にはよくあるタイプの追放主人公が復讐する系のお話で、ありきたりで退屈。ただそれなりに当面はカタルシスは期待出来そうなので2話も見たが、2話はただのギャグ回で話が進まなかった。ここから復讐スタートみたいなので期待しつつ様子見。

 

 

25位 しゃばけ

第2話まで視聴済み。

1話で一太郎が殺人事件に遭遇した後、2話でも大して話は進まず、今のところやけにスローペースで今後の展開もよく分からない。妖怪関連の描写もあまり大したこともなく、事件にどう妖怪が絡んでいくのかも不明なまま。現状はかなり虚無な印象です。

 

 

現状のBランク作品は上記の5作品であり、中盤あたりまででこのランクにあると視聴打ち切り対象となってくる。現状は異世界系のありきたりな内容の作品が多めであり、A-ランクに上がりそうな印象の作品はあまり無い。まず「無職の英雄」はありきたりな内容ではありながらもそれなりにキャラや話の展開に魅力はあって、話のテンポも良いので現状はすぐに視聴を切るということは無さそうだが、いずれは飽きそう。「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」は現状はテンプレな内容でかなり退屈だが、今後は裏の陰謀なども明かされていきそうでありストーリーで多少は惹きつけてくれそう。しかしどうせ中途半端に終わりそうだし最終的には飽きる可能性は高そう。「味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す」はありきたりな内容ながらキャラの好感度は高めなので現状は何とか見れているが、飽きるのは早そうです。「無限ガチャ」は復讐物語が本格始動すればそれなりに短期的には楽しめそうだが、現状は2話がお遊び回でキャラが陳腐なので低評価せざるを得ない状態。「しゃばけ」は本来もう少し面白いのでしょうけど、現状はあまりに話がスローテンポで低評価せざるを得ない状態。案外この作品がBランク作品の中ではA-ランクに上がる可能性は一番高いかもしれない。

 

 

 

◆Cランク(苦痛だった作品)

 

26位 悪食令嬢と狂血公爵

第2話まで視聴済み。

ガルブレイズ公爵がメルフィに求婚するためにやってきたところまで描かれ、ラブストーリーとしてそんなに悪くはないのだが、魔物関連の豆知識が死ぬほどどうでもいいのに長めに続くのが苦痛。ただここから物語の核心に入っていくっぽいので様子見。

 

 

27位 ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん

第1話まで視聴済み。

吸血鬼ヒロインの転校生がポンコツで主人公モブ男子がお世話するというお話。ストーリーは不条理で全く面白くなくて退屈でかなりキツい。ママみの嗜好もちょっと個人的に合わない。ただキャラは好印象であり、可愛いキャラも多いので様子見してる。

 

 

28位 父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。

第2話まで視聴済み。

何だか話の途中から始まったみたいな印象で、世界観や設定がよく分からないまま、離婚調停みたいな愉快ではない話がいきなり描かれた。登場人物の多くが性格が悪くてルッキズムも見え隠れしていて、幼稚な話と言えばそれまでだが不快感がつきまとう。

 

 

29位 千歳くんはラムネ瓶のなか

第2話まで視聴済み。

主人公の千歳を筆頭にキャラが全体的にキツい。ただキツさには深い意味があるのだろうという匂わせはあるが現状ではその意味は明かされておらずキツい上に意味の分からないことがひたすら展開されていくだけなので低評価するしかない状態になってる。

 

 

30位 友達の妹が俺にだけウザい

第2話まで視聴済み。

1話はメインヒロインのいろはのウザさがキツくて目立っていたが、2話では各キャラの設定が明らかになってきて、むしろストーリー全体や主人公の明照や他のメインキャラのキツさの方が問題のように思えてきた。ただ、いろはもやはりウザくてキツい。

 

 

現状のCランク作品は上記の5作品だが、このうち現状で本当に救い難いほど苦痛でたまらないのは「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者」と「千歳くんはラムネ瓶のなか」と「友達の妹が俺にだけウザい」の3作品であり、「悪食令嬢と狂血公爵」は魔物食の解説コーナーが全く興味が湧かないのでひたすら苦痛なだけであり、ラブストーリー自体は許容範囲です。ただ魔物食はこの作品の根幹だからずっと続くのだと思う。「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」は話がひたすらつまらなくて苦痛レベルに達しているのだが、まだ1話だけなので分からない。キャラは可愛いので良くなってくるかも。「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者」はキャラの性格や言動で随所に不快感が感じられるのだが、話が進めば解消されるかもしれない。「千歳くんはラムネ瓶のなか」は現状は意味不明な内容であり、キャラのキツさという大問題があるので、あと数話で納得感のある展開にしなければ厳しいだろう。「友達の妹が俺にだけウザい」は現状かなりキャラがキツくて、これは改善は難しいだろうとは思う。

 

 

 

なお、10月8日深夜から10月14日深夜までの間に第1話を視聴した7作品のうち、以下の2作品は1話で視聴を切らせてもらうことにして、ランキングから除外することにしました。つまり、1話切り作品ですが、それは、全く自分の好みのジャンルの作品ではない場合や、自分として全く観る気が起きないような作品で、作品の実際の面白さやクオリティに関係なく個人的嗜好によって低評価しか出来そうにないような作品は最初からランキングに入れない方が良いという判断です。あまりに個人的嗜好で否定的になりすぎると、他人から見て客観的評価が出来ないということになるので、それを避けるための措置です。だから、ここで1話で切るからといって最悪の作品というわけではない。では、現時点で新たに1話切りすることにした2作品を以下に紹介します。

 

忍者と極道

この作品は現代日本を舞台にしており、江戸時代から敵対し合う忍者と極道は現代社会でも裏社会で抗争を続けているという世界観のバトルアクション。瞬時に生首が飛びまくったり、超スピードで移動したり、なんだか雑な絵柄で荒唐無稽アクションが連発する、いかにも低年齢層向けの大雑把なアクション作品であり、これはどうも嗜好に合わないので1話切りさせていただきます。

 

 

キミと越えて恋になる

この作品は現代社会に獣人がマイノリティーとして存在する世界観で、初めて獣人の生徒を受け入れた高校で主人公の少女が獣人の転入生と出会い恋に落ちていくという感じのお話。内容はベタベタの少女漫画そのものでありながら主人公ヒロインの相手役の男子が獣人になっているという感じ。どうも個人的に趣味嗜好が合わないと思えたので1話切りさせていただくことにしました。