2025年夏アニメも終盤に差し掛かろうとしています。今期は視聴対象作品、つまりランキング対象作品としていたのは31作品だったのですが、そのうち11作品は既に途中で視聴を打ち切っていますので、現在視聴を継続している作品は20作品です。これら視聴を打ち切った作品は視聴を打ち切ると決めた回の次のエピソードは一応見るだけは見るようにしており、そこで視聴復活したいと思えば視聴は復活させることにしていますが、今期はまだ「勇者パーティーを追放された白魔導師Sランク冒険者に拾われる」「ガチアクタ」の2作品は視聴復活の可能性は残っています。
そうした視聴を打ち切った作品も含めて今期の視聴対象作品の31作品を現状のランク分けと順位を紹介していきます。個人的に面白いと思っている順位なので、あくまで個人の主観です。世間の人気度や作品のネームバリューなどは一切考慮していません。なお8月27日深夜にテレビ放送を録画した分までのエピソードの評価になってますので、それ以降のエピソード分は下記の評価には含まれていませんのでご了承ください。
話数をだいぶ重ねてきていますが、私の場合は1クールアニメとしての完成度を重視しているので、終わり方が大事です。終盤の展開が綺麗にまとまるかどうか、盛り上がるかどうかによって、ここから先、最終話までで実はかなり大きく順位が動くことも多いです。だから下記の順位は決して確定的なものではない。
また、終盤の動向の予想も含めて、各ランクごとに現時点の総評も添えておきます。
◆Cランク(苦痛だった作品)
31位 水属性の魔法使い
第4話で視聴打ち切り。
オーソドックスな内容の異世界転生モノだが話の展開が遅くて主人公の性格や言動がどうにも不快感を掻き立てられキツかった。
30位 異世界黙示録マイノグーラ ~破滅の文明で始める世界征服~
第4話で視聴打ち切り。
ゲーム世界に転生する話でダークでユルい感じだがメインキャラの会話劇以外は全く面白くなってきそうなイメージが無かった。
29位 気絶勇者と暗殺姫
第4話で視聴打ち切り。
ありきたりで大したことのない内容でワンパターンを繰り返し、主人公の勇者がすぐに気絶するのもテンポが悪くて無理だった。
28位 ぬきたし The Animation
第4話で視聴打ち切り。
単に下ネタギャグの多用というインパクトだけの作品であり下ネタギャグ自体で笑いも出来ずエロも全く感じられず無理だった。
27位 公女殿下の家庭教師
第4話で視聴打ち切り。
ストーリーは割としっかりしてたが魔法関連の描写がつまらなくてしつこかった。ロリコンハーレム的な描写も気持ち悪かった。
Cランクの現時点の総評
現時点で上記5作品がCランクで、全て既に視聴を打ち切っています。Bランク下位の作品も現時点で既に全作品が視聴を打ち切っているので、おそらくこの5作品でCランクは確定だと思う。まぁ上記いずれの作品も視聴を打ち切った回までの内容に基づいた評価になっていますので厳密な評価とはいえません。
最下位の「水属性の魔法使い」は主人公の気持ち悪さに尽きる印象。全体的には割とちゃんとした作品だと思うのだが主人公の気持ち悪さだけで最下位になってお釣りがくる。メタ視点で劇中人物をからかうような姿勢は生理的にどうしてもムリだった。「異世界黙示録マイノグーラ」は取柄は一部のキャラに可愛げがあるだけで、ストーリーに面白くなりそうな要素が全く見出せなかった。あまりにバカバカしくて意味不明で逆に不快感は無かったのだが、ここまでつまらないとやはり無理だった。「気絶勇者と暗殺姫」は最初はちょっと面白いと思ったんですが、とにかくワンパターンの繰り返しで死ぬほど退屈になってしまった。特にいちいち主人公が気絶するので話が進まなくてイライラしてしまった。「ぬきたし The Animation」はエロを期待してたんですが、単に下ネタギャグのインパクトだけが売りの作品であり、しかも下ネタギャグも面白くなかった。つまり中学生ぐらいが対象といえる。ただキャラは可愛かったのでそこは評価した。「公女殿下の家庭教師」は話の内容自体はBランク下位ぐらいの退屈さだったんですが、ネタとかギャグじゃなくてガチのロリコンアニメっぽかったのでちょっとキツかったです。
◆Bランク(退屈だった作品)
26位 ブサメンガチファイター
第4話で視聴打ち切り。
振り切った設定で笑えるのかと思ったが、変に話がシリアスに流れた割にキャラ描写がブレていてちょっとついていけない感じ。
25位 ふたりソロキャンプ
第4話で視聴打ち切り。
キャンプ知識はしっかりしていたが話の面白さには繋がっておらず、ラブコメとしてもそもそも萌える要素も無くてつまらない。
24位 帝乃三姉妹は案外、チョロい。
第5話で視聴打ち切り。
話はまとまっていたが、ヒロインは全員魅力に欠けていて、天才や凡人という設定も説得力不足で話に共感できず退屈になった。
23位 強くてニューサーガ
第6話で視聴打ち切り。
ちょっとギャグシーンは面白かったが、普通に雑でありきたりな作品で中途半端に終わりそうなのでキリの良いところで切った。
22位 勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる~
第7話で視聴打ち切り。
ありきたりだが堅実な作品でメインキャラは好感が持てたが最後まで見るほどの魅力は無かったのでキリの良いところで切った。
21位 ガチアクタ
第7話で視聴打ち切り。
別につまらなくはなかったが、ジャンル的に好みではない連続2クール作品なので最後まで見ると思えずキリの良い所で切った。
Bランクの現時点の総評
現時点で上記6作品がBランクであり、全て既に視聴を打ち切っています。終盤にA-ランクから落ちてきそうな作品は、一応ここまで見た以上は最後まで見るとは思うのでA-ランクに留まると思われ、おそらくこの6作品でBランクは確定なんじゃないかと思います。ただ、いずれの作品も視聴を打ち切った回までの内容に基づいた評価になっていますので厳密な評価とはいえません。見るのが辛くて視聴を切ったCランク作品とは違って、Bランク作品は見ようと思えば最後まで見れる程度だが、わざわざ時間を割いて最後まで見る意義が無いので切った作品と考えればいいでしょう。
まず「ブサメンガチファイター」は最初はぶっ飛んだ設定で笑える作品だと思ったんだが、どんどんシリアスな設定が加えられていき、ユルい異世界設定も相まって、ギャグと解釈すべきなのかそうじゃないのかよく分からなくなり、楽しみ方がよく分からなくなった。まぁ基本的に話はつまらなかったとは思う。「ふたりソロキャンプ」はキャンプの描写に関してはそれなりにちゃんとしていたとは思うが、話の面白さにあまり繋がっていない印象で、大人のラブコメとしては惹きつけられるものが無かった。人物の作画も早々にかなり怪しくなってきて、連続2クール作品とのことで最後まで見るとも思えず早々に切ることにした。「帝乃三姉妹は案外チョロい」は毎回ハートフルなホームドラマとしてそれなりに話はまとまっていたが、ヒロイン3人が男性的で主人公の男が女性的という設定が何か意味がよく分からず、ヒロインにどうも魅力を感じなかった。また天才と凡人という対比もあまり説得力を感じることが出来ず視聴意欲が無くなっていった。「強くてニューサーガ」はギャグ要素多めの異世界冒険モノとして割と面白かったのだが、全体的に安っぽい作りで話の展開もありきたりで、そもそも最後まで見るのが厳しい感じの作品だった。それに物語が壮大なスケールなので到底1クールで完結するはずもなく、ちょうどキリの良いところで切ることにした。「勇者パーティーを追放された白魔導師Sランク冒険者に拾われる」は全くありきたりな内容で話はつまらなかったが、オーソドックスすぎてむしろ安定感が抜群でキャラも好感度が高かったので何となく毎回楽しめた。たださすがにずっと見続けたいと思うほどの内容ではなかったのでキリの良いところで切ろうと思っていたら割と話数が多めにはなった。「ガチアクタ」はクオリティは高いし物語に惹かれる部分もあったが、ゴミゴミしてて色気も足りずアクションのゴリ押しのいかにものアクション主体の少年漫画の作りで、個人的に好みの作風ではなく、しかも話の展開が遅くてやたら勿体ぶっていて、連続2クール作品だというが2クールも見る気が起きず途中で切ることにした。
◆A-ランク(普通に観れた作品)
20位 渡くんの××が崩壊寸前
第8話まで視聴済み。 <残り5話?>
メインヒロインの心情が謎で割とグダグダなラブコメだがイイ話もあって構成も上手なので結局いつも続きは気になってしまう。
19位 追放者食堂へようこそ!
第8話まで視聴済み。 <残り4話>
話の内容自体はベタベタで大して面白くないが毎回人情コメディとして上手くまとまっていてキャラも好感度高いので楽しめる。
18位 サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと
第8話まで視聴済み。 <残り5話>
クオリティは高いが現状は地味で堅実な魔法学園の日常モノという印象。基本的に女性向けの作りで個人的に好みには合わない。
17位 光が死んだ夏
第8話まで視聴済み。 <残り4話>
不穏なホラー演出は素晴らしかったが7話まではカオスな状況が描かれていっただけという印象。最新話から謎解きが始まった。
16位 ゲーセン少女と異文化交流
第7話まで視聴済み。 <残り5話>
ストーリーやギャグは並レベルでキャラの可愛さで魅せる作品。それでも毎回ソツなくまとめて楽しませてくれているのは良い。
15位 9-nine- Ruler's Crown
第8話まで視聴済み。 <残り5話>
ストーリー自体は面白いとは思うのだが色々と端折り過ぎていて唐突な展開が多く感情移入が難しい。余計なユルい場面も多い。
A-ランクの現時点の各評と総評
「渡くんの××が崩壊寸前」は奇妙な印象のラブコメで、メインヒロインの紗月は謎めいていて何を考えているか分からない。おかげでグダグダな展開が多めだったが清楚ヒロインの石原さんとのラブコメでここまでは惹きつけてきた。ここに来て紗月の心情も明かされつつあり、更に新ヒロインも登場して、結局何だかんだで構成の巧さで最終話まで視聴継続することになるでしょう。
「追放者食堂へようこそ!」はありきたりな設定の異世界モノに思いっきりリアルっぽい大衆食堂という面白味と、毎回綺麗にまとめる人情コメディの味わいが良い。ただ話はものすごくベタで予想が容易な内容なので退屈な面も多い。それでもキャラがみんな可愛らしくて何とか飽きずに視聴継続できており最新話で食堂が無くなってしまうという急展開もあり最後まで視聴出来そう。
「サイレント・ウィッチ」はハイクオリティな異世界魔法学園モノで、当初はサスペンスやミステリーを期待していたのだがここまでほとんど学園日常モノという趣。それなりに出来は良いけど貴族趣味や魔法の話など個人的にはあまりハマらないジャンルの話が多い。ただキャラには魅力があり、そこそこ楽しめているという印象。今後は陰謀の真相が明かされる急展開も期待できる。
「光が死んだ夏」は不穏なホラー演出はよく出来ており、先が読めない展開には面白みも感じます。ただ結局ここまでは光が死んで代わりに戻って来た何かに対して佳紀が受け入れようかどうしようか混乱するという展開がずっと描かれており、同じようなことが繰り返されて話があまり進んでいない。最新話から遂に謎解きが始まったが、中途半端なところで終わるそうな不安はある。
「ゲーセン少女と異文化交流」は英国少女とゲーセンのバイトの異文化交流ラブコメかと思いきや、ここまでは恋愛要素は薄めで気軽なノリの日常コメディという印象。ゲーム要素も盛り沢山だが特に面白いわけでもなく全体的にギャグが際立っているわけでもない。ただキャラみんな可愛くて気軽に楽しめる。話も毎回オチをつけて綺麗にまとめておりストレスフリーに楽しめる作品。
「9-nine- Ruler's Crown」は町に散らばった異世界の神器を回収する異能バトルを描いた作品で、物語そのものはA+ランク級以上には面白いと思う。キャラも魅力的。ただ原作からカットされている部分が多いせいなのか唐突な展開がかなり多く、意味不明だったりご都合主義に見えてしまうところが多く少し物足りない。終盤は盛り上がりそうだが、こういう傾向は変わらないだろう。
現状でA-ランクの作品数が6作品というのは普通レベルといえる。Bランクはもう既に全作品が視聴を切っているが、「勇者パーティーを追放された白魔導師Sランク冒険者に拾われる」と「ガチアクタ」はまだ視聴復活の可能性は残っておりA-ランクに上がってくる可能性もゼロではないが、その可能性は低く、おそらくBランクからA-ランクに上がってくる作品というのは無い。逆にA-ランクからBランクに落ちそうな作品となると、もうここまで来ると無いように思う。現状A-ランク下位の「渡くんの××が崩壊寸前」は何だかんだ巧くまとめそうだし、「追放者食堂へようこそ!」は終盤はそれなりに盛り上がりそうだし、「サイレント・ウィッチ」も「光が死んだ夏」もここから盛り上がると思うので、今期は終盤にA-ランクからBランクに落ちそうな作品は無いと思います。
一方で現状のA-ランクからA+ランクに上がる可能性がある作品としては、ここまでの積み重ねがしっかりしているという点では「ゲーセン少女と異文化交流」と「9-nine- Ruler's Crown」が有望ということになるが、「9-nine- Ruler's Crown」はどうも作りが雑なので盛り上がってもあまり納得感が得られなさそうだし、「ゲーセン少女と異文化交流」はここから大きく盛り上がるようには見えない。むしろ「サイレント・ウィッチ」や「光が死んだ夏」の方がクール終盤の盛り上がりの期待は大きい。ただ、この2作品はクール中盤まで割とモタモタしていた印象なので、終盤だけ盛り上がったとしてもA+ランクに届くかというと、ちょっと微妙なんじゃないかと思える。
逆にA+ランクからA-ランクに落ちてくる可能性がありそうな作品としては、現状A+ランク下位の「宇宙人ムームー」「ブスに花束を」「うたごえはミルフィーユ」あたりですが、どの作品もクール終盤は期待出来そうなので、A-ランクに落ちて来る可能性は低そうに思います。
◆A+ランク(満足できた作品)
14位 宇宙人ムームー
第21話まで視聴済み。 <残り3話>
ニッチなところを攻めた独特のSF日常コメディでエピソードの当たり外れは激しいが、当たると強めの神回となるのでしぶとい。
13位 ブスに花束を。
第8話まで視聴済み。 <残り5話?>
派手な展開は無いが毎回すれ違いラブコメと自虐ネタコメディがしっかり面白い。腹黒美少女の鶯谷もクセになる面白さがある。
12位 うたごえはミルフィーユ
第6話まで視聴済み。 <残り4話>
王道の青春部活ドラマをシュールな会話劇で魅せる作品だがストーリーが本格的に動くのはこの後みたいなのでここから期待大。
11位 鬼人幻燈抄
第20話まで視聴済み。 <残り4話>
後半クールは幕末編で各話の脚本の質の高さは前半クールと同じだが物語にここまで大きな動きが無くSランクに届いていない。
10位 ダンダダン(第2期)
第20話まで視聴済み。 <残り4話>
2期はずっと邪視の話が続いてるがアクション主体であり1期のアクサラ過去回みたいな超神回が無いぶんSランクに届かない。
9位 ウィッチウォッチ
第21話まで視聴済み。 <残り4話>
今期分は当初はハズレ回もあったが、やはりキャラが増え相乗効果で面白さを増しており前半クールと同じ位置まで戻してきた。
A+ランクの現時点の各評と総評
「宇宙人ムームー」は家電を学ぶ猫型宇宙人が女子大生の部屋に居候する異色のSF日常コメディの連続2クール作品の今期は後半クール分。他作品では見られない独特なエピソードが毎回2つずつ描かれていき、ハズレ回も結構あるが当たり回の場合は神回となる確率がかなり高く、結局トータルでは低評価は出来ない作品となっている。またネタ的にハズレの回もしっかりオチはつけて話は綺麗にまとめてくる。物語的な盛り上がりは現状ほぼ無いのでA+ランク下位安定だが終盤盛り上がれば少し順位上がるかも。
「ブスに花束を」は地味な設定の学園ラブコメだが、すれ違いコメディや自虐ギャグの描写が丁寧で毎回しっかり面白い。主人公の花が地味なのでどうしても華やかな展開にはならないが毎回様々なイベントを描いてくれて楽しめている。キャラも個性的ながら好感度も高い。腹黒美少女の鶯谷も憎めないキャラに描かれており、むしろ一番面白い。今のままのペースでもA+ランク維持しそうだが、原作は完結しており案外ここからクール終盤はクライマックス展開が描かれて更に盛り上がってくるかもしれない。
「うたごえはミルフィーユ」は高校のアカペラ部の女子高生6人の青春模様を描いた全10話と割とコンパクトな作品。現在6話まで放送済みであり折り返しを過ぎたあたり。個性豊かなメンバー達のシュールな会話劇が楽しい一方で4話のクマちゃん加入回は感動的だった。各キャラそれぞれ伏線が配置してあり、最新話の初舞台の後の大喧嘩の後は各キャラの伏線回収しつつ一気に話が盛り上がると予想され、ひとまず完結まで描くだろうしクール終盤残り4話はA+ランク最上位あたりも視野に入れて期待してる。
「鬼人幻燈抄」は鬼と人の織り成す和風大河ファンタジーの連続2クールの今期は後半クール分で、江戸から平成に至る長大な物語のうち幕末編が描かれてきた。Sランク評価の前クールの江戸編と同様に各話の脚本の完成度は高くて深い人間ドラマが描かれているが、ここまでは物語の立ち上がりだった前クールに比べてインパクトは薄くて、各話間の繋がりも薄くて、やや関連性の薄い物語の途中の単発エピソードが連なっているという印象だった。クール終盤は盛り上がると思うがSランクに届くかは微妙。
「ダンダダン2期」はオカルティックバトルアクションの大人気作の2期。今期は1期の終盤からの続きで邪視関連のエピソードがここまでずっと続いているがアクション満載でかなり楽しい。シンプルに作画や演出面でアニメ作品としては今期一番かもしれない。ただ私の場合はあくまでストーリー重視なので、1期もアクサラ過去回のような超神回があったからこそのSランク評価だった。今期はそこまでの超神回は無いのでSランクに届くかは微妙だが次回あたりに期待してる。終盤の新展開も期待は大きい。
「ウィッチウォッチ」は前クールから連続2クール放送のマジカルコメディの後半クール分。だいたい毎話いくつかのショートコメディで構成されており各エピソードの出来次第で評価が上下するが当たり外れは大きい。ただ今期の中盤以降は当たり回が多めでかなり安定している。レギュラーキャラが増えて前半クールより面白さも安定感も増した印象。もともとギャグセンスは非常に高いので安定すると無双状態となるが基本的に中高生向けギャグ作品なのでSランク評価するのはちょっと難しい作品ではある。
現状A+ランクは6作品あり、ちょっと少なめな印象だが、Sランク作品の数が8作品であり、トータルで上位作品が14作品あると考えればそんなに少ないとも言えない。ただ本来は現状A-ランクにある「9-nine- Ruler's Crown」「ゲーセン少女と異文化交流」「光が死んだ夏」「サイレント・ウィッチ」あたりのうちの幾つかはA+ランクに入っていて欲しかったところです。これら4作品のうち1~2作品ぐらいクール終盤にA+ランクに上がってきてくれれば良いのだが、現状を見る限りはそう簡単にはいかなさそうです。
逆に現状のA+ランクからA-ランクに落ちる可能性がありそうな作品としてはA+ランク下位の「宇宙人ムームー」「ブスに花束を」「うたごえはミルフィーユ」あたりなのでしょうけど、「宇宙人ムームー」は何だかんだ平均すると安定しており終盤には大きな展開となりそうな伏線も描かれているのでA-ランク落ちの可能性は低そうです。「ブスに花束を」も地味ながら毎話安定して面白くて終盤はラブコメ展開もいっそう盛り上がって綺麗にまとめそうなのでA-ランク落ちは無さそう。「うたごえはミルフィーユ」の場合はむしろここからが物語の本番という印象なのでA-ランク落ちの可能性はほぼ無いと思います。
一方でクール終盤に現状のA+ランクからSランクに上がる可能性がありそうな作品はA+ランク上位の「ウィッチウォッチ」「ダンダダン2期」「鬼人幻燈抄」あたりなのでしょうけど、まず「ウィッチウォッチ」は現状の順位は最も高いけれども基本的には中高生向けのライトなギャグ作品でありSランクに上がるようなタイプの作品ではない。「ダンダダン2期」や「鬼人幻燈抄」よりも高順位なのは、これら2作品が現状まだ本領発揮しきれていない感があるからに過ぎない。それでも「ウィッチウォッチ」の場合、クール終盤も安定してハイレベルのエピソードを連発すればA+ランク最上位はキープする可能性は高い。
「ダンダダン2期」と「鬼人幻燈抄」の場合はクール中盤までストーリー的に大きく盛り上がりきらなかったのが結構響いているので、ここからSランクに上がるためにはクール終盤にかなりの感動的な神回が欲しいところ。「ダンダダン2期」の場合は今期はアクションや遊びの演出面でかなり攻めているが、それだけでは私のランキングではSランクは難しそう。物語途中で終わるであろうからクライマックス的な盛り上がりもあまり期待できない。その点は「鬼人幻燈抄」も同様であり、明治編に繋がる形で中途半端に終わるであろうから、ここまでが物足りないのも加味するとSランクに届くのはそう簡単ではなさそう。
逆にSランクから終盤にA+ランクに落ちてくる可能性がある作品は現状Sランク下位の「陰陽廻天 Re:バース」「その着せ替え人形は恋をする2期」「Turkey!」あたりでしょう。しかし、このうち「その着せ替え人形は恋をする2期」は安定感が抜群なのでおそらくA+ランクに落ちてくることはないでしょう。逆に「陰陽廻天 Re:バース」と「Turkey!」はオリジナルアニメで未知数の要素が大きいのでクール終盤に話が破綻してA+ランク落ちという可能性は有り得る。ただ現状を見る限り、2作品ともクール終盤を前に面白さを増しており、未知数の要素がプラス方向に働く可能性も方が高そうなので、これもA+ランク落ちの可能性は低いのではないかと思う。
A+ランクの終盤の展開の全体的な予想としては、まずやはり過去クールで高評価を受けた実績のある「ウィッチウォッチ」「ダンダダン2期」「鬼人幻燈抄」といった現状A+ランク上位にある3作品が強い。この3作品に現状A+ランク下位の「うたごえはミルフィーユ」「ブスに花束を」「宇宙人ムームー」の3作品が食い込んでいくというのはそう容易なことではないと思う。
「ダンダダン2期」と「鬼人幻燈抄」はここからクール終盤かなり感動的に盛り上がればSランクに上がっていく可能性もあるが、そこまでいかなかったとしても本来のポテンシャルを発揮すればA+ランク最上位には簡単に立つことは可能でしょう。特に「ダンダダン2期」にはその可能性は十分にある。しかし「ウィッチウォッチ」も抜群の安定感のある作品であり、クール終盤には前半クール同様にそこそこ盛り上がるパートをもってくる可能性も高いので十分に巻き返すことは有り得る。結局のところ、この3作品の最終順位は今期の締め方の差が大きく左右することになるのかもしれません。
この上位3作品に下位作品が食い込むのはそう容易ではないが、それは主に作品自体のパワーの差によるものであり、案外今期1クール勝負限定ならば良い勝負になるかもしれない。それは上位3作品がいずれも今期で完結することはないのに対して、下位作品のうち「うたごえはミルフィーユ」は今期で一応完結する作品であり、「ブスに花束を」も今期で完結まで描く可能性がある作品だからです。さすがに「宇宙人ムームー」は当たり外れが激しいのでA+ランク維持が精一杯だとは思うが、「うたごえはミルフィーユ」と「ブスに花束を」の2作品にはクール終盤で躍進する可能性は感じる。
特に「うたごえはミルフィーユ」は全10話のうちまだ6話しか終わっておらず、クール終盤前とはいえ、この作品に関してはまだ折り返しを過ぎた段階であり、ここまでは伏線回であって、ラスト4話でかなり密度の濃い感動物語となる可能性が高く、そこが大成功するようならば上位作品に食い込むだけでなく、追い抜いてA+ランク最上位まで到達する可能性もあると期待している。また「ブスに花束を」もクール終盤もしちゃんと盛り上げて綺麗に物語を畳めるならば上位3作品の一角に食い込むぐらいの期待は出来ると思う。
◆Sランク(大満足した作品)
8位 陰陽廻天 Re:バース
第8話まで視聴済み。 <残り4話or5話?>
毎回しっかり見せ場がありアクションも見応えがありA+ランク上位が定位置だったが折り返しを過ぎ物語が急速に面白くなった。
7位 その着せ替え人形は恋をする Season2
第20話まで視聴済み。 <残り4話>
1期の時ほどブチ上がる共感性は無いが、極めて優秀なコスプレ日常系作品として毎回しっかり安定的な面白さを持続している。
6位 Turkey!
第7話まで視聴済み。 <残り5話?>
ネタ枠扱いされてるがタイムスリップ時代劇としてかなり出来が良い。ボウリング要素含めて上手く纏めれば神作品になるかも。
5位 薫る花は凛と咲く
第8話まで視聴済み。 <残り5話>
純粋にラブストーリーとしての完成度が高く青春ドラマとしても出来が良い。分かりやすくて丁寧な作りとキャラ描写が秀逸。
4位 Summer Pockets
第21話まで視聴済み。 <残り5話>
後半クール分は安定の面白さに加えて物語の核心に踏み込んできてますますミステリアスに盛り上がっているがまだ謎も多い。
3位 彼女、お借りします(第4期)
第44話まで視聴済み。 <残り4話>
入り組んだ人間関係の心理描写は難解で不快描写もあるが、結局ドタバタラブコメとしての話の面白さと密度の濃さが圧倒的。
2位 Dr.STONE SCIENCE FUTURE 第2クール
第19話まで視聴済み。 <残り5話>
逃走劇とクラフトワークと石化の謎解明劇の同時進行は最高峰のエンタメ。最終決戦前でブチ上がりつつ現状SSランクあと一歩。
1位 瑠璃の宝石
第8話まで視聴済み。 <残り5話>
圧倒的クオリティだが話は地味。それでも毎回エピソードの完成度の完璧さゆえ未だ1位を維持。終盤もう一山あればSSランク。
Sランクの現時点の各評と総評
「陰陽廻天 Re:バース」は主人公のヤンキーが電祇平安京という異世界に転移して怨人という怪物を戦うという変身バトルアクション。突然の異世界転移からワケが分からないまま戦いに巻き込まれ何故か変身できて敵をやっつけて、敗れて死んだと思ったら再び異世界転移の場面にタイムリープして戻ったと思ったら以前とは違う展開になっていったりと、非常にテンポ良く話が進んでいき謎が増えていく。しかもアクションもキレキレで主人公のキャラもヤンキーヒーローしていて良い感じで、ハイテクと陰陽道を混ぜたような独特の世界観も魅力があり、クール序盤から文句なしにA+ランク上位に評価していたが、クール前半は謎が放置されたままだったのでそれ以上の評価は出来なかった。しかし7話で100個の並行世界、8話で2千年スパンの歴史改変計画など壮大なSF世界観が明らかとなり物語が一気に面白さを増してSランクに上がった。更に謎はまだ残されている模様で今後も期待大。
「その着せ替え人形は恋をする2期」はコスプレを題材とした青春ラブコメの大人気作の2期。ごく普通の地味な男子高校生の新菜とギャル女子高生の海夢が試行錯誤しながらコスプレに挑戦していく物語が描かれた1期は極めて鮮烈な印象を残してSランク1位となった作品であったが、この2期になると2人はある程度コスプレ慣れしていて1期前半のあの圧倒的ワクワク感は薄れてはいる。しかし抜群のキャラ魅力とコスプレへの拘りと、それをコメディに昇華させる演出力などはむしろパワーアップしている感がある。サブキャラ達の描写も丁寧であり、特に16話から18話の文化祭編は青春ドラマとして最高峰といえる出来であった。確かに物語がドラマチックに展開していくということはないが、趣味系の日常アニメとして完成度が最高レベルに高く、題材の特殊性もあり、その見せ方やストーリーへの落とし込み方など全てが素晴らしく、どうしてもSランクからは外せない作品といえる。
「Turkey!」は長野の高校のボウリング部の女子高生5人が戦国時代にタイムスリップしてしまうという作品。普通のスポーツ部活動青春ドラマかと思って見ていたら1話のラストで唐突にタイムスリップするというブッ飛んだ展開に驚かされた。確かにブッ飛び過ぎており、ボウリング要素が邪魔になってる面はある。そこをイジって貶して終わりみたいに扱ってる人が多いが、それだけで切ってしまうのは惜しいぐらい2話以降はタイムスリップ青春ドラマとして完成度が高い。2話から4話にかけては再度のタイスリップを試みて失敗する話が麻衣と利奈の対立を絡めて描かれて、ここは戦国時代の人々との絡みはまだ薄くてA+ランク評価であったが、5話から7話にかけてはボウリング部メンバーと戦国時代の人間との各ペアでの価値観の相違を超えた交流が深い人間ドラマで描かれ神回を連発してSランクに上がり順調に順位を上げた。7話ラストで物語が大きく動き、クール終盤も期待大。
「薫る花は凛と咲く」は底辺の都立男子校の千鳥高校に通う凛太郎と、隣接する名門お嬢様女子高の桔梗女学院に通う薫子の青春ラブストーリー。また凛太郎と薫子のそれぞれの友人との関係も丁寧に描かれており青春ドラマとしてもレベルが高い。キャラの心情描写が非常に丁寧に分かりやすく描かれており、ラブストーリーとして完成度が高い。丁寧なぶんテンポ感はやや悪いが、主要な登場人物が少ないので最小限の描写でテンポは維持している。特に主に凛太郎と薫子だけで話を回した1話と2話は完璧な出来であり最高位に評価した。その後、他のキャラが話に深く関わるようになってきた3話以降は話の内容はしっかり面白くてラブストーリーとして完成度の高いものであったが、各キャラの心情描写が極めて丁寧であるがゆえにどうしてもテンポは遅めとなり、多めの情報量を詰め込み気味の作品を好む私のランキングの傾向上、徐々に順位を落としてきたが内容は文句なしに面白い。
「Summer Pockets」は夏休みに鳥白島という離島を訪れた主人公の17歳の男子高校生の羽依里が様々なヒロイン達と恋に落ちて交流を深めていくという物語だが、羽依里が特定の1人のヒロインと恋をする話が同じ夏休みを舞台にして何度も異なったストーリーが描かれるという各ヒロインルート別のミステリアスなオムニバスドラマが連続2クールで描かれており、今期はその後半クール分であり、蒼編の最終話としろは編の全編、そして今は羽未編の途中までが描かれている。各編はそれぞれ笑いもあり冒険もありミステリーもあり最後は綺麗に感動的に締めてきて前半クール後半から一貫してSランク評価だが、蒼編から物語の核心に踏み込み始めており特に羽未編に入って物語の全貌が見え始めてきており今期分は前クール分よりも更に面白くなっている。ただ、まだ謎めいた部分は多く残っており、そのあたりがもう少しクリアーになるまでは現状以上の順位に上がることはないと思う。
「彼女、お借りします4期」は大学生の主人公の和也が恋愛代行サービスでレンタル彼女の千鶴を借りたことから始まるドタバタラブコメの4期となる。3期は自主映画制作や千鶴の祖母の死など感動的な要素が豊富であったが、この4期はこの作品の本来の魅力である複雑怪奇な人間関係が引き起こす様々なトラブルに和也と千鶴が翻弄されるドタバタラブコメの魅力が毎回詰まっている。基本はドタバタだが随所に熱い人間ドラマが盛り込まれ、各キャラの心情描写が深くて濃厚で、割と難解なので浅く理解すると嫌悪感を催す場合もあるが、それだけ見る人の感情を揺さぶる作品だといえる。まぁこれや「ドクスト」なんかは長編すぎて興味無い人も多く人気やバズりからは超然としている感はあるが好き嫌いも超えてラブコメとしての面白さは圧倒的であり高評価せざるを得ない作品。但し今期分は分割2クール作品の前半クール分なので中途半端なところで終わると思われ、そこは弱点か。
「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」は謎の人類総石化事件から3700年後に石化から復活した主人公の千空が仲間たちと共にストーンワールドでゼロから科学文明を再生していくSFサバイバル冒険物語の第4期であり最終章にあたるが、分割3クール作品であり、今期分は第2クール分にあたる。Sランク1位評価だった第1クールは千空たちが北米を訪れてアメリカでの復活者チームと戦う北米篇が描かれたが今期はアメリカチームと決着をつける南米篇が描かれる。アメリカチームとの丁々発止の駆け引きの逃走劇とクラフトワークと、それに並行して3700年前の石化の謎の解明や、石化装置の再起動に向けた挑戦なども描かれて文句なしに第1クールよりも面白い。ただ現状はまだアメリカチームとの最終決戦前の盛り上がりであり、最終決戦まで見てみないうちはSSランク評価はまだ出来ない。ただ間違いなくSSランク評価になるだろうと思う。第3クールはあるが今期はキリ良く終わると思う。
「瑠璃の宝石」はキラキラしたものが好きな主人公の女子高生の瑠璃が鉱物学を専攻する大学院生の凪と出会い、共に鉱物採集をしていくうちに鉱物学の世界に魅せられていくというサイエンスアドベンチャー。何万年以上もの尺度を持つ石の世界の背後にある地球の壮大な歴史に想いを馳せずにいられない素晴らしく知性を刺激する物語は唯一無二であり、それだけでこの作品が特別な作品であることが分かるが、更にそこに若き研究者たちの成長の物語が描かれ、鉱物の物語と見事にリンクさせる作劇の巧さも圧巻といえる。話の内容は鉱物採集の地味な作業なのだが、人間ドラマとしても科学ドラマとしても輝きに満ちている。おそらく物語の盛り上がりでは「ドクスト」には及ばないであろうけど各話の完成度が今期では圧倒的であり、現状はそれだけで1位を守っている。おそらく「ドクスト」終盤の勢いには勝てないであろうけど、各話の完成度だけで最終的にSSランクまで到達するかも。
現時点でのSランク作品は上記の8作品があり、これは作品数としてはやや多めといえます。ここにA+ランクから上がってくる可能性がありそうなのは「ダンダダン2期」「鬼人幻燈抄」あたりですが、確実に上がってくるとまでは言えない状況です。一方で現状はSランク内にある「陰陽廻天 Re:バース」「Turkey!」あたりは未知数の要素が大きいのでA+ランク落ちの可能性はあるが、これも可能性は低めだと思う。だから最終的にはSランク以上の作品は現状の8作品の顔ぶれのままとなる可能性が高いような気がします。また、そのSランク以上の8作品のうち「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」と「瑠璃の宝石」の2作品はSSランクに上がる可能性が高いと思うので、最終的にはSSランクが2作品で、Sランクが6作品となるのではないかとも思います。
今期は序盤からこの終盤前まで一貫して「瑠璃の宝石」が1位をキープしていたが、それはエピソードの完成度が常に一番だったからであった。これに次ぐ2位の位置にはクールの最序盤の1話2話の段階では完璧な出来であった「薫る花は凛と咲く」が占めていた。「彼女、お借りします4期」は3期の後始末的な感じで最初は少しゴチャついており、「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」は1話2話あたりはスロースタート気味であったので、これらの作品は最序盤は3位や4位あたりを上下し、「Summer Pockets」は今期1話目の蒼編最終話は盛り上がったので3位だったがその後はしろは編の導入部になったので5位ぐらいに順位を下げたという状況であった。
しかし序盤が終わった段階では順当に順位を上げた「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」が「瑠璃の宝石」に次ぐ2位となり、「彼女、お借りします4期」が3位に定着し、この1位から3位までの並びはその後はこの終盤前まで不変となった。ただ序盤終了時点から終盤前まで順位自体は変わらなかったが、話数が進むごとに「瑠璃の宝石」と「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」の間は縮まっていき、「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」と「彼女、お借りします4期」との間は広がっていった。そしてこの上位3作品に次ぐ4位の位置には序盤終了時点では「薫る花は凛と咲く」があったが、クール折り返し時点では「Summer Pockets」がしろは編の出来が良くて上がってきて4位の座を取って代わり、以後は羽未編の進展につれて「彼女、お借りします4期」との間を詰めてくるようになった。
クールの折り返し時点で4位の座を奪われた「薫る花は凛と咲く」はその後、文化祭編が好調だった「その着せ替え人形は恋をする2期」と競り合う時期もあったが、終盤前には地力の強さを示して5位の座を固めて、4位の「Summer Pockets」を逆転できる位置は守ったが、クール折り返し時点でSランクに上がってきていた「Turkey!」が終盤前には順位を上げてきて「薫る花は凛と咲く」に迫ってくるようになった。また終盤前には「陰陽廻天 Re:バース」もSランクに上がってきて更なる順位上昇も視野に入れているという状況となっています。
こうした状況を承けての現状のSランク作品の今後の推移予想としては、まず現状1位の「瑠璃の宝石」は今後も神回を重ねていくのであろうけど、現状2位の「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」はアメリカチームとの最終決戦でおそらく「瑠璃の宝石」を逆転して1位に立ち、同時にSSランクに昇格してSランクから去っていき、再びSランク1位は「瑠璃の宝石」となるでしょう。しかし、その直後ぐらいに神回を連発した「瑠璃の宝石」も順当にSSランクに上がっていきSランクから去っていく可能性が高いと思います。
そうなった場合、Sランク1位には現状3位の「彼女、お借りします4期」が繰り上がっていくことになりますが、クール終盤に入れば「Summer Pockets」がいよいよ物語の全貌が明かされてクライマックスに突入して完結に至る流れの中で「彼女、お借りします4期」と競り合うようになり、おそらく中途半端な場面で終わって後半クールに繋ぐことになる「彼女、お借りします4期」に最終的には競り勝つ可能性が高いと思う。
ただ、そのSランク1位争いには「Summer Pockets」と同じく完結作品である「Turkey!」と「陰陽廻天 Re:バース」も絡んでくる可能性はあると思う。これまでの積み重ね分を考えると「Summer Pockets」が優勢だとは思うが、「Turkey!」や「陰陽廻天 Re:バース」もクライマックスの描き方がもし圧倒的に面白ければチャンスは十分あると思います。「薫る花は凛と咲く」や「その着せ替え人形は恋をする2期」もチャンスは無いわけではないと思うが、この2作品は完結作品ではないので、おそらく「彼女、お借りします4期」よりも最終順位が上位にいくという可能性は低いと思います。だから最終的にSランク1位までは届かないのではないかと思います。まぁ「薫る花は凛と咲く」ならばワンチャンあるかもしれないとは思うが、ライバル作品もかなり強力なので難しいでしょうね。まぁ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」と「瑠璃の宝石」が揃ってSSランクに去った場合のSランク1位候補は本命が「Summer Pockets」で、それに対抗するのが「彼女、お借りします4期」と「Turkey!」であり、大穴が「薫る花は凛と咲く」と「陰陽廻天 Re:バース」というところでしょうね。
ただ確実性で言うならば、やはり前クールで実績があり原作ゲームも名作と評判の「Summer Pockets」や、原作漫画がミリオンセラーでアニメも3期までやっている「彼女、お借りします4期」が強くて、オリジナルアニメでストーリーがどう転ぶか分からない「Turkey!」や「陰陽廻天 Re:バース」は不安が大きく、下手したら話が破綻してA+ランクに落ちる可能性もあるわけですから、順当に予想するなら1位が「Summer Pockets」で、2位が「彼女、お借りします4期」となり、「薫る花は凛と咲く」がそこに絡めるかどうかという感じになるのでしょうね。「Turkey!」や「陰陽廻天 Re:バース」に関しての順位予想は実際にクール終盤のエピソードをもう少し見てからでないと難しいと思います。
一方で「その着せ替え人形は恋をする2期」はおそらく1位争いに絡むことはなく、安定してSランク下位でフィニッシュするのではないかと思います。もし「ダンダダン2期」や「鬼人幻燈抄」がSランクに上がってくるとしたら「その着せ替え人形は恋をする2期」と競り合うぐらいになるでしょう。