2024春アニメ 4月2日視聴分 | アニメ視聴日記

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日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年春アニメのうち、4月1日深夜に録画して4月2日に視聴した作品は以下の4タイトルでした。

 

 

神は遊戯に飢えている。

第1話を観ました。

この作品はラノベ原作で、神々の作ったゲームに挑むとかいう話みたいです。霊的に上位の存在である神々が地上に現れるようになってゲームをやりたがるようになってる世界観で、その神々のゲームに挑む「使徒」という連中のルーキーでゲームの天才少年のフェイが、元神様で氷河の中から復活した美少女レオレーシェと共に神々のゲームに挑むとかいう話。異能バトル要素ありのゲームバトルファンタジーという感じ。このテの作品はちょっと中二病っぽすぎて私は守備範囲外ですね。何せこのジャンルの代表的名作「ノーゲームノーライフ」も全く面白く感じることが出来ずリタイアしたぐらいですから。そういうわけでこの作品は1話切りさせていただくことにします。

 

 

終末トレインどこへいく?

第1話を観ました。

この作品はオリジナルアニメで事前情報はほとんど無く、何となく期待出来そうだと思っていたのですが、第1話を観てみて、とりあえずワケが分からなかった。作風的に第1話は色々と謎が多くてよく分からないだろうとは予想はしていましたが、予想を遥かに超えてぶっ飛んでいましたね。

西武沿線が舞台の物語っぽいですが、なんか2年前に7G回線というやつの暴走の影響で世界がおかしくなってしまって、埼玉の吾野という町では住人が動物になってしまうみたいです。ただ子供は人間のままで、いずれ大人になれば動物になってしまうようです。その吾野に住む4人の少女が一匹の犬と一緒に西武電鉄の車両を運転して町の外の世界に出て、池袋に居るらしい幼馴染の少女を探しに行くという話みたいですね。

ミステリー要素が強めではありますが、基本的にはコメディ描写が多くて、女の子の可愛さを堪能出来るのかとも期待はしていたんですが、見てみた感じそういうふうでもないようです。話の面白さで勝負する作品みたいですね。ただ現状はその話の方が面白くなるのかならないのか分からない。こういう作品でまだ第1話ですから、まぁそれはしょうがないとは思います。ただ、とりあえず期待感はあるし、続きも気になる。とりあえず今期の「変なアニメ枠」ということで、様子見していこうと思います。

 

 

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

第1話を観ました。

この作品はなろう系ラノベ原作の異世界転生作品です。ただ現代人が異世界に転生するわけではなくて、単に異世界を舞台にしている転生者が主役のお話であり、もともとは才能に恵まれなかった魔術師だったサルーム王国の庶民の男が殺されて、サルーム王国の王家の第七王子に転生するという設定。赤ん坊から人生をやり直すパターンで、この主人公のロイドは生まれながら膨大な魔力を持っていて、前世の記憶も持っていて、成長しても魔術の研究が大好きという10歳の少年。

このロイドが色々と騒動を巻き起こすという感じの話みたいですが、まぁよくある感じの作品で、ストーリーは別に大して興味は湧かないですが、作画はすごい頑張ってますね。私は作画信者ではないですが、こういう魔法を扱う作品で作画が良いというのは大事なことだと思いますので、そこは好印象です。それに女の子が可愛く描けているのは素晴らしい。主人公が子供なのでオネショタ風味が強い作品みたいですが、ロイドは魔法のことしか興味は無さそうでエッチなことには興味は無いみたいです。ただ、とにかくエロい場面はありそうなので、それだけを期待してとりあえず様子見はしようと思います。

 

 

狼と香辛料 merchant meets the wise wolf

第1話を観ました。

この作品はラノベ原作で、2008年から2009年にかけて2クールでアニメ化もされています。今回はそのリメイク作品ということになりますが、私は原作も未読ですし旧作アニメも見ていないので完全初見ということになります。原作は2011年に完結しているようですが、つまり旧作アニメでは物語の完結までは描けていなかったということであり、今回のリメイク版も2クールを予定しているらしいので、なんとかやりくりして物語の完結まで描くのではないかと期待されているようですね。

中世ヨーロッパ風の世界が舞台で、行商人の青年クラフトが取引のために訪問したパスロエ村で出会った賢狼ホロと名乗る狼の化身の少女と出会い、一緒に北方にあるというホロの故郷を目指して旅に出るまでが今回は描かれました。物語の導入という感じの第1話でした。2クールありますから、ゆっくり立ち上がったという印象ですね。

魔法使いなどは登場せず、普通に農業が基幹産業の中世ヨーロッパ風の世界観で、農民たちが麦を作っていて、そういう農村を行商人が巡って生活必需品である塩とか香辛料などを売って、代わりに麦や毛皮などの原産品を買い取ったりしている、そういう世界観ですね。あと「教会」という存在が今回は登場はしませんでしたが、その存在がかなり大きなものとして示唆されていましたが、これはキリスト教会のことでしょう。まぁ一応は架空世界の設定ですからキリスト教会的、カトリック教会的なものと考えるべきなんでしょうけど、農村にもキリスト教が浸透していきつつあった中世ヨーロッパ初期の頃の世界観なのでしょう。

キリスト教が一般に普及していったのは中世の頃であり、キリスト教が浸透する前のヨーロッパの庶民たちは土着の神々を信仰していました。日本の神道とかインドのヒンズー教なんかに近いもので多神教ですね。ケルト神話とかギリシャ神話の神々もそういうものですが、この作品の場合は北欧神話の神々がモチーフになっているように見えます。

ホロももともとは北方に居た狼の姿をした神のような獣人だったみたいなんですが、南方に旅に出てパスロエ村に居つくようになり、村の麦の豊作のために尽くしてきたそうです。ホロは豊作の神のような存在で麦の豊作を司るようです。普段は村の畑の麦の中に宿っていて、毎年一番最後に刈り取られる麦穂に宿るホロはそのまま穀物庫に運び込まれてしまい村から出ることは出来ないのだが、今年はたまたま収穫の最終日に麦穂の束を積んだクラフトの馬車が村の中に来ていたので、その麦穂に移ることで穀物庫に閉じ込められるのを免れることが出来て、ホロはそのままクラフトと共に村を脱出して旅に出たいと言う。

ホロは村の畑の土壌を守るために4年に1度は凶作としていたのだが、それは自然と共生して長く豊作を続けるためには合理的なやり方でした。しかし経済論理優先の村人たちは毎年豊作にしてくれないホロに最近では不満を持つようになってきて、教会の教える新しい農業技術の方を頼るようになってきた。教会はホロのような土着の神を信仰する村は「異端」だと言って協力してくれない。だから村人たちはホロをあまり大事にしなくなり教会に阿るようになってきた。そういう時代の変わり目であったのですが、ホロはそんな現状に嫌気がさして北方の故郷に帰りたいのだという。

そういうわけでクラフトはホロと共に旅をすることになった。クラフトにしてみればホロに親切にすれば自分もホロの加護を受けられるかもしれないという想いもあるのだが、クラフトもまたホロを神の座から追いやった新しい時代の経済原理で生きている人間なのであり、こうした時代感覚の違う2人の旅がどうなっていくのか興味深い。今回はほんの導入が描かれただけだが、次回以降に2人の旅が本格的に始まるのが楽しみです。良作の予感がしますね。実際、原作や旧作アニメを知る人はみんな名作と言っていますし、期待していいと思います。