2024冬アニメ 1月20日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2024年冬アニメのうち、1月19日深夜に録画して1月20日に視聴した作品は以下の5タイトルでした。

 

 

葬送のフリーレン

第19話を観ました。

今回はいよいよ一級魔法使い選抜試験が盛り上がってきました。私は個人的にこの感じは好きですね。普通にバトル展開が盛り上がって来て面白いんじゃないかと思ってしまう。「葬送のフリーレン」という作品の本来の魅力とはちょっと違う楽しみ方なのかもしれないですけど、私はそもそもその本来の「フリーレン」の魅力をイマイチ楽しみ切れていなかったタイプなので、こっちの方が単純に性に合っているのかもしれない。

いや、アニメ評論家に言わせればこんなものは「ハンター×ハンター」のハンター試験のパクリでしか無いんでしょうけど、私は「ハンター×ハンター」という作品そのものがあまりにもガキっぽくてつまらないので見ていなかったタイプですから、パクリだとかどうでもいいです。アニメ好きの古参オタクって、なんでも「ハンター×ハンター」のパクリだとか言ってバカにしますけど、全てのアニメファンが「ハンター×ハンター」を観てる前提で語るところが頭おかしいとしか言いようがない。

何のパクリだとか、何の実質的続編だとか、そういうキモいカテゴライズは無しで、私は1つの作品として、この「フリーレン」の一級魔法使い試験編は現状楽しんでます。まぁ次回あたりで飽きてるかもしれませんけど、とりあえず現状は楽しいんじゃないかなと思う。フリーレン達がシュティレを捕えるまでの過程も良いですが、各チームがバトルに向けて動いていく様子がワクワクしますね。

今回のエピソードで見えてきたのは、この一次試験でチェックされている項目です。まず鳥型の魔物に襲われないように回避する基本的な魔力探知能力の有無。次いで、シュティレという厄介な鳥を捕獲するためにチーム内の魔法の連携が取れるかどうか。そしてシュティレを狙ってくる他のチームとのバトルを勝ち抜ける対人戦闘力の有無。これらは全て魔族との戦いに必須のスキルばかりであり、今の時代の魔法使いにそういう能力を求める魔法教会の考え方が時代遅れだとデンケンあたりは批判していますけど、これから北方に向かうフリーレン達にはそれらは必要な能力といえます。というより、フリーレンやフェルンはそうした能力を鍛える実戦は既に経てきています。ただ、この試験で更に得るものも多そうです。特に連携に関しては、組む相手が変われば連携の在り方も変わってくる。そのことを前回からカンネとラヴィーネと組んでフリーレンも実感しました。

まず今回メインはフリーレン達がシュティレを捕まえるパートなんですが、いきなり不真面目なことを言って申し訳ないんですが、ずっとカンネの太腿とか尻ばかり見てました。いや、もともとムチャクチャ作画が良い作品なんですけど、前半パートは肌の露出が少なめだったものですから、この一級魔法使い試験編が始まってから新登場のヒロイン達の肌の露出が急に激しくなって、ちょっと刺激の強さに感性が狂わされてる感があります。てゆーか、カンネの場合は明らかに尻と太腿を強調したカットが多めでしたから、この楽しみ方は制作陣の公認の楽しみ方だと自負させてもらってます。

フリーレンがお婆ちゃんだから古い時代の「鳥を捕まえる」民間魔法を知っていたり、その使用範囲が狭いのでシュティレに近づくために作戦が必要であったりして、フリーレンが考えた作戦は、カンネの水を操作する魔法を使って、魔力を込められた水にはシュティレが警戒して近づかないから、ワザと試験範囲内の水を減らした上で最大の水源である湖をラヴィーネの魔法を凍らせて、更に小さな水たまりにいちいちカンネが魔力を込めて回ってシュティレが水を呑む場所を狭めていき、残った水源である池のほとりで待ち構えたフリーレンが魔力を消して待ち伏せておいて、肩にとまったシュティレを民間魔法で捕えるという見事な連携プレーでした。

そして、この作戦は他の組にも気付かれないように巧妙に仕組まれたものであったのですが、デンケンだけはフリーレンの作戦を見破って、フリーレンがシュティレを捕える瞬間に魔法力を解放する瞬間を待ち構えており、それでフリーレンの居場所を察知したデンケンの指示でデンケンの組がフリーレンの組を急襲してバトル開始というところで今回は終わり次回に続きます。

一方でいち早くシュティレを捕えていたフェルンの組はやたら戦闘力の高そうなヴィアベルの組に襲われ、ヴィアベルはあのヤバそうな女魔法使いのユーベルとタイマンバトルとなり、フェルンは魔法を巧みに使うエーデルとタイマンとなるが、フェルンはエーデルがその組で一番強いと判断します。しかしエーデルは戦えばヴィアベルが一番強いと言う。一方エーデルはフェルンが基本的な魔法しか使わないのが古臭い戦い方だと指摘するが、フェルンは実戦では基本的な魔法しか使わないのがフリーレンの教えなのだと言う。そして、今の時代の魔法使いが相手なら基本的な魔法で十分勝てるのだとも言う。このあたり、魔法を使った戦いというものに関する考え方の相違があって興味深い。次回そのあたり掘り下げられるのを期待したいです。

 

 

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。

第2話を観ました。

今回はアイビーが森の中でサバイバル生活を送っている場面から始まり、近くに村に降りていき親切な人々に出会って居場所が出来そうになるのですが、自分の手配書がその村にまで貼られるようになったので、せっかく見つかりかけた居場所を捨てて逃げねばならなくなります。何とも切ない話なのですが、そもそもアイビーが生まれた村を追われるに至った経緯が詳しく描かれていないので、どうしてアイビーがこんな理不尽な目に遭わねばいけないのかがイマイチ実感をもって伝わってこないんですよね。それから、時々アイビーが独り言を言ってる場面はやはり前世の自分と会話してるみたいなんですが、普通の転生描写とはちょっと違う二重人格のようなこの描写の意味がよく分からない。その前世の声の方が聴こえてこないので、アイビーが単に独り言を言ってるだけに見えて、ちょっと中途半端な描写なんですよね。何なんだろうコレは。

ストーリーの方はアイビーが頑張ってるし作画も良くて、そんなに悪くはないんですが、やっぱり地味ですね。それにスライム絡みの描写は今のところ意味不明で、たぶんこのスライムが特殊な力を持つようになるんだろうなとは思うのでもうちょっと様子見すべきなんでしょうけど、基本的に地味でパッとしない話で、キャラの魅力が特にあるわけでもないし、意味の分からない場面も多いし、やっぱり視聴はまだキツいですね。ただ様子見しているうちにちょっとずつマシになっていきそうではあります。

 

 

魔女と野獣

第2話を観ました。

今回は魔女による連続猟奇殺人事件を描く話の前後編の前編みたいでした。ただ、それは後半パートからであり、前半パートはこの物語のメインキャラであるギドとアシャフの普段の仕事ぶりを描いて、この2人の置かれた状況をおさらいするような内容となっていました。前回もこの2人の言動から大体はこの2人の置かれた状況は推察することは出来たのですけど、前回は魔女とのバトルを描くことに主眼が置かれていて、あまりそのあたりは説明的ではなかった。それを今回の前半パートでは非常に分かりやすく描いてくれたのだといえます。また今回の後半パートも、一応は連続猟奇殺人のパートには入っていますが、刑事からの質問に答える形でギドの抱える事情についての説明が行われており、逆に連続猟奇殺人の件に関してはあまり目ぼしい情報を描かれませんでした。だから今回は主にキャラ紹介エピソードであり、連続猟奇殺人のお話は次回がメインなのだと思います。ただ、このギドとアシャフに関するキャラ情報は前回の内容でほとんど推測出来ていたことの域を出ていないので、個人的にはそんなに目新しさは感じなかった。でも改めて分かりやすく説明してくれたのは良いことだし、軽妙なドラマの中で上手に説明してくれたので気持ち良く見ることは出来ました。キャラ紹介エピソードとしては優秀だったと思います。

まずギドとアシャフは脱走した魔獣を無傷で捕まえてほしいという金持ちの蒐集家の難儀な依頼を受け、ギドは魔女絡みの案件じゃないと知ってサボりますが、アシャフが水の玉を作ってそれで魔獣を溺れさせて無傷で大人しくさせて捕えて依頼をこなす。そこでアシャフの口から「魔術絡みの厄介事」ならば何でも解決するのが彼らの所属する「魔響教団」の仕事なのだと説明があります。

そして、その後の食事のシーンで、ギドは魔女に会うために魔響教団に所属しており、魔女絡みの事件以外はやる気が無いということが分かるが、アシャフの言うには、魔響教団がギドの目的に全面協力する代わりに、ギドは教団の任務に従事するという約束になっているのだと言う。だからギドが魔女絡みの事件以外をサボるのは約束違反なのだが、ギドはアシャフのところに来る任務が魔女に関係の無いものばかりなので騙されたように思えて不満なのです。しかしアシャフは魔女絡みの任務は自分たちに優先して回ってくることになっているのだと言い、それでも魔女絡みの任務自体がもともと少ないのだから仕方ないのだと言う。

この後、2人は魔道具に関する依頼をこなして、また魔女絡みの事件でないのに変に期待をもたされてギドがキレかけるという展開となりますが「過ちは賢さへの近道」だとか煙に巻くようなことを言ってアシャフは1ヶ月後に次の任務の書かれた黒い封筒を受け取る。黒い封筒は魔女に関わる任務の証です。海の向こうのハイデンという街で魔女による連続猟奇殺人事件が起きているという。しかも「魔本」というものも関わっているらしく、アシャフは「骨が折れるな」と言う。

そうしてハイデンにやって来た2人は市警の事件捜査の指揮官にして市警唯一の魔術師であるヘインズ警部と接触し協力を申し出ます。そしてアシャフは本来は魔女の事件は聖騎士団が管轄のはずなのに市長が聖騎士団の介入を拒んでいて、ヘインズもそれに抗議していないのは不自然だと指摘します。それに対してヘインズは逆にどうしてギドとアシャフが魔女事件に首を突っ込むのかと不審がる。そして自分の張った結界の中では嘘は通じないというヘインズのハッタリによって、アシャフはギドが呪いを解いて復讐するために魔女を探しているのだという事情を話します。それを聞いてヘインズはギド達を信用すると言う。個人的な復讐のために動く人間の方が信用出来るのだそうです。そういうわけで次回は解決編のようです。楽しみですね。

 

 

佐々木とピーちゃん

第3話を観ました。

今回は佐々木が異世界でミュラー子爵から戦争のための食糧や資材の調達をお願いされる話から始まります。前回は魔法少女みたいなのに出会う話で終わったはずなんですが、魔法少女関連の話は今回は無かったです。そして異世界での戦争はミュラー子爵の仕えるヘルツ王国は敗色濃厚なんですが、もともとピーちゃんはこのヘルツ王国を支えていた魔術師だったのだが謀殺されてしまったそうで、ミュラー子爵もピーちゃんの前世とは旧知の仲だったようで、そういう縁もあって佐々木はミュラー子爵の依頼を受けて食糧や資材を調達します。

ところがその後、ミュラー子爵が死んだという。この死の経緯なども今回は描かれなかったので、ちょっと拍子抜け感があった。今回の話の流れを見た感じ、子爵の死の経緯について今後も描かれることは無さそう。その後、佐々木はミュラー子爵の跡目争いに巻き込まれないようにということで子爵の娘のエルザをマルク商会で預かることになったが、佐々木は子爵の執事に変な頼まれごとをするというところで今回は終わり次回に続きます。なんか跡目争いに巻き込まれそうですね。その他、細かい描写は色々とあったが、どうも話が淡々と進んでいってるだけであまり山場も無い。どうも良くないですね。

 

 

治癒魔法の間違った使い方

第3話を観ました。

今回はウサトの「リングルの闇」と呼ばれる森での試練が描かれます。この森でグランドグリズリーを狩るまで帰ってきてはいけないと厳命されてローズによって森に放り込まれてしまったウサトは覚悟を決めてグランドグリズリーに立ち向かうが全く敵わず逃走します。その後、森の中でサバイバル生活を送りながら、知り合ったウサギの魔物の案内でグランドグリズリーの巣を発見したウサトはグランドグリズリーの弱点を探るために生態を観察します。

そうしているうちにグランドグリズリーの一家を見ていると和んできてしまうウサトであったが、一方で森の中で危険なムードのある大蛇の魔物にも遭遇する。そして遂にグランドグリズリーと勝負しに行こうと決意して巣に向かったところ、グランドグリズリーは子熊を残して何者かに惨殺されていた。それがあの大蛇の魔物の仕業だと気付いたウサトは怒りが湧き上がってきてグランドグリズリーの仇を討とうと決意して大蛇の魔物に立ち向かっていく。

ここから激アツ展開で、ウサトは大蛇の片目を潰してから死角に潜り込み、尻尾で叩きのめされても自分に治癒魔法をかけて回復して再び攻撃を仕掛け、腕を噛まれても噛まれたまま自分を治癒して大蛇の口の奥にナイフを突き立てる。大蛇の毒に蝕まれるが、それもサバイバル生活の中で会得した解毒魔法で回復して、子熊のアスシトもあって大蛇の脳天に杭を打ち込んで倒す。それで魔力切れとなって倒れ込むウサトであったが、大蛇は復活してまた襲ってこようとする。しかし、そこにローズが突然現れて大蛇を倒す。

実はローズはずっと森の外れに潜んでいて、ウサギの魔物はローズの送り込んだ連絡員だった。それで危機を知ったローズが助けに来てくれたのだが、ローズも大蛇の魔物が現れるのは想定外だったようです。この大蛇の魔物は魔王軍によって改造された魔物で、以前の戦争の時に仕留め損ねていたものらしい。とにかく想定外の成果を上げたウサトはローズに戦場に立つ資格を得たと認定され、そして、もうすぐ魔王軍が攻めてくると告げられる。そういうわけで次回から実戦編に入っていきそうですね。修行編も悪くはなかったですけど、やっぱり地味ですからね。実戦編が待ち遠しいです。