2023秋アニメ 11月25日視聴分 | アニメ視聴日記

アニメ視聴日記

日々視聴しているアニメについてあれこれ

2023年秋アニメのうち、11月24日深夜に録画して11月25日に視聴した作品は以下の3タイトルでした。

 

 

葬送のフリーレン

第12話を観ました。

今回は面白かったですね。やっぱりこの作品は「分かりやすさ」が魅力ですよね。人気があるのも理解できます。やっぱり今は「分かりやすさ」がウケる時代ですからね。「分かりやすい」とはどういうことかというと、分かりにくい部分は中途半端に触れずに放置しておき、分かりやすい部分だけしっかり描くということです。それが徹底できる作品は人気が出ます。今期の人気作である「呪術廻戦」「葬送のフリーレン」「薬屋のひとりごと」「SPY×FAMILY」はみんなそういう作品です。ただ「分かりにくい部分」というのはその作品の物語において真に描きたい核心部分ですから、普通はどうしてもそこに触れたくなるものです。だから、そこをあえて回避しながらそれなりに面白いものを作っているのは大したものだと思います。但し、私は個人的にはその「分かりにくい部分」をガッツリ描いてくれる作品が好きだし、一番面白いと思ってしまう。そういう感覚は世間一般のアニメファンとはちょっとズレがありますね。

まぁそれでも今回の「フリーレン」は面白かったですよ。というか、先だってやっていた「断頭台のアウラ編」なんかの方が中途半端に核心に触れてる感があってイマイチで、むしろ今回みたいなキャラの魅力に振り切ったエピソードの方がこの作品の魅力がちゃんと出てる気がして好印象です。

雪山で居眠りしたフリーレンをシュタルクが抱いて運ぼうとするのをフェルンが嫉妬して嫌がったり「えっち」って言ったりするところとか、剣の里の集落の長がロリ幼女だったりとか、ヒンメルが魔王を倒せば偽物の勇者でも本物の勇者でも関係ないと言ってイケメンだったり、フェルンがシュタルクの誕生日プレゼントをどうしようか悩んだり、フリーレンが服が溶ける薬をプレゼントしようとしてフェルンに折檻されて全裸になったり、シュタルクが雲を見てエッチな妄想をしていてフェルンがガッカリしたり、フェルンがシュタルクの最高の相棒だったり、フリーレンのハンバーグを作るお料理姿が可愛かったり、シュタルクの兄シュトルツだけがシュタルクを精一杯頑張った戦士だと認めてくれていたことを知ってシュタルクが過去の罪悪感から救われたり、最後もやっぱりフェルンに「えっち」と2回も言われてしまったりして果報者だったりして、色々と笑えて泣ける良いお話でした。

 

 

カノジョも彼女 Season2

第20話を観ました。

今回はこの2期の最終章にあたる「沖縄旅行編」への導入が描かれたエピソードでしたが、それは後半パートのことであり、前半パートは前回の夜這い編に引き続きの下着編ともいうべきおバカでエッチなコントが繰り広げられました。これが前回に引き続き、かなりバカバカしくて笑えました。そして後半パートでは沖縄旅行編への導入が描かれましたが、その仕上げとして皆で水着を買いに行くことになり、ここでもバカバカしいコントが繰り広げられるが、ここでまさかの展開となって4人のヒロインの相関図に劇的な変化が生じます。その際、全くどうでもいい話と思われた前回の夜這いコント編がまさかの伏線となっていましたので、やはりこの作品はバカみたいに見えて脚本力が高いといえます。

まず冒頭、新たに引っ越してきたミリカも交えての生活にも数日経ってようやく慣れてきた直也たちであったが、ミリカが洗濯を終えたブラジャーを庭に干したことから騒動が勃発します。ミリカの巨乳用のブラジャーに嫉妬した貧乳コンビの咲と紫乃がミリカに嫌味を言ってつっかかり、どうせ直也の気を引こうとしているのだろうとか言ってネチネチ絡む。それで、そこに丁度やって来た直也にも文句を言ってもらおうと思って咲がミリカのブラジャーを指さして「直也はどう思う?」と意見を求めたところ、直也はブラジャーの感想を求められているのだと勘違いして、じっとブラジャーを見つめた後、素直に「ドキドキするね」と答えてしまう。

それを聞いてミリカは嬉しがりますが、咲はカンカンに怒り、渚も紫乃も直也の節操の無さに呆れます。しかし直也はミリカにも正面から向き合うという約束なので出来るだけ嘘を言いたくないのでミリカのブラジャーに対しても素直な感想を述べただけであり、別に咲たちを裏切ったつもりなど無いので非難されるのは心外でした。それで直也は「咲ちゃんと水瀬さんのブラジャーを見ればもっとドキドキするよ!」と言い出す。確かに直也はミリカのブラジャーを見てドキドキしてしまったが、それは惹かれている女の子のブラジャーを見たからであった。だったら「大好きな彼女」である咲や渚のブラジャーを見れば、それ以上にもっとドキドキするのだから、別に自分は咲と渚を裏切ってなどいないのだというのが直也の主張です。

この直也の主張を聞いて、いきなり自分たちのブラジャーの話になって最初は照れて驚いた咲と渚であったが、直也の熱い説得に次第に感動する。これで一件落着のはずであったのだが、直也は2人に自分の揺るぎない愛を示すために、そこから更に一歩踏み込んで「証明させてほしい!」と2人に迫る。そしてミリカからスマートウォッチを借りて自分の手首に嵌めて心拍数測定モードにして、そうして咲たちのそれぞれのブラジャーを見た時の自分の心拍数を測って、それでちゃんと咲や渚のブラジャーを見た時の方がミリカのブラジャーを見た時よりもドキドキしているのだということを実験で証明したいのだと、直也はアホなことを言い出す。

しかしそんな下らないことのためにブラジャーを見せるのは嫌だと咲は抵抗するが、内心では自分の貧乳ブラではミリカの巨乳ブラに負けてしまうのではないかと危惧している。もし自分のブラを見た時の直也の心拍数がミリカのブラを見た時の心拍数よりも下だったりしたら彼女の面目丸つぶれだからです。だがミリカの方は逆に自信満々なので、これは直也に本当は貧乳の咲よりも巨乳の自分に惹かれているのだと自覚させるまたとない好機と思い、さっきのブラジャーを持ってやってきて直也に見せつけてくる。そうして実験開始となり、直也がミリカのブラジャーを見た時の心拍数はぐんぐん数値が上昇して「186」に達したところで止まった。

たかがブラジャーにさすがにドキドキしすぎの数値ですが、それだけ直也がミリカに惹かれているということなのでしょう。予想以上に高い数値に直也自身も驚き、ミリカは大喜びし、咲はブチ切れますが、直也はきっと咲や渚のブラの方が高い数値になるはずだと弁解する。すると、そこに渚が自分のブラジャーを持って恥ずかしそうにやってくる。渚は直也の自分たちへの愛情を素直に信じているので、直也がきっと自分のブラジャーを見てミリカ以上の数値を出してくれるはずだと思い、恥ずかしいけど直也の実験に協力しようとしてくれているのでした。

ただ、どうしても恥ずかしいので、せめて自分の持っているブラジャーの中で一番見た目が良いものを選んで持ってきたのですが、それを見て、普段から渚の下着も細かくチェックしている咲が「渚ちゃんの一番可愛いブラジャー」だと言い出し、それを聞いた直也がそれを渚の「勝負下着」だと勝手に決めつけてしまう。それで直也はそんな大事な勝負下着を見せて貰えるということに猛烈に感激し、そのせいで渚はものすごく恥ずかしくなってしまう。そうした恥じらう渚の姿も可愛くて、直也の心拍数は急上昇して「220」にまで達する。

なんかあまり対等な条件の勝負でないような気もしますが、とにかくこれで渚はミリカに勝利して「彼女」としての面目を保ちました。これであとは咲がミリカ以上の数値を出せれば万事解決ということになりますが、咲はどうにも自信が無い。渚もミリカほどではないが十分に巨乳であり、渚がミリカに勝てたのだって巨乳だったからなのではないかとも思える。この巨乳2人の実験の後で自分の貧乳ブラを見せて直也の心拍数が低いものであったらあまりに惨めすぎると咲は思った。それに、もし「大好きな彼女」だからという理由でミリカには勝てたとしても、同じく「大好きな彼女」である渚に対してはその点では優位に立てるわけではない。ならば渚との勝負で勝敗を分けるのは結局はカップの大きさなのではないかとも思える。ならば、もし渚に負けてしまった場合は「貧乳だから負けた」ということになってしまい、それはそれで惨めだと思えた。

それで咲は「渚ちゃんに負けるのは嫌だ」と言ってブラを見せるのを嫌がりますが、直也は「俺は2人を等しく好きだから理論上は同じ数値になるはず」とムチャクチャなことを言い出す。だが、ここまで言われて引き下がっては、まるで自分が直也の愛情を疑っているかのように受け取られかねないと思い、咲は進退窮まってブラを見せることを決意する。しかし困ったことがあった。咲はお気に入りのブラをクリーニングに出してしまっていて、あまり良いものが手元に残っていなかったのです。それでは一番可愛いブラを出してきた渚との勝負であまりに不利でした。

そこで咲は禁じ手を使うことを決断する。それは自分が今装着しているブラジャーを外して、その場で直也に見せるというものであった。これで直也は、今まさに咲が身体に着けていたというホヤホヤの生々しさに興奮しまくってしまい心拍数は急上昇し、なんと宣言した通りに渚と同じ「220」を叩き出す。アホみたいな話だが、2人の彼女に対する誠意で自分の心臓までコントロールしてしまうその心意気に、ここまでくるともう尊敬するしかない。

この結果を承けて咲はミリカに対して勝ち誇り、ミリカは咲が反則技を使ったと言って抗議する。一方で、こうした実験の蚊帳の外であった紫乃は、一連の騒動を見ていて「もし自分のブラを直也が見たらどんな数値が出るのだろう」と秘かに妄想していた。そうしていると、ミリカが今度は自分が今着けているブラを外して直也に見せて咲と対等な条件で再勝負するとか言い出して、服を脱ぎ始めようとするので、思わず紫乃はそれを止めようとしてミリカに歩み寄る。ところが途中でつまずいてしまい、毎度のドジスケベで直也に馬乗りになってしまい、しかも服が捲れ上がってしまい、ブラジャーに覆われた胸を直也の顔に押し付けてしまう。すると直也の手首に巻いたままだったスマートウォッチの心拍数計の数値が急上昇していき、咲や渚の叩き出した「220」にグングン迫っていく。

これはマズいと思った直也は自分の心臓を目掛けてパンチを繰り出して心臓を一時的に停止させ、心拍数の上昇にストップをかけけ、その結果、心拍数計の数値は「219」で止まったのでした。ハートブレイクショットじゃないんだから、もうムチャクチャですけど大切な彼女2人を落胆させたくないという直也の執念には脱帽です。渚は意識を失ったままの直也を「大丈夫ですか?」と心配し、咲は「よくやった直也!」と称賛する。ミリカは彼女でない貧乳の紫乃にまで負けたことに腹を立て、紫乃が反則技を使ったと言って抗議しますが、紫乃は「あのままいけば咲たちに勝っていたかもしれない」とドキドキし、もしかしたら自分にもチャンスがあるのかもしれないと思ったりするのでした。

そして、ここからは話が変わって、咲が直也に「海に行きたい」と言い出して、せっかく夏休みなのだから「夏の海で素敵な思い出を作ろう」ということになる。咲が沖縄に行きたいと言うので予算と相談して一泊旅行なら可能ということになり、沖縄への一泊旅行が決定し、直也と咲と渚だけでなく、紫乃もミリカも一緒に行くことになる。だが咲がどうしても二泊三日旅行にして、丸一日沖縄を満喫する日が欲しいとかワガママを言い出して、予算が足りなくて直也は困ってしまう。それで直也がミリカに借金するとか言い出すので紫乃が制止して、仕方なく助け舟を出してくれる。実は紫乃の親は金持ちで、沖縄に別荘を持っているらしく、全員そこに宿泊出来るように手配してもらい、これで宿泊費を浮かすことが出来て、5人で行く沖縄二泊三日の旅行が決定したのでした。直也は紫乃に感謝して「何でもお礼をする」と言うので紫乃はちょっと期待してしまう。

そして皆で沖縄に行ってやりたいことなど言い合ってワイワイしていると、沖縄旅行でこそ咲が直也とキスしなければいけないという話を渚が言い出し、咲も直也も張り切りますが、紫乃は「どうせまたムリなんでしょ」と冷めた反応をする。花火大会の時もチャンスがあったのにキス出来なかった咲を揶揄しただけだったのですが、咲は「もしかして私と直也がキスしてほしくないの?」と聞き返す。これも咲が紫乃をからかい返しただけだったのだが、紫乃は図星を突かれたような気がして動転します。そして話の流れで咲と渚とミリカの3人が「沖縄で誰が直也とキスするか勝負だ」という話になって盛り上がっているのを見て、紫乃は羨ましくなってちょっと落ち込みます。そして、その紫乃の様子の微妙な変化にミリカが気付き、何かに気付いたような表情を浮かべるのでした。

そうして5人で沖縄旅行に向けて水着を買いに行くことになり、ショッピングモールに出かけることになりました。店に入ると咲は自分の好みの水着を吟味しつつも、直也に「好きな水着を自分たちにプレゼンして気に入ってもらえれば沖縄でその水着を着た姿を見ることが出来るかもしれないわよ」というゲームを提案して、直也にも自分たち用の水着を選ばせようとする。それに直也は喜んで乗っかり、咲たちの水着をチョイスする。

そうしてまず直也は咲のためにスポーティな感じのビキニの水着をチョイスしますが、咲はそれが採用になったかどうかは沖縄のビーチに着いてからのお楽しみだとか言って直也を焦らして遊ぶ。一方で直也は渚には可愛い感じの白いビキニをチョイスしますが、渚は即決でそれを買うと宣言するというチョロさ全開っぷりを見せる。そしてミリカが自分用の水着を教えるようにと迫ると、直也はなんと「少し肌の露出を抑えてほしい」と言ってスクール水着をプレゼンし、ミリカはダサいから嫌だと言って嫌がるが、もしかしたら直也がスク水フェチなのかもしれないと深読みして、スク水を買うことにする。

そういうアホみたいなことをしていた直也であったが、紫乃に対しても気を遣って自分の良いと思った水着を選んでくれていた。紫乃は自分はそのゲームは関係ないと思って自分で水着を選んでいたのだが、直也に水着を選んでもらってドキドキする。ついでに咲も紫乃に着せようと思ってスケベな水着を選んでいたが、それは論外として、紫乃は自分の選んだ水着と直也に選んでもらった水着のどっちにしようかと迷ってしまう。直也に選んでもらった水着を着て沖縄のビーチで直也と過ごせたら楽しいだろうとも思えたが、そのせいで自分が直也を好きだということがバレてしまうのではないかという怖さもあった。

しかし紫乃はそれぐらいのことで自分の気持ちがバレたりはしないだろうと思い、直也にはたまたま自分の好みと一致したからとでも言っておけば大丈夫だと考えることにした。何より、直也の好みの水着を着た姿を見せることで、少しでも直也の気を引くことが出来たら自分にもチャンスが訪れるのではないかという淡い期待にどうしても抗えなかった。それで紫乃はこっそりと他の皆にバレないように直也のチョイスした方の水着をレジに持っていって購入したのでした。

だが、レジを出たところでミリカが紫乃を呼び止めて「前から思ってたんだけど、お前、直也のこと好きだろ?」と聞いてくる。紫乃は動転してしまい、水着を買うのをミリカに見られてしまって自分の気持ちがバレてしまったのかと思い焦りまくりますが、とにかく上手く誤魔化して切り抜けようと思い、この水着は直也に選んでもらったから買ったのではなくてデザインが気に入っただけだとか、直也に好かれたいと思って選んだわけじゃないとか言って必死に弁解する。

しかしミリカは別に水着を買うのを見ていたわけでもなく、そもそも直也が紫乃の水着も選んでいたなんて知っていたわけでもないので、聞かれてもいないことで必死に抗弁する紫乃の姿を見て、むしろよほど後ろめたい想いを隠しているのだということが分かってしまい、紫乃が直也に好かれたいと思っていることを確信してしまう。それでミリカは「必死すぎ」と言って笑いだし、紫乃はあくまで否定しようとして「必死じゃない!」と言い返す。

そうやって2人が騒いでいると、そこに咲がやってきて「どうしたの?」と聞いてくるので、紫乃はミリカは咲に余計なことを言うのではないかと恐れて、慌ててミリカの手を掴んで、トイレに行くと嘘を言って咲を誤魔化してミリカを連れて走り去る。そうして人目につかない場所でミリカと2人っきりになると、紫乃はあくまで誤解だと言い張り、どうしてそんな誤解をしたのかとミリカを問い詰める。するとミリカは、その根拠として「お前、直也と寝た時にエロい誘惑をしただろう?」と言い出す。

それで紫乃はビックリして「なんで知ってるの!?」と問い返す。前回の話で4人で交代で直也と一緒に寝るという話で、トップバッターとなった紫乃は自分にチャンスがあるか確かめようとして直也を誘惑して、直也もそれを試練だと誤解してエスカレートしてしまい、最終的には紫乃は裸にまでなっていた。あのことは直也しか知らないはずなのに、どうしてミリカが知っているのだろうと紫乃は混乱してしまったのでした。

しかし紫乃の反応を見たミリカはニヤリと笑って「やっぱりな」と言う。ミリカは紫乃が直也を誘惑したことを知っていたわけではなく、そうなのではないかと疑って紫乃にカマをかけていただけだったのです。紫乃は動転してまんまとその罠に引っかかってしまい、自ら「直也を誘惑した」ということを認めてしまったことになります。

しかしミリカがどうして紫乃が直也を誘惑したのではないかと疑いを抱いたのかというと、それについてミリカは「お前と寝た後の直也の反応が変だったし、怪しんでたんだよ」と言う。厳密には、紫乃と寝た後の直也の反応を見た時点ではミリカはそんな疑惑は抱いていなかった。前回の話で紫乃の当番の後で直也が「自分をギリギリ抑えた」とか言ってるのを聞いて、次の当番だったミリカは「直也は好きでもない貧乳女にも欲情してしまう性欲モンスターだったのか」と誤解して身の危険を感じていたぐらいです。だが、そうして警戒して臨んだ自分の当番回でミリカは直也の言葉を誤解してタガが外れて自分から誘惑しまくってしまったのだが、それでも直也はミリカを襲ったりしなかった。その時にミリカは「何かおかしい」ということに気付いたのです。直也は性欲モンスターなどではなかった。それなのに紫乃と寝た時に自分を抑えるのがギリギリだったと言っていた。それはつまり、紫乃がよほどエロく直也を誘惑したということなのではないかとミリカは疑惑を抱いたのです。

その後、ミリカは紫乃を観察するようになり、今回も沖縄旅行で直也とキスをするいう話をしている時も紫乃の様子が変だったことにもミリカだけは気付いていた。それで紫乃が水着ショップで1人になっているのを見て声をかけたら、必死で直也に好かれたいわけじゃないなんて聞かれてもいないことを言い訳し始めて、どうやら疑惑は確定だと思ったところで、トドメにカマをかけてきたところ、紫乃が見事に引っかかってくれたというわけです。

そうやって紫乃が直也をエロく誘惑したという事実を掴んだ上でミリカは、更に紫乃の直也への想いを確認するために「好きでもない男にそんなことしないよな?」と問いかける。すると紫乃は自分の想いだけはバレるわけにはいかないと思い、エロい誘惑をした事実は認めた上で、それはあくまで咲に頼まれて、咲のためにやったことだったのだと弁解する。直也にもそう言ってあることだし、それで押し通すしかないと紫乃は思った。だがミリカは「じゃあ咲にこのことを言う」と言い出す。それは困ると思った紫乃はミリカを引き留めて「お願い、言わないで」と懇願するしかない。それに対してミリカは「なんで?」と理由を問う。咲に頼まれたことならば、咲に知られて困るはずがない。それなのに咲に報せないでほしいというのはどういう理由なのか説明するようミリカは求めるが、紫乃は理由を説明することが出来ない。それで黙り込んでいると、ミリカはやっぱり咲に聞いてくると言い出すので、紫乃は進退窮まってしまい、もう本当の理由を言うしかなくなってしまった。

咲にこのことを知られてはいけない本当の理由は、そもそも紫乃が直也を誘惑した理由が、咲に頼まれたからでも、咲のためでもないからです。全て紫乃の意思でやったことなのであり、それはつまり紫乃が直也のことを好きだからなのです。そういう真実をもう紫乃はミリカに白状する以外無いところに追い込まれてしまった。そうして紫乃は「そうよ、私は向井くんが好きなの」とか細い声で白状した紫乃は「でも絶対に秘密にして!友達の彼のことが好きだなんて絶対に知られるわけにいかないの!」と強くミリカに懇願する。

それに対してミリカは「いいぜ」とこの件を秘密にすることを約束してくれるが、その交換条件として沖縄旅行で自分と手を組むようにと紫乃に要求してくる。旅行中は自分の命令に従って、自分が直也と2人っきりになれるように立ち回るようにと、ミリカは紫乃に要求する。つまり紫乃に親友の咲を裏切って自分が直也を落とす作戦の味方をするようにと言っているのです。そんなこと出来るわけがないと拒否しようとする紫乃でしたが、拒否すれば紫乃が直也のことを好きだと咲たちにバラされるのですから、紫乃はミリカの要求を拒否することが出来ない。

更にミリカは「もし予想以上に役に立てたら、お前にも直也と2人きりになれる時間を作ってやる」とも紫乃に言ってくる。つまり、お互い協力し合って直也を誘惑しようということです。確かにミリカも紫乃もお互い直也のことを好きなのに直也の彼女にはなれていない者同士です。何も積極的に行動しなければ、沖縄に行っても直也と咲と渚が仲良くしているのを指を咥えて見ているだけで終わってしまいという意味で同志的立場といえる。だからそんな2人で協力して活路を切り開こうという提案をミリカはしてきているのです。ミリカが脅迫して紫乃を従わせているだけみたいに見える2人の関係だが、実際は考えようによっては2人ともにメリットがある建設的な関係にもなり得るのだとミリカは誘惑してくる。だが、それは紫乃にとっては親友を裏切るということも意味している。葛藤する紫乃であったが、咲に申し訳ないという想いと、このまま直也に振り向いてもらえのは嫌だという想いが心の中でせめぎ合い、結局、紫乃は後者の誘惑に屈してしまい「分かったわ、協力するわ」とミリカに応えてしまう。

そんな紫乃に向かってミリカが「友達のためとか言って男を横取りしようとするとか、なかなかクズだなお前」とからかうので、紫乃は「そんなんじゃないから!」と否定する。それでミリカは意外に想い「じゃあ三股狙い?」と問い返し、紫乃は「そうでもなくて」と弁明しながら、実際のところ自分が直也とどういう関係を望んでいるのかよく分からなくなってくる。直也には振り向いてほしいが、親友の咲を苦しめたいわけではない。咲から直也を奪いたいわけではないし、二股は許容している咲だって三股は許容できないだろうから三股もあり得ない。そもそも自分は二股に反対していたはずだと、紫乃は自分の考えがよく分からなくなってしまい、とりえず「今は秘密をバラされたくないから従うだけだから」答えて思考停止する。

するとミリカは「じゃあ直也との2人きりの時間も要らないんだな」と冗談を言ってからかってくる。それに対して紫乃も言われっぱなしでは悔しいので「あなたこそ私に向井くんとの時間を与えて、向井くんが私のことを好きになってもいいの?」と言い返す。だが、それに対してミリカは「好きな奴に好きだとも言えない奴なんてライバルだとすら思ってねぇよ」と嘲笑う。これには紫乃はグウの音も出なかった。どんな厳しい状況でも果敢に直也に想いを伝え続けているミリカをよく知っているからこそ、ミリカが自分を見下すのは当然だと感じたのです。

自分がこれだけアタックしてもビクともしない直也を「あわよくば好きになってもらいたいというワンチャン狙いのヘタレ」である紫乃がどうにか出来るわけがないと、ミリカは紫乃を完璧にダメ出しする。それに対して全く反論も出来なかった紫乃であったが、さすがに「まさかイケるとか思ってたの?チョーウケるんですけど!」とまで罵倒されると、さすがに紫乃も女の意地が燃え上がり「あなたには負けないから!」と泣いて怒り出す。それでも無理だと言うミリカに対して紫乃は「無理じゃないから!」と言い返す。これで紫乃の心にも火が点き、ミリカと紫乃の同盟と共闘関係、そしてライバル関係が成立したのでした。

そうして沖縄旅行へ出発する日となり、5人はそれぞれの思惑を秘めて沖縄へ向けて旅立っていったのでした。今回はここで終わり、次回はいよいよ2期の最終章である「沖縄旅行編」が開幕となります。この2期で物語が終わるわけではありませんが、ここからの残り4話、一気にクライマックス展開となっていくことになります。

 

 

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。

第8話を観ました。

今回は終盤に向けての新展開が始まるところまでの繋ぎのエピソードという印象でしたね。今回のラストで文化祭に向けての動きが始まり、今期のクライマックスは文化祭になるのかもしれませんね。文化祭のクラスの実行委員に海愛が立候補したので月愛も立候補して、月愛が海愛と友達になろう作戦が始まった場面で終わり次回に続くわけですが、海愛は月愛を避けていますからトラブル必至の展開です。月愛に協力を頼まれていた龍斗がどう動くのか楽しみです。

そこに至るまではだいたい龍斗と月愛がイチャイチャしてますが、前回で2人の仲が完全に固まった感がありますから安定感がありますね。ここまでしっかり2人の関係性が描かれているので、糖度高めですけどそんなに凄い嫌な感じは無いです。温かく見守れますね。ただ、ここからどう2人の関係が展開していくのかというと、やはり海愛との関係絡みで喧嘩とかやって雨降って地固まる的な感じから初セックスまで行けば神なんですけど、原作も完結しないのでそこまでは行かないでしょうね。龍斗が「経験ゼロ」じゃなくなったら作品のコンセプトが崩壊してしまいますからね。

ただ喧嘩はあるでしょうね。この2人まだちゃんと喧嘩してませんからね。おそらく海愛絡みなんでしょうけど、浮気とかじゃないとは思います。海愛への接し方の方針の食い違いとかそんな感じでしょうかね。それとか月愛の元カレ登場とか。今回、龍斗が予備校で知り合った浪人生が怪しいような気もするが、アレは笑瑠に関係してる方のキャラかもしれないですね。ただここから終盤に笑瑠メインの話で今期が終わるとかだったらちょっと締めとしてはイマイチな気もする。まぁちゃんと龍斗と月愛の本筋に絡む話だったら別にいいですけど。あとは今回、海愛が龍斗と同じ予備校に入ってきたのは今後の展開に繋がっていくのかもしれませんね。ただ、この作品は割とマジメなので単純に三角関係という感じにはならないと思うんですよね。

そんな感じで今後の展開について考えさせられるようなエピソードであり、今回のエピソード自体には大して中身は無い印象ではありますが、サバゲーの場面は普通に面白かったし、ギャル集団とオタク集団の絡みも楽しめました。だから、そんなに悪くなかったと思います。